ケニアの農村部の女性起業家たち


今回ご紹介するのは、ケニアの女性起業家たちのグループです。

彼女たちは、お互いに支え合いながら、地域や家庭に変革を起こしています。(清田)

https://www.we.org/stories/kenyan-women-build-their-homes-with-financial-literacy-training/

 

 

元炭商人のローズ ・ムタイとTeeh Gaa女性グループの他の15人のママたちが月例集会を開きます。

彼女たちは ナイロビから車で5時間の未舗装道路の先を越えて、フェンスを越え、トウモロコシ畑を通り抜けてホストの家に着きます。
マンダジと呼ばれるチャイやドーナツを通して、女性たちはささやかな貯金を在宅銀行制度の中心であるグループの貯金箱に預け入れます。個人の貯蓄を積み立て、彼女たち自身が起業する際のローンを提供するためです。
 
「これは従来とは異なる考え方です」と、トウモロコシ農家で6人の母親であるローズはこれまでグループがやってきたことを笑いながら説明します。「視野が広がり、自分の小さな土地を耕す以上のことができると気づきました。私は起業できます。」

 

ケニアのナロク郡の農村部の女性たちは長年の夢であった起業のために貯蓄制度を利用します。

この貯蓄システムは、WE(フリー・ザチルドレン)が提供した便利なツールとトレーニングを組み合わせたものです。
 彼女たちは、新米の起業家であり、チャンスの道を切り開き、安定な収入を得る未来を確立するという、ちょっと意味深長な目標を目指します。 

 

女性たちは、互いの夢を支援し、収入を蓄えるために日々切磋琢磨しています。激しい経済的競争は尊重されず、実践もされていません。

 

現在、WEの「収入源の確保」事業は、知識習得に狙いを絞ったコーチングを通じて、ケニアで1,200人を超える女性を支援しています。これまで農村部の農民や若者にスキルと資金を提供していました。(この中には、ME to WE Artisansを通じて追加して雇用された1,400名を超える女性は含まれません。)

 

20の村で、70の女性団体が変化を起こしています。

 

 

2月の会合では、今では立派な起業家となった仕立て屋、店のオーナー、そして山羊飼いらが毎月預恒例の金(100〜500シリング)をしました。書記が会計帳簿にそれぞれの金額を記録していました。
この起業家として欠かせない儀式は、WEの金融リテラシーとリーダーシップ研修から学びました。

 

今やグループの鶏生産者であるローズは、彼女がひそかにに貯めていた数百シリングを追加して預金しました。

彼女は2017年の初めに購入した14羽の鶏のローンをほぼ返済しました。

 

ローズが2013年にTeeh Gaa(キプシギス語であなたの家を建てる)を設立したとき、彼女やその仲間は、普通の家庭の問題を解決することを決めました。

彼女たちは家来客のための十分なカップや皿を持っていないという問題を抱えていました。

 

「来客があるときは、他のママたちにカップや皿を貸してくださいとお願いに行きます」とローズ氏は説明します。
 「そんな状態が持続する訳がありませんでした。私たちはお互いに皿やカップを借り続けることはできません。 自分たちのものが必要です。」

 

Teeh Gaaグループは、食器棚に食器を追加するためのメリーゴーランドシステムを確立しました。
 「私たちは考えました。毎月1人の人に対して何かをするグループを始めたら、どんな変化が生まれるだろうと。」

 

ママたちは毎月少しずつ(カップとプレートは地元の市場でそれぞれ20シリング)貯金しました。村びとリクエストされた品を購入して、各家庭に届けに行きました。

一年も経たずにローズは、ディナー皿のフルセットを手に入れました。

 

 

 

その後、グループの活動は行き詰まりました。

女性たちは、村の新米ママ赤ちゃんが生まれたときに贈り物をするためのお金と食料と水を貯めていたので、新米ママは外出する必要はありませんでした。

しかし、他のものを自分で購入する余裕はありませんでした。

 

「カップとお皿- それが私たちが今までにしたことのすべてです」とローズは言います。

 

グループの設立から2年、その可能性はまだ未開のまま、WEは彼らが復興を手助けしていた村の小学校でプレゼンテーションを行いました。
WEの担当者は、集まった両親が財務管理、予算編成、リーダーシップスキル、さらにもっと学びたいかどうかを尋ねました。
 「Nilifurahi sana,」Roseはスワヒリ語でそう言って、思い出し笑いをします。 「私はとても幸せでした。 『どうぞ、私たちのグループに入って、WEのみなさんで私たちを助けてい下さい』と私たちは言いました。」

 

それは予算編成から始まり、毎月出入りするお金の管理方法を学びます。彼女たちは女性が毎月預金できる金額について議論しました。
 次に、ローンについて学びました。ローンを返済するための期間や決められた金利で(利子は全てグループの貯金箱に戻って、再投資の準備金にします)、集められた資金がどのようにして互いの夢に貸し付けるのかを学びました。
 
会長、書記、会計の選出後、彼女たちは立ち上げの資金で取り組むべきことを決めました。

毎月の会合は、基金へのアクセスの増加とともに、重要な意味を持ちましたが、常に女性たちが女性を対象に「家(生計を建てる」ことを支援していました。
簡単ではありませんでした。女性たちはこれまでそのようなシステム化された方法でお金を貸したことがなく、誰も借りたまま逃げないと信じる必要がありました。
さらに困難なことがありました。ローズは言います。当初の数ヶ月間は貸し付けるにはまだ十分な額ではなく、会計係がしっかり鍵をかけて厳重に「貯金箱」に保管していたことも知っています。しかし、上手くいかないかしれないということを承知のうえでやっていました。

 

 

 

ローズは、鶏舎を経営して、卵と鶏を売ったお金で子どもたちの学費を払い、家で6人の子どもの世話をしたいと考えました。

若い母親にとって炭の売買をしてお金を稼ぐよりも都合が良かったのです。

 

彼女と夫は農家なので可能なときは、トウモロコシを売って補います。
 
彼女の子どもたちは砂糖なしで紅茶を飲むのが当たり前でした。

ケニアで小学校は義務教育ですが、親たちはPTAによって雇われた教師のために維持費、修理費、そして時には給料を支払っています。
 納入金の額はさまざまですが、小規模農家にとっては、学期あたり平均400シリングでさえ払えない場合があります。

それから、制服や教科書、学用品など、高校は1学期数千シリングかかります。

 

10年近くもの間、ローズは週2回午前4時に家を出て7時間かけてメケニュまで歩いていました。

メケニュでは、女性たちは安く炭を買って村の近くで売っていました。
ローズは午前11時から午後4時まで炭を集め、袋2つを山盛りにしてロバに乗せて7時間かけて歩いて帰宅しました。
1日19時間労働が当たり前でした。彼女が説明するように、「成長する子どもたちを学校に行かせるために学費を稼がなければなりませんでした。」

 

WEから財務や起業に関する知識を得て、ローズは2016年に鶏舎の金網を購入するためのローンを組みました。
 他のグループのメンバーは、山羊や牛の購入、縫製事業を始めるためにローンを組みました。
ローズは屋外全域に広がるであろう羊の群れが鶏に近づかないように金網で周囲を保護し、十分な広さの木の小屋を作りました。

彼女は週に2回、学費、貯蓄、そしてローンの返済のためにお金を使って炭を集め続けました。

 

 

2017年に、ローズは最初のローンを返済した後、14羽の鶏を購入するために別のローンを組みました。

彼女はさらに14羽買うためにトウモロコシを売りました。

 鶏舎経営に本格的に参入したローズは、起業の成功に必要な時間とエネルギーを注ぐために炭を購入するのをやめました。
 現在、彼女の家に来た近所の人たちに卵を売っています。家には庭じゅうを駆け回るにわとりの雛がいます。いつでも売ることができます。
 学費、貯蓄、そしてローンの返済には十分です。ローズは誇らしげに所有地を案内します。

 

「私は自分の家を改修したい、家を建てたいと思いました。」とローズはいいます。

「[Teeh Gaa]は家を建てることを意味しますが、私たちは物理的に家を建てることを意味していませんでした。」
 彼女は身振り手振りで皆に合図します。にわとり、新たに加わった玄関前で草を食べている牛、まもなく学校から帰ってくる子どもたちにチャンスを実際に行動に移すことが夢を実現させるきっかけとなります。
 
「私たちが始めたとき、全員が『家を建てる』つもりだと言いました。だから村の仲間が私たちに続いて行動する姿を見るととても幸せな気持ちになります。」

 

(原文記事執筆 :ワンダ・オブライエン 翻訳:翻訳チームメンバー 文責:清田健介)


きれいな水を世界に届けよう!

世界を良くするためにアクションを起こす方法はいろいろあります。今回ご紹介するのは、清潔な水を世界に届けるために募金活動を行ったカナダの学校の取り組みです。(清田)

https://www.we.org/stories/students-walk-around-british-columbia-legislature-to-raise-money-for-clean-water/

 

大事な用事(例えば期末試験、重要な会議、カナダの寒い冬から逃れるためのハワイへの早朝のフライトなど)の日に寝過ごすことを心配したことのない人はいないでしょう。

そんな悪夢が現実のものになるところでした。ブリティッシュコロンビア州議会でウィー・ウォーク・フォー・ウォーター(水を簡単に手に入れることができない人々について学ぶためのWE(フリー・ザ・チルドレン)のイベント)の開会式のスピーチをすることになっていた朝、8年生のセイリア・エイブラハムスは目覚ましの音に気付かず眠り続け、イベントへ向かうバスが学校を出発するはずの時間の3分後に飛び起きました。セイリアともう一人のスピーカーのフレーザー・ウィリアムズにとっては幸運なことに、バスはセイリアを待ってくれました。

そして、少し急いで開会式に間に合いました。

セイリアはスピーチに間に合わないことをとても心配していたので、話すこと自体については不安を感じませんでした。

いつも時間に正確なフレーザーは、もっと不安を感じていましたが。

 

「とても緊張しました。もしスピーチに間に合わなかったら、ひどくがっかりしたでしょうね」セイリアは予想外の寝坊について言います。

ヴィクトリアのスペンサー中学校での目立ったリーダーシップが評価されて、2人はスピーチへの招待を受けました。

学校のユースアクションクラブの生徒たちは、ウィー・ウォーク・フォー・ウォーターの募金活動のために1303ドルを集めました。

 

「水はカナダにいる私たちが当たり前に思ってしまっている資源です。私には水をいつも手に入れられないとはどういうことなのかを想像することもできません。水は誰かにあげることができるいちばん重要なものの一つです」フレーザーは言います。

 

 

「水へのアクセスは基本的な人権であり、水は生きていくために必要なものです。水を手に入れられない人がいることは本当に残念だと私は思います。カナダでは、私たちは水をいつも捨てています。茹でたばかりのパスタを水ですすぎます。一日経ったからといって水筒の水を捨てて中身を空にします。その一方で、世界には水を得るためだけに毎日何マイルも歩かなければならない人もいるのです」セイリアは付け加えます。

 

500ドルを集めることを当初の目標として、ユースアクションクラブは学校の全員が参加する競争を企画しました。

いちばん多くのお金を集めたクラスは州議会で開かれるウィー・ウォーク・フォー・ウォーターに参加することになりました。

セイリアとフレーザーは、スペンサー中学校の800人の生徒のやる気を引き出すために集会で話したり教室へ行ったりし、彼らのする寄付がどれほど開発途上国の人々がきれいな水を得る助けになるかを語りました。

 

募金活動への彼女たちの情熱は、学校の生徒たちに影響を与えました。生徒たちはベークセールを開催して焼き菓子を売ったり、学校用品を販売したり、手作り品を競売にかけたりしました。

何人かの生徒はお小遣いを貯めて、誰かの命を支えるきれいな水のために25ドルを寄付しました。

1週間で、当初の募金目標の3倍の金額が集まりました。

ついにウィー・ウォーク・フォー・ウォーターの日が来たとき、セイリアとフレーザー、そしてその50人のクラスメートたちは、何百万人もの女性や女の子たちが毎日水を求めて歩くのを真似しました。

頭の上にはオレンジジュースの容器を乗せ、腕には水の容器を持ち、背中にサイダーの瓶を背負い、生徒たちは議会の周りの芝生を5キロメートル歩き回りました。

 

「社会活動に関わることはみんなをやる気にさせます。例えば体育の授業に出るみたいにしなければいけないから何かをするのではなく、自然にやる気にさせるのです。ウィー・ウォーク・フォー・ウォーターで、私たちは友だちと外に出て、新しいことを学んだり世界の問題について知ったりします。この世界に存在する問題について考えて悲しくなるのではなく、活動をしてお金を集めることで問題の解決に近づくことができるのです」セイリアは言います。

 

「みんなと一緒に歩き回って、世界のためによいことをできて良かったです。私だって、体育の授業で誰かを助けられるのなら、もっとやる気が出ると思います」フレーザーは付け加えます。

 

 

ブリティッシュコロンビア州議会の建物の階段に立って、セイリアとフレーザーは2人の前の群衆を見渡しました。

 

ヴィクトリア中から集まった300人を超える生徒と先生が、よく手入れされた芝生の広場を青いTシャツや手作りの看板、手描きの横断幕でいっぱいにしていました。

たくさんの情熱的な若き変革者たちに囲まれて、2人の緊張はほぐれ始めました。

 

「他の人のために何ができるかを考えてみてください。あなたと同じ権利を手に入れることができない人たちのために」セイリアは参加者たちに向かって言います。

 

「私たち全員が変化を起こすために小さな一歩を踏み出したら、その一歩が世界に与える影響について考えてみてください。私たちは世界を最高の場所にしたいのです。一緒に行動すれば、私たちは大きな変化を起こせます」フレーザーは言いました。

 

募金活動を成功させるための5つのコツ

 

1、学校全体を巻き込もう

クラスやクラブのメンバーだけで募金活動をしようとしないでください。

多くの人を巻き込めば巻き込むほど、たくさんお金を集めることができます。

 

2、気分を上げよう

募金活動をしようとしている問題について前向きな見方を示してみましょう。

問題をただ示すのではなく、その問題の解決のためにどんなことができるのかを提示してみてください。

 

3、みんなをやる気にさせよう

楽しい競争やアクティビティー、賞を取り入れると、周りのみんなは活動に参加したいと思ってくれます。

 

4、助けを求めよう

1人で資金集めをしようとしないでください。必要なときは助けを求めましょう。

助けの手があれば、もっと楽しくなるし成功に近づけます。一緒に活動すれば強い力になります!

 

5、思いっきりやろう
大胆になるしかありません。あなたの開催するイベントについて伝えるために、地元のニュースやラジオ局に協力を求めてみてください。

イベントを学校の体育館ではなく公共の場所(例えば議会など)で開いてみるのも良いかもしれません。あなたの言葉を伝えるためにできることはなんでもしましょう。

 

(原文記事執筆:ゾーイ・デマルコ 翻訳:翻訳チーム明畠加苗 文責:清田健介)


「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン ローンチイベント」のLIVE中継があります!!(4/22(月)15:00~)

こんにちは!

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの宇山です。

 

みなさん、4月22日(月)に子どもの権利条約に関するイベントが衆議院・議員会館で開かれることはご存知でしたか?

 

広げよう!子どもの権利条約キャンペーン ローンチイベント

院内集会「子どもの権利条約を普及・実現し、子どもに対する暴力をなくす〜国連採択30年、日本批准25年、第4回国連審査を受けて〜」

日時:2019年4月22日(月)15時〜17時30分

会場:衆議院第二議員会館 第1会議室(本会場)、第9会議室(サテライト会場)

主催:広げよう!子どもの権利条約キャンペーン実行委員会

後援:公益財団法人日本ユニセフ協会、ユニセフ議員連盟、超党派ママパパ議員連盟

 

2019年は日本が「子どもの権利条約」に批准して25周年になります。

それを記念して、今年からFTCJも含めた様々な組織が連携して「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」を発足します。

キャンペーンの詳細についてはこちらをクリック!: http://ftcj.jugem.jp/?eid=2119

 

 

その記念すべき第一回目のイベントが4月22日に衆議院第二議員会館で行われます!!!

しかし、おかげさまで会場が満席になってしまいました。。。

 

ですが!

今回なんと、YouTubeLIVE放送をすることが決定しました!!!

 

YouTubeLIVEへのリンク:https://youtu.be/TlN_VHicYos

 

実際に会場には来られないFTCJサポーターの皆様も、ぜひYoutubeでのLIVE放送を通じで、今回のイベントに参加してください!!!


世界にきれいな水を届けるために、レッツダンシング!!

世界を良くするためにアクションを起こす方法はいろいろあります。今回ご紹介するのは、清潔な水を世界に届けるためにチャリティーダンスを主催したトロントの学校の取り組みです。(清田)

 https://www.we.org/stories/dancing-clean-water/

 

毎年ある冬の日になると、トロントにあるブライスウッド公立小学校の体育館は、全くご縁のなさそうなダンスクラブへと変わります。

蛍光灯の明かりは落とされ、教師の指示のもとDJが音楽を回します。イベントの支援者はほとんど未成年で、プロムや上級学生の公式行事に参加するような感じの年齢には見えません。

そんなちょっとかわった感じの火曜の午後に、幼稚園から6年生までの子どもたちが、より良い世界をつくるために光ってきしむ床を鳴らします。

 

[踊るのを好きじゃない人っていますか?」と、5年生で学校のME to WE(フリー・ザ・チルドレン)クラブのメンバーで、このイベントを企画したアシュリー・オドリスコルは言います。

 

ブライスウッド小学校のチャリティーダンスは、毎年のファンドレイジングです。

過去にはWE Villages(フリー・ザ・チルドレンのプロジェクト)で、学校やケニアの病院の病棟を建設する資金を調達しました。今年、身体にクリップボードを付けて仮装した子どもたちは、WE Walk for Waterという25ドルで1人の人の生活にきれいな水を支援するという活動のために、最高額の1万2788ドルもの寄付金を受け取りました。

 

集められた金額以上に、その経験は大きなものとなりました。子どもたちは視野を広げ、きれいな水は飲むためだけではなく、いろいろなことに大切なものだと学びました。

 

「水を得るのに毎日何時間も歩くなんて、私たちには想像できません」と、5、6年生の教師で、学校のME to WEクラブの顧問でもあるマイケル・シュナイダー先生は言います。

彼女は、インフラの欠如で水をくみ集める面倒な作業のために通学できない世界の遠隔地の若い少女たちについて言及しています。発展途上地域での天然水としての資源は乏しく、汚れているため飲用には危険です。

 

「この学校の子どもたちは、とても幸運で恵まれています。そのような子どもたちに、ただ単に『海外の子どもたちのために行動を起こしなさい』と言っても、行動するかといえばそんなことはありません。楽しみながらやる工夫が必要です」とも彼女は言います。


一番大変なのは、10歳前の子どもたちに適した音楽のプレイリストを準備することや、資金を調達すること、一日中のイベントを企画しながら授業することでは、と思う人もいるかもしれません。

しかし、最も難関だったのは授業そのものでした。学校に通う3歳から12歳までの子どもたち、みんながきれいな水の重要性と活動を達成することの意義を理解する必要がありました。


実感でき、具体性を感じられるようにすることが大切だとシュナイダー先生は言います。「単にきれいな水を支援するのではありません。子どもたちは25ドルを集める目標がありました。一人の人間の生活を保証するためには25ドル必要なのです」


ほとんどの子どもたちがその目標を達成し、400人の生徒数を上回る511人の人々にきれいな水を届けることができました。授業は彼らに理解してもらえたようです。


「きれいな水はとても大切です。きれいな水がなければ、色々な病気になってします」と5年生のサラ・ボータは言います。「それに、少女たちは学校にも行かないで、川から水を汲まなければなりません」


6年生のディラン・オニールは次のように振り返ります。「私たちは500人の人たちに生活のための水を支援しました。私たちは、水を支援できたことだけを喜んではいませんでした。水と関連して、教育や保健についても人々に支援できたことを嬉しく感じました」

 

子どもたちは、単に喉の渇きを癒しただけではありません。人々の時間や暮らし、将来的には命まで救ったのです。

 

サラとディランは、 ME to WEクラブの40人のメンバーの中の2人です。

彼女たちはまだティーンエイジャーになってないかもしれませんが、5年生と6年生は最高学年で、このグループは学校では上級生です。
 

「彼女たちはリーダーです」とシュナイダー先生は言います。また、「私はスケジュールの手助けはします。でも彼女たちが、すべてうまくいくように確認します。彼女たちが下級生を導き、ダンスの動きを教えます。みんなが良い時間を過ごせるようにしてくれます」と言います。


12歳の子が3歳の子に教えるダンスはどんなものが良いでしょう?子どもたちに好まれる曲は何だったのでしょう?

 

 

「チャ・チャ・スライドにしよう」と、少女たちは声をそろえて言います。それは彼女たちが生まれる前にリリースされたDJキャスパーによる結婚式の定番曲です。

 

また、学校のダンスには歯科衛生学にちなんだ「フロス」と呼ばれる独特の動きがあります。
 

「それは腰を、、、。踊り方を説明するのは難しいです」とシュナイダー先生は言います。

 

WE Walk for Water(フリー・ザ・チルドレンの活動)は、長距離を歩くことが多く、少女たちは汚れた川に入ってでも、水資源を得るために時間を捧げます。

ブライスウッド小学校のチャリティーダンスは、ちょうど3月の春休み前の忙しい時期に行われました。冬の終わりに近づき、トロントでは一般的に外出を控える時期でした。

 

6月26日に、学校は水中ウォーキングのイベントを開催する予定で、海外の少女たちとの結束やファンドレイジングの達成を祝う予定です。その旅は資金を調達したのと同じくらい重要なものとなるでしょう。

 

「大切なのは、まず寄付をすることです」とシュナイダー先生は言います。「もう一つは、自分のいまの恵まれた環境に感謝し、他の人の人生に影響を与えたいと思うことです」
 
WEではベテランの活動者であり、トロントのブライスウッド公立小学校で5、6年生の教師でもあるマイケル・シュナイダー先生が、ファンドレイジングにおける5つのポイントを以下の通り伝えます。

5つのポイントは子どもたちに変化を促す上で役立つでしょう。
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1. 具体的な目標を設定しよう
子どもたちが何かに向けて活動できるように具体的な目標を与えることは重要です。子どもたちは理解できます。

例えば、WE Walk for Waterの活動では25ドルを集めれば、生活用のきれいな水を支援できるということです。

 

2. 効果のあるPR活動をしよう
告知をしてイベントを宣伝しましょう。手紙を送ったり、Eメールを利用したり、クラスの係を利用して定期的に知らせましょう。

 

3. 健全な競争を促そう
フードドライブ(余った食品を持ち寄り寄付する活動)の場合、例えば子どもたちは一番食品を集めるクラスになれるように競争できます。

 

4. 視覚的な指示を出そう
進捗状況を視覚的にすると、子どもたちには大きなモチベーションになります。

徐々にいっぱいになっていく箱が子どもたちに見えるように、集めた食べ物を入れる箱をクラスごとに置きます。

また、集められた金額が増えるにつれて体温計が上昇していくようなイメージの絵を置いて、ファンドレイジングの成功を確認します。

 

5. 子どもたちの自主性を育てられる環境をつくろう
私は子どもたちに深く関わってもらうことを強く勧めています。子どもたちはクラスを回って告知を行います。

イベント時、上級生は下級生が充実した時間を過ごせているかを確認します。

小さな子どもたちが関わっていると、みんなはさらに気を配ります。誰もがイベントを成功させたいのです。

 

(原文記事執筆: ケイティー・ヘウィット  翻訳:翻訳チーム 山田あさ子  文責:清田健介)

 


【国会議員のための世界一大きな授業2019】第1回打ち合わせを行いました!

 

こんにちは、

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務局インターンの古谷です。

 

4月14日(日)に、国会議員のための世界一大きな授業2019の中高生世代チームメンバーの初顔合わせが行われました。本日はその模様をお伝えします。

 

 

今回、参加者は首都圏だけでなく、山梨県や秋田県から、13歳から17歳までの多様なメンバーが集まりました。まず、お互いを知るための自己紹介を運営スタッフも含めて行いました。そして、その後、簡単なアイスブレイク(ゲームを通じてお互いを知るアクティビティ)を行い、緊張がほぐれてきたところで、セーフスペース(年齢や所属が異なる中で、どのようなコミュニケーションをとっていくのかというお約束事)について考える時間を持ちました。

 

 

その後、プラン・インターナショナル・ジャパンのスタッフである城谷さんから、"国会議員のための「世界一大きな授業」"に関する説明が行われました。実施主体である教育協力NGOネットワークについてや授業の前提となる世界の教育状況について、さらには、働きかけに関係して2019年の社会動向などについても詳しく説明をしていただきました。

 

 

難しい内容も多かったのですが、中高生世代チームメンバーは、1時間以上集中して話を聞いていました。城谷さんからの説明を通じて、授業の内容や自分たちの役割について理解を深められた様子でした。

 

午後は、”「世界一大きな授業」の実践者のためのワークショップ”に参加し、実際に「世界一大きな授業」を体験しました。

 

 

世界一大きな授業の実施者の一人として、様々な年代の他の実施者の方々と交流する中で、当日の授業のイメージがより具体的になったようでした。

 

 

イベント後には、中高生世代チームメンバーは第一回打ち合わせを行いました。

 

 

まず、午前に考えたセーフスペースをもとに、中高生世代チームメンバー一人ひとりの安心について考える話し合いを行いました。オープンセンテンスという手法を用いて、お互いに、それぞれが考える「(初めて会う人と一緒に活動をする際の)安心できる状況や条件」について話し合い、そのうえで、チームとしての約束事を決めていきました。

「人の話は最後まで聞く」「リアクションをとる」など、ユニークな意見も多く、初日から主体的にディスカッションが行われました。

 

次回からは、具体的な授業内容について決定し、本番に向けて準備を進める予定です。

次回の報告もぜひお楽しみにお待ちください。

 

 

 


「故郷の文化の、『守り人』になりたい!」:エクアドルの先住民の若者の決意

文化や言葉は、人や地域を形作る大切なルーツです。

その文化を守るのは大変なことですが、今回ご紹介エクアドルの若者は、自分のルーツである故郷の文化を守ろうとしています。(清田)

https://www.we.org/stories/teen-is-connected-to-indigenous-history-through-language-in-ecuador/


ヤリーダ・アギンダは、二つの言葉の間で板挟みになりながら育ってきました。

そのひとつは、エクアドルの主要言語(役所や大きな街、就職のためにも必須で、ヤリーダの友達も話すときに使っている言葉)であるスペイン語、もうひとつは、 ヤリーダの家族が話す言葉で、ヤリーダの家族たちとは文化的にも歴史的にも、切っても切れない縁にある、アメリカ先住民諸語のひとつであるキチュワ語です。

 

子どもの頃の一時期、ヤリーダは祖母と一緒に暮らすことになったのですが、祖母が知っていたスペイン語は、「シンレンシオ」(沈黙)だけ。

ですから、祖母と一緒に暮らしていくために、キチュワ語を覚える必要があった訳です。

でも、ヤリーダは日常会話をすぐに覚えて、あっという間に流暢なキチュワ語を話すようになりました。

やがて、この新しく覚えた言葉を使って、昔のことについての話を聞くようになります。

かつてはいまのような発展した街ではなく、熱帯雨林の小さな村だった頃の地元の話や、ヤリーダが会うことのできなかった祖父についての話を聞きました。

 

いまは16歳になったヤリーダは、祖母とキチュワ語で夕食時にお喋りしていた日々のことをよく覚えています。

でも学校に行くと、スペイン語を話すクラスメートたちとの学校生活を送っていました。

ヤリーダの住むBellavista村は、ナポ川沿いと農家と、アマゾンの熱帯雨林側の住宅街に分かれています。

世代間の言語による分断もあります。

 

スペイン語は「未来の言語」であり、キチュワ語は「過去の言語」なのです。

 

「これは最も深刻な問題かもしれません」ヤリーダは通訳を介してスペイン語でそう語ります。

そして、この分断をもたらした諸悪の根源は、過去に行われた人種差別主義的な植民地支配だと指摘します。

「いまの若い人たちは、自分たちの本来の母語を喋れないという現実を直視しようとしません。その現実と向き合うことを恐れているのです。『キチュワ語なんて大昔の言葉でしょ?なんで自分たちが話せるようにならなきゃいけない訳?』という言い訳をして。」

 

ヤリーダは、他の一般的な村の若者よりは、キチュワ語をよく話せます。

もちろん、それは祖母のおかげです。同世代の人に伝えるべきである多くの過去の話を、ヤリーダは知っているのです。

「この村の過去をしっかり学んで、世界に伝えたいんです」とヤリーダは言います。

ヤリーダはWE(フリー・ザ・チルドレン)が主催するBellavista村の女性グループに参加することで、村の伝統を学び、これからヤリーダ切り開いてく未来に伝統を継承するスキルも身に着けています。

 

WEが2013年にBellavista村で事業を開始した際、ヤリーダの母親は、女性グループ「Sumak Warmi」(キチュワ語で美しき女性たちと言う意味です)の創立メンバーでした。

村に代々受け継がれている編組技法を通じてブレスレッドをつくり、安定的な収入源に育てることを目的として活動をしていたクラブです。

何年か経ち、ヤリーダが最年少メンバーとして加わり、村の伝統工芸を女性たちと共に学んでいきました。

 

子どもの頃、親子で市場に出かけたときに、ヤリーダは売り物の不織布製の毛布や工芸品に目を奪われていました。

いまでは、ヤリーダ自身が自分でそれを作っているのです。このグループに参加している女性たちは、村では稼ぎ手として重要な役割を担っています。

男性たちが農家としてユッカやプランテンの栽培に従事するなかで、女性たちは農業や家計を支える役割を担っているのです。

とはいっても、ヤリーダは他のメンバーに比べたらとても若いので、家計の心配をする必要はありません。

 

しかし、グループは収入源確保の場、あるいは学用品購入費を確保する場としての役割以上に、村の文化を復興させる場としての重要性を帯びてきています。

ヤリーダの場合は、グループを通じて「自分の言葉」を学び、年長者の女性から話を聞く機会を得る場となっているのです。

 

 

実は、キチュワ語はアマゾンからアンデスに至るまで、広範囲の地域の先住民の人たちによって話されている言語です。

その歴史は何千年も前のインカ帝国の時代までさかのぼり、スペインによるラテンアメリカ地域の植民地支配の時代も生き延びてきました。

今日では、ヤリーダの話す言葉を、100万人以上の人たちが話しています。

ヤリーダと同じように、キチュワ語をルーツとする人たちが大勢いて、歴史を紡いでいる人たちがいるのです。

 

「キチュワ語を話していると、自分の本当のルーツや文化に入っているような安心感があるのです。」

ヤリーダのその言葉からは、キチュワ語への愛おしさが滲み出ていました。

 

学校の校舎が見えるガゼボでの月一回のグループの集まりは、この村の人たちにとって、特にヤリーダのような若者にとって、文化的なつながりを持つことの大切さを認識する場となっています。

 

16世紀に入って始まったスペインによるエクアドルに対する植民地支配以降、キチュワの人たちは差別を受け続けてきました。

独立して以降も、政府による政策は、先住民よりスペイン語話者を優遇するものでした。そのような背景もあり、多くの村びとが仕事とより良い暮らしを求めて村を去り、村は人口流出にも苦しんできました。

ヤリーダは、この村のを存続させていく唯一の方法は、言葉と文化の復興であると力説します。

 

「言葉と文化を救うことが必要です」ヤリーダはそう語ります。


ヤリーダの多くのクラスメートがスペイン語を話すなか、ヤリーダは彼らにキチュワの伝統的な文化や暮らしを学ぶよう呼びかけています。

ヤリーダは年長者から聞いた話を同世代の人たちに伝え、スペインによる植民地支配が始まる前の時代のこと、村にまだ道路が整備されておらず、都市部で就職するために村の若者が奪われるような事態が起きていなかった時代の様子について話しています。

ヤリーダが何より伝えたいことは、「キチュワ語を話せるようになれば、自分たちのルーツを知ることができる」ということです。

 

 

 

ヤリーダは、キチュワの文化の守り人となり、分断が発生している世代間をつなぐ架け橋となっているのです。

 

ヤリーダが敷いている架け橋は、それだけに留まりません。

WEのスタディーツアーで、多くの若者がBellavista村で学校建設事業や水の支援事業の活動に従事した際、(ついでなので言っておくと、WEはこれまで、Bellavista村で二つの学校教室の建設の支援、トイレや水洗い場の建設の支援を行ってきました。現在は、学校の食堂の建設に着手しています。)

ヤリーダは若者たちにブレスレッド作りや簡単なキチュワ語を教えています。

ちなみに、その若者たちとのコミュニケーションを通じて、ヤリーダの英語とフランス語もメキメキと上達しています。

 

ヤリーダにとっては、キチュワ語は「失われた言語」ではありません。

スペイン語による言語的な支配の構造が、多くの村びとが都市部の仕事を求めて村を去る要因となっているのは事実ですが、ヤリーダ自身は、キチュワ語を習得したことや、女性グループでの活動が、ヤリーダがBellavista村の学校に通い続ける原動力となっています。

そんなヤリーダの夢は、アマゾンのガイドになることです。ガイドとして、キチュワの文化を世果中からの訪問者と共有することを夢みています。

 

ヤリーダが夢みる未来、それは彼女がスペイン語で行っているマシンガントークをキチュワ語でもできるようになること、そしてエクアドルのギラギラした太陽のしたで、村の伝統工芸品であるブレスレットをつけて友達と大はしゃぎする光景が、村の当たり前となることです。

「自分たちの築いてきたものを、しっかり継承していきたいです。文化を守っていかければなりません。」

 

そう言ってインタビューを終えたヤリーダは、まもなく始まるサッカーの試合に参加するため、グラウンドへと走り去っていきました。実はヤリーダ、チームで一番の「ディフェンダー」なのです!

 

(原文記事執筆: ジェシー・ミンツ )


🌸WE FreeTheChildrenメールマガジンを更新しました🌸

 

 

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=最新号(4月10日発行メルマガ) トピック====

 

●広げよう!子どもの権利条約キャンペーン☆はじまります。

●\お申込みまだ間に合います!/テイク・アクション・キャンプ2019春 

●ー 大自然やサファリをマサイの人々と満喫しよう ーケニアスタディーツアー2019参加者募集開始!

●語学を学び、異文化体験!グローバルチャレンジプログラム

●小中高生の力を引き出す!「世界を変える」次世代リーダー教育インターンシッププログラム

●【フィリピン事業レポート】ミンダナオ島マラウィ市緊急復興支援報告

 

 

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総会&WE CEREMONYを開催しました!

2019年度フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの第15期通常総会を3月17日(日曜日)に開催。

2018年度の事業・会計報告と、2019年度の事業計画・予算を説明させていただきました。

 

その後、WE CEREMONYを実施。

会場は東京・渋谷でしたが、当日は全国のメンバーがアクションをシェアしてくれました。

学校で活動しているグループで来てくれたメンバーや、名古屋、さらには参加できないメンバーはビデオを作ってくれました。

 

皆さん初めは緊張気味でしたが、素晴らしいスピーチばかりでした。

 

ビデオメッセージも素晴らしく、学校の取り組みや、テイクアクションキャンプやスタディーツアーの感想やこれからのアクションなどを報告してくれました。

 

みなさん、素敵なアクションをシェアしてくれてありがとうございました!

 

簡単なワークショップ&交流会を行い、メンバー同士の交流を深めました。

たくさんのアクションは、たくさんのサポートにより支えられています。

あたたかく見守ってくださる皆様、ありがとうございます。

 

 

2019年も充実したアクションの年になりますように。

Together we change the world!


広げよう!子どもの権利条約キャンペーン☆はじまります

JUGEMテーマ:NPO・NGO

【広げよう!子どもの権利条約キャンペーン ローンチイベントのお知らせ】

今年は、国連で子どもの権利条約が採択されて、30周年、日本政府が批准して25周年を迎えました。

節目の年、ということで、子どもの権利条約を、今一度、日本の人々に幅広く伝えていこう!という趣旨のもと、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンも実行委員となり、キャンペーンをNGOで取組むことになりました。

 

そこで、まずはキャンペーンを始めるためのローンチイベントを4月22日に行いますので、ご紹介します。


▼広げよう!子どもの権利条約キャンペーンとは??


日本社会において、「子どもの権利」の概念が浸透し、国、自治体、家庭などのあらゆるレベルにおいて、子どもの最善の利益が確保されることができるような社会状況をつくることを目的として、ネットワーク構築、政策提言、啓発等の活動に取り組みます。

↓↓ローンチイベントのご案内↓↓
「子どもの権利条約を普及・実現し、子どもに対する暴力をなくす 〜国連採択30年、日本批准25年、第4回国連審査を受けて〜 」

広げよう!子どもの権利条約キャンペーンの立ち上げ企画として、日本における子どものためのSDGs達成と、子どもの権利条約の実現・普及のためのアクションについて、日本政府、議員、市民社会が協働して、広く周知・議論するきっかけとするため、本イベントを開催します。
どなたでも無料で参加いただけます。奮ってご参加ください!

※事前に参加申込が必要です。お申込のない方は会場にご入館いただけませんのでご注意ください。


▼参加申込はこちら
4月17日(水)までにウェブフォーム【 http://bit.ly/2UdwDOM 】で記入送信

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広げよう!子どもの権利条約キャンペーン・ローンチイベント
子どもの権利条約を普及・実現し、子どもに対する暴力をなくす 〜国連採択30年、日本批准25年、第4回国連審査を受けて〜
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■日時:2019年4月22日(月)15:00〜17:30(受付 14:40〜)
■会場:衆議院第二議員会館 第一会議室
[住所] 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目1−2
[会場地図] http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm
■主催:広げよう!子どもの権利条約キャンペーン 実行委員会
■後援:日本ユニセフ協会
■参加費:無料
■定員:80 名

■背景
国連「子どもの権利条約」(1989年)は18歳未満を子どもと定め、子どもの最善の利益の保障のため、「生存」「発達」「保護」「参加」の権利を具体的に定めています。しかし昨今は子どもを取り巻く社会・経済環境が厳しさを増し、虐待、貧困、いじめ、不登校、自殺などの社会課題が認識され、この条約が掲げる権利を十分に実現するにはまだ課題が残されています。


2019年は、国連子どもの権利条約が採択されて30年、日本が批准して25年の節目の年です。さらに、2019年1月には、子どもの権利条約の実施状況の日本政府の報告に対して、国連子どもの権利委員会による4回目の審査が行われ、総括所見が公開されました。それに基づく今後の対応が求められています。
そこで、4月22日の日本が子どもの権利条約を批准した日を記念し、日本で子どもの権利条約の理念を実現するためのキャンペーン立ち上げイベントを開催いたします。


日本における子どものためのSDGs達成と、子どもの権利条約の実現・普及のためのアクションについて、日本政府、議員、市民社会が協働して、広く周知・議論するきっかけを作ります。

■目的
1.国連子どもの権利委員会による審査報告(総括所見)の内容を知らせ、日本の子どもの権利条約の実施状況についての現状・課題を共有し、今後の実施推進に向けた具体的方法について、政府、議員、市民社会などが、建設的な対話を行う
2.2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」の宣言文にある「子どもたちに投資し、すべての子どもが暴力や搾取から解放される世界」実現に向け、重要な子どもの権利に関する課題としても審査で指摘された「子どもに対する暴力」について、議論を深める
3.子どもの権利条約の意義の普及、また「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」開始、参加の呼びかけ

■内容
1.基調講演:「子どもの権利条約と委員会による実施状況の審査」
国連子ども権利委員会委員 大谷美紀子氏
2.子どもたちからの発言
・フリー・ザ・チルドレン・ジャパン/東京シューレに関わる子どもたち(予定)
3.パネルトーク:「子ども権利の視点から、子どもへのあらゆる暴力をなくすために私たちができること」
・国連子ども権利委員会による日本政府への総括所見概要: 子どもの人権連代表委員 平野裕二氏
・子どもの意見の尊重について(仮): フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗氏
・体罰禁止法制化と今後の課題:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部長 川上園子氏
・コメント:子どもの権利委員会委員 大谷美紀子氏
・関係省庁からのコメント: 関係省庁より数名(依頼中)
・質疑応答
4.「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン発足、条約の実施・普及の声明」記者会見:
CRCキャンペーン代表喜多明人氏
5.国会議員からのあいさつ、コメント(予定)

■参加者(予定)
国会議員、厚生労働省、外務省、文部科学省、NPO関係者、研究者、一般市民、メディア

▼参加申込はこちら
4月17日(水)までにウェブフォーム【 http://bit.ly/2UdwDOM 】で記入送信

皆さまのご参加を心よりお待ちしています!

#広げよう子どもの権利


【コラム】フィリピンの政治家は、子どもを刑務所に送るのか?


フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのパートナー団体であり、フィリピンで活動を行うプレダ基金の運営を行っている、シェイ・カレン神父が執筆したコラムをご紹介します。

https://www.preda.org/2019/03/will-senators-vote-to-send-children-to-jail/

 

Bahay Bagasa通称「希望の家」は、青少年刑務所です。私たちはお菓子と飲み物を持参し、監房の中の若者たちに差し入れました。25人ほどの女の子たちが1つの部屋にギュウギュウ詰めになっていました。

エアコンもなければ扇風機もありません。扇風機を何台か持って行きましたが、熱帯地方の暑さで、鼻をつく体臭が監房に充満していました。

水不足の問題も起きています。プレダ基金が監房から救出した子どもが、体を洗ったりシャワーを浴びたりすることが許されたのは週に2回だけだったという証言をしてくれています。

この状況は、混み合う監房の中で生活しているフィリピン人には相当厳しいです。体を洗ったりシャワーを浴びたり、良好な衛生状態を保つことに普段からこだわりがあるのがフィリピン人ですから。

扉や窓にはめられた鉄格子が、そこが刑務所の監房であることを物語っています。

逃亡などできません。子どもたちは青少年犯罪者として閉じ込められ、当局から犯罪者として扱われています。

 

監房から出され、広い場所に連れてこられた男の子たちが、お菓子や飲み物を受け取りました。

ベッドも家具もない窮屈な監房の中、鉄格子の向こうに子どもたちが押し込まれています。

そんな惨状を私たちに見られると思ってか、職員たちは気が引けていたような表情をしていました。

この状況を変えるために職員たちにできることはほとんどありません。

状況を変える権限を持っているのは、マニラ首都圏17都市の市議会や市長たちなのです。

 

ここは完全に閉ざされた空間で、収監されている若者たちに希望などはありません。彼らはまるで檻に入れられた動物です。

15歳以上の若者は拘置所に送られます。少年用の監房で、幼い男の子が泣いているのを目にしました。

なぜ年長の若者たちと一緒の監房に入れられているのか尋ねました。彼は見るからに幼く、10歳ぐらいでした。

男の子は犯罪者同様、16歳から18歳の少年たち30人ほどと一緒に収監されていたました。何をされるのか不安に思い、男の子は怯えていました。このような子どもの権利侵害に対して疑問を投げかける機関や政治家は多くありません。

プレダ基金や子どもの権利を擁護する他団体は声をあげ、このような状況を変えなければならないと呼び掛けています。

 

男の子や女の子たちの攻撃性やストレス、怒り、暴力性の度合いは、このような狭い空間では高くなります。

はけ口がまったくないのです。バスケットボールもできず、体を動かすこともできません。

娯楽もほとんどないのです。性的虐待が頻発する夜の暗闇の中、この小さな男の子に起こり得ることを考えると恐ろしくなります。

 

こうした場所から救出された同じような幼い男の子たちは、レイプや性的虐待、腐った食べ物、虐待、いじめ、暴力について証言しています。

これが深刻な子どもの権利侵害である以上、この幼い男の子をこの場所から移動させるべきだと、ソーシャルワーカーに話をしました。ここの職員たちは、問題ないと考えていたようです。まったく苛立たしいことです。

 

15歳以上の若者が裁判を受ける場合、ビニール袋を利用してシンナーを吸うなどの軽犯罪によることが多いです。

こうした行為は自らの脳にダメージを与えます。薬物使用で裁判を受けることもあります。

生きているだけ、彼らは運がいいです。 残虐非道な薬物取り締まりの犠牲者として撃ち殺されるよりはましですから。

しかし、15歳未満の未成年者は罪に問われるべきではなく、年長の少年や少女たちと一緒の刑務所に収監すべきではないのです。 

 

これは子どもの権利侵害にあたり、政府と市民社会に責任があります。

政府と市民社会は、虐待が横行するこのような環境から子どもたちを守り、擁護するために、積極的に取り組むべきです。

 

このような事態を招いている直接の原因は、腐敗した政府高官たちです。彼らは人民の福祉増進のためではなく、自らのために政治を行なっています。

大富豪とその家族が国を牛耳っています。 

法律は、彼らの利益と事業、そしてその子どもたちの利益と事業に有利に作られています。彼らにとって身内の子ども以外はさして重要ではないのです。

 

私たちは14歳のJohn-Joを青少年鑑別所から救出しました。話によると、彼は夜間外出禁止令違反で逮捕されたそうです。

路上で暮らし、帰ることのできる家のない幼いストリートチルドレンたちのための行政が運営している施設はありません。

こうした子どもたちは建物の出入り口や木の下、駐車しているジプニーやバスの後部座席で眠るのです。

 

彼らは捨てられた子どもたちであり、望まれなかった子どもたちなのです。

社会の中で虐げられ、拒絶され、人間として漂流する存在です。

子どもたちは家で親に殴られ、拒絶され、叱責され、そして路上へ逃げ出します。

家庭には、食べ物も安らぎも、そして愛情もほとんどないのです。子どもたちは、

同じような境遇の他のストリートチルドレンたちと、より良い生活を求めてさまようのです。

そして彼らは逮捕され、さらなる困難に直面するのです。

 

幸せな生活をスタートさせるためにJohn-Joをプレダのボーイズホームに連れて行くことになりました。

ですがその前に私たちは彼の親を探しました。街から離れた場所へ車で向い、狭い路地を歩きました。

そこで彼の父親と兄を見つけました。

2人がやっと立っていられるほどのスペースの小さな箱のような掘っ建て小屋に暮らしていました。彼らはテレビを見ていました。

 

John-Joの父親は息子がなぜ逮捕されたのかと尋ねました。

プレダのソーシャルワーカーが、彼を鑑別所から救い出したこと、そして学校へ通うこともできるもっと良い場所へ連れて行くことを説明したところ、父親は理解を示し、息子を抱きしめました。

 

フィリピンの上院は5月15日までに、刑事責任を問われる年齢を15歳から12歳に引き下げる法案を発議し、投票を行うことになります。

結果次第では、さらに多くの子どもたちが鑑別所に収監され、暴行や虐待を受けることになるかもしれません。

国家が子どもたちを犯罪者として扱うことになり、彼らに社会不適合者の烙印を押すことになります。

そのようなことは許されるべきではありません!

 

(訳者: Mikikoさん 文責:清田健介)

 

カレン神父とプレダ基金の子どもたち

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