マサイの少年と一緒にレッドカードアクション!

6月24日(日)に渋谷にあるEF東京にて、誰でも参加できる「世界一大きな授業-You(th) Can Change The World-」を開催しました。

前半の「世界一大きな授業」の体験と後半の「タンザニア」からのゲストと共に考えるセクションに分かれ、イベントの最後には、6月12日の児童労働反対世界デーにあわせたレッドカードアクションを参加者の方々の中で賛同いただいた方々と共に行いました。

 

キャンペーン期間は7月15日までとなっています。

「児童労働を終わらせたい」その気持ちと共にレッドカードをもって写真を撮り、#STOPCL (よかったら#FTCJ もつけてください)のハッシュタグをつけてSNSにアップします。

 

みなさんもぜひご参加ください。

 


夏季ユースキャンプコーディネータ募集

フリー・ザ・チルドレンが毎年行っているテイク・アクション・キャンプ!

社会を変えたい小中高生が変化を起こす場づくりに参加しませんか?

日本各地から集まった世界を変えたい、社会をよくしたいという思いを持った子どもたち、

共に考え、より良い未来を導くためのキャンプの場づくりにかかわりませんか?

どんな大きな社会変革も最初は一人の思いがはじまりです。

人が気づき、成長し、変わっていく、そのプロセスを見ることができます。

 

こんな人におすすめ!

・頑張っている人を応援したい

・運営について俯瞰的に見たい

・社会をよくしたいと思いを持った子どもを応援したい

 

【募集要項】

■募集職種

ユースキャンプコーディネータ

 

■募集定員

2名程度

 

■活動地

▼キャンプ会場

国立中央青少年交流の家(〒412-0006 静岡県御殿場市中畑2092-5)

*JR御殿場線「御殿場」駅からバスで20分

 

▼事前準備/振り返り会場

特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務所(〒157-0062 東京都世田谷区南烏山6-6-5 3F)

*京王線「千歳烏山」駅徒歩1分

*事前準備と振り返りに関しては日程が合う場合のみで結構です。

 

■応募方法

以下のURLにアクセスし、必要事項をご記入の上、ご応募ください。 4日以内にご返信をいたします。

https://ws.formzu.net/fgen/S5337873/

 

*先着順に選考を行います。

*場合によっては、オンラインにて面接を行う場合があります。

 

■条件

・ フリー・ザ・ジャパンジャパンの目指す社会像とミッションに賛同し、チャイルドプロテクションを遵守していただける方

・ 2018年8月16日(木)-21日(火)からのテイク・アクション・キャンプ2018夏及びその事前合宿に全日程参加できる方

・ 2018年8月及び9月に行われるフリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務所での事前準備と活動振り返りに参加する意思がある方(日程がどうしても参加ができない場合は配慮します。)

*過去にイベント運営経験などがあったほうが望ましいですが、この機会に挑戦をしたいという方も歓迎です。

*学生以外の場合でもご応募可能です。

 

■待遇

無給、交通費支給*上限あり

キャンプ滞在中の宿泊料及び食事代金は団体が負担します。

 

■担当職員

ユースエンゲージメント・アドバイザー 鈴木 洋一

学生時代に日本模擬国連代表やG8サミットに対する若者としての政策提言、アフリカ開発会議(TICAD)にかかわる。大学卒業後にマレーシアにて高校生や大学生向けの環境問題の啓発イベントの運営に参加、帰国後の2009年8月より国際NGOオックスファムにて青少年育成と社会変革のムーブメントづくりに携わる。2016年、国内外の社会問題の解決を目指すプラットフォームWake Up Japanを創設。2017年4月よりフリー・ザ・チルドレン・ジャパンにて、戦略策定及び青少年育成全般の補佐でかかわる。 その他、NPO法人開発教育協会にて評議員を務める。

 


ハイチの村びとの健康と復興を支える菜園

2010年のハイチ地震で被災したドスパレ村。いまこの村で

は、村出身の若者たちが中心となり、食を通じた支援・復

興が行われています。(清田)
 

https://www.we.org/stories/we-villages-programming-teaches-food-sustainability-and-self-sufficiency-in-haiti/

 


 

ハイチのドスパレ村には「タダでありつける昼ごはん」はあり

ません。オスレット・エスティンピルは、このことを誰よりも知

っています。

 

ハイチの人里離れたこの村の校庭には、オオバコの木が果

実の標識のように高く生い茂っています。生徒たちは、彼ら

の昼食になる作物を大事に育てる学習をし、自らの食べ物

を育てる大切な担い手として活動しています。何列にも並ん

だトマトやナスビ、オクラやヤマイモが、350人を超える生徒

の暖かい給食になるのです。

 

持続可能な農業の学習によって、生徒たちは現在では確

かに満足な食事ができ、また確実に生涯に渡って有効な

栄養価の高い食物の栽培方法を知ることができます。こ

のことは同時に、開発学の専門家の間で知られている

「食糧安全保障」(かつてはこの村で全く保証されてい

なかったもの)を保証すると言う意味にもなります。

 

ドスパレの学校の卒業生オスレットは、ここの生徒たちの重

要な学びを支えています。彼は人生をこの村での農業学習

の普及活動に捧げています。

 

子どものころ、オスレットは、成長したら何になりたいのか―

農学者になりたいと―はっきり自覚していました。彼は、最上

の穀物の育て方、一粒の種子から最大の収穫を得る方法を

見つけ出したいと思っていました。両親が小さな土地を耕して

いて、そのため彼は自然に彼らが何をどのように栽培している

のか知りたいと思うようになりました。

 

しかし、ハイチの農村の田舎育ちでは、彼の思い通りに事

は運びませんでした。両親は二人とも〈当時この村では珍

しい〉小学校を卒業するまでになっていましたが、高校には

進学しませんでした。高校は村を出た町にあり、そのため、

授業料に加えて食事付き宿泊料金がかかります。農学の学

位を取得するには、首都ポルトープランスで学ばなければ

なりませんでした。

 

こんなことでオスレットが後退することはありませんでした。

 

オスレットの両親は、息子の大地への愛着に特別な関心を

持って見ていました。母親は、父親の農耕から得られる食物

の他に家族の必需品を賄う収入源として小さな家畜を飼いま

した。両親はよく働き貯蓄していきました。ついに、両親はオス

レットが近隣の町の高校を卒業するに足る財源を集めました。

 

オスレットにはこれで終わりということではありませんでした。

両親は―末っ子の弟の夢のために結束した姉や兄と共々に

支援を続け、オスレットは都会のポルトープランスの専門学校を

卒業しました。

 

その後、彼が外で得たすべての知識を村に持って帰る時が

来ました。いまオスレットは、ハイチのWE Villages(フリー・ザ

・チルドレン)の事業を支える農学者になっています。彼はド

スパレの学校菜園(と言うよりむしろ野外教室として知られる

)を主宰しています。村との強い結び付きによって、彼はロー

ルモデルとしての地位を、菜園に集う人たちとの交流によっ

て固めて来たのです。

 

生徒たちが責任を持って菜園の世話をしている理由を聞か

れると、彼の目は輝きます。フランス語で「ウィ、ボーン!(は

い、いいですよ)」と言って彼は、水源の利用、乾季での効率

的な苗の育て方、植え付け技術や、作物の選別など、訓練

の技術について10分間の説明に入ります。

 

彼は、人に「食物の科学」を教えるのが大好きなのです。

 

ハイチに関して言えば、国情を考えると自給自足の農業

の普及が急務です。この国では、緊急支援―2010年の

地震の後の災害救助を目的とした―が、継続的に行わ

れ、救援物資の配布が常態化していました。そのため地

域の貧困の連鎖をぶち破るというより、他国への依存か

ら脱出できなくなり、かえって現地の農業を衰退させてし

まったのです。

 

これは、WEのやり方ではありません。WEは長期的な視野

に立った食糧支援を行いたいと願ってきました。

 

ドスパレ村は、WEが地震後パートナーを組んで学校全体を

再建した最初の村でした。食糧支援は、農村に住む、故郷

を追われた、孤児になったといった子供たちに充実した教

育を提供するためにWEがこの国で担っているミッションの

基礎となるものです。飢餓をなくしてこそ生徒たちは勉強に

集中できるのです。

 

WEの支援を受けて、オスレットはそれを実現しているのです。

 

「僕は、農業は生活の科学だと知りました」とオスレットは言

います。「ここに戻って働くことが、僕にとって夢でした。栄養

のある食事を摂っていない子供が教室で勉強に集中すると

いうのはとても難しいことです。僕が生まれた場所に帰って

きて、ここで生徒たちに僕の知識を伝えていくことが、僕にと

って大変重要だったのです」。

 

 

小学5年生のローディン・デルマスは農業の学習に熱心な

生徒です。彼女はクラスメートと共に授業の実技として菜

園作りに励んでいます。友人たちと大声で笑ったり両手を

掲げたりして、オオバコと高さを競うばかりの巨大なサトウ

キビの茎を、これを見なさいとばかりに見せびらかしています。

 

「農機具を使って畑づくりをするのが好きです。また種を蒔

いて収穫時に苗が成長していく様子を見るのが好きなんで

す」と彼女は語ります。「こうすることで自分に誇りが持てる

のです」。この若い生徒が菜園で見せる屈託のない性質は、

彼女のこれまでのことを知ればもっと胸を打つものがあります。

 

ローディンの両親は地震で亡くなりました。彼女は、ドスパ

ル村の女子収容施設で生活しています。10代後半の歳で

すが、小学校を卒業しようと固く心に決めています。「この

強さは、両親からもらいました」彼女がこのことを皆に訴え

ると、彼女の表情は、真剣そのもの、厳しくなりました。「母

さんがよく言っていました『あなたは一番年上。私は子ども

たち皆に期待しているけれど、一番期待しているのは、あ

なたよ』。私は母のこの言葉に勇気づけられています。だ

から私はおとなになったら強くて影響力を持つ人になれる

よう勉強したいと、心から思っています」。

 

ジャクネル校長は、菜園は身体以上に心に栄養を与え、生

徒たちの自信と生きる力を築いていく上で力となるものだと

信じています。

 

「私は生徒たちが自信を強めていくのを見てきました。種を

蒔くのも生徒だし、農作物を収穫して、給食を準備する調理

人のところに持って行くのも生徒たちなのです。生徒たちは

これが自分たちの食糧であり、それを育てる責任も自分た

ちにあることを知っています」。

 

校長は17年間この学校に勤めてきました。彼はオスレット

の思い出として、クラスで「とても親切で、とても協力的な」

少年だったと言います。このかつての教え子は、大きくなっ

たら農学者になるんだと、よく話していました。

 

いまこの校長は、オスレットのことをいまの生徒や家族の見

本であると、誉めたてています:「保護者会で、教育を受けて

成果を上げた人彼を引き合いに出します。彼はかつてこの学

校の生徒でした。そして彼はよその土地で必要な知識を習得

し、その知識を私たちに伝えようと、この村に帰ってきました。

私たちは、彼が夢を実現する過程を見てきたのです」。

 

農作物が生い茂る校庭と新築された学校の調理場〈給食

全部の賄ができる〉は村全体にとって大きな誇りなのです。

菜園から生徒たちが学ぶことの他にも、学校の農業の訓練

を行事と村びと向けに行い、父兄にも改良された農業技術

を教え、自宅の庭でやってみるよう指導していきます。オス

レットの目指すところは、全ての村で学校菜園を始動させる

ことです。

 

ハイチは自然災害や農作物を危機に追いやるほどの極端

な天候に見舞われ続けていますが、それでもなお、ドスパ

レ村は支援物資に依存するような状況には陥っていませ

ん。その理由は、この村で育った若者たちが外で学び、そ

して次々と村へ戻り、村の復興に関わっている様子をみれ

ば明らかです。オスレットのように、改革魂にあふれた地元

出身のチェンジメーカーが、外で学んだことを村びとたちに

伝えているこの姿は、国際支援のあるべき姿を私たちに示しているのか

もしれません。

 

(原文記事執筆:ワンダ・オブライエン  翻訳:翻訳チーム 

松田富久子 文責:清田健介)

 


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=最新号(6月20日発行メルマガ) トピック====

 

マサイ族の少年と教育について考えよう!6/24@渋谷 参加者募集中!

●子どもメンバーのスピーチ紹介【1】坂口くり果さん
 みなさんは、今、日本は平和だと思いますか?

\参加者募集中!/テイク・アクション・キャンプ@静岡(8/17-8/21)

児童労働のない世界を目指し、みんなでアクション!

おいしく、楽しく、団体をサポート!Gochisoを通じて団体をご支援いただけるようになりました

アンバサダーコラム#2【拓朗@アンバサダー2018】Vol.1 自己紹介

 

 

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【コラム】インターネットの光と影

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのパートナー団体であり、フ

ィリピンで活動を行うプレダ基金の運営を行っている、シェイ

・カレン神父が執筆したコラムをご紹介します。

 

http://www.preda.org/fr-shays-articles/the-bright-and-the-dark-internet/

 

私たちは誰もが、インターネットに接続されている環境を愛

しています。インターネットは素晴らしいテクノロジーです。

コミュニケーションや情報共有を可能にし、娯楽にも利用で

き、人と人をつなげることができます。商業やビジネスは完

全にインターネット頼みです。電子メールに会議、コミュニケ

ーション、書類のやり取り。インターネットはなくてはならない

モノになっています。しかも紙を使う機会が減り、無数の木々

の命

が救われています。

現在、インターネットのニュースや映画、歌やネット番組の

ライブ配信が盛んです。ハリウッドも映画館もやがて置き去

りにされる日が来るでしょう。従来のニュース・チャンネルや

ラジオ局は、インターネットを通じて24時間配信される、ウェ

ブ・ニュースと競い合っています。

 

その一方で、インターネットは悪用されることもあります。有

権者に影響を与えたり、民主的プロセスをハイジャックする

ようなフェイクニュースを流したり、ターゲットを絞って偏った

メッセージを広めます。ケンブリッジ・アナリティカが政治的プ

ロセスに干渉し、選挙結果に影響を与えるためにFacebookを

不正利用し、個人情報を収集したとされる疑惑については、現

在調査が行われています。データの悪用はどこにでも存在します。

 

便利で素晴らしいテクノロジーであるインターネットは、犯罪や

強盗、搾取、虐待目的に使われることもあります。サイバー犯

罪は急激に拡大しつつあり、銀行口座のハッキングや脅迫、

詐欺によって莫大な金額が消えています。ジェニーとその10

代の友人4人は大都市からそう遠くない農村に住んでいまし

た。ホテルやレストランでの仕事を紹介されたが、最終的に

は仕事を紹介したブローカーに借金を負うことになり、間も

なく、インターネットに接続されたライブカメラの前で、料金

を支払った客たちへ向けて性行為を行うよう強制されまし

た。実際の年齢である14、5歳よりさらに若く見せるよう、彼

女たちは全身の体毛を剃るよう指示されました。彼女たち

はライブ配信される児童ポルノの犠牲者です。すっかり変

わってしまった彼女たちは自分自身をひどく憎み、自分た

ちを肯定することもできなくなっていました。借金返済に絶

望し、家に帰り、学校へ戻ることもできない状態になってい

ました。

 

幸い彼女たちは警察の捜査により救出され、プレダのガー

ルズ・ホームに連れてこられました。彼女たちは少しずつ回

復し、信頼と尊厳を取り戻し、そして心の傷を克服しました。

しかし、何千もの未成年者たちは救出されることなく、搾取と

虐待による苦悩に満ちた日々の中にいます。オンラインで児

童ポルノ映像を視聴している地元や海外の顧客たちは、画像

の中にいる子どもたちに会うためにやって来て、性的虐待を行

っています。児童ポルノやサイバーセックス画像が、国際的な

セックスツーリズムを煽っているのです。

 

インターネット悪用の最悪の形は、若者や子どもたちを食い

物にするやり方です。チャットを利用して新しい彼氏や彼女

を装いながら、若者や子どもたちに接触します。搾取を目論

む人間たちはそうした若者や子どもたちをうまく言いくるめ、

ライブカメラの前で体を露出させ、性行為に及ばせています

そしてその様子を撮影します。その後、映像をインターネットに

流出させたり、あるいは親や友人に送りつけると言って彼らを

脅し、脅迫したりしています。こうした状況が多くの自殺者を生

み出しています。数はわかりませんが、自殺する若者の数は

劇的に増加しています。10代の若者たちは、彼らを狙う犯罪

から保護されるべき存在です。また、そのような犯罪について指導を受け、

注意を促される必要があります。

 

世界保健機関(WHO)の調査によると、90の国々(地域)で、

自殺は若い男性の死因第4位、若い女性の死因第3位となっ

ています。上記90の国と地域において、死亡した若者13万2,

423人のうち自殺者は9.1%を占めています。

 

WHOによると、世界的に15歳から29歳の死因の第2位

は自殺となっています。この数字は衝撃的ですが、犯

罪目的によるインターネットの悪用が自殺増加の要因

となっているのかもしれません。犯罪者たちは、何千も

の若者の命を縮めています。

 

インターネット上で行われているもうひとつの恐ろしい犯罪

が、児童ポルノです。児童ポルノの拡大は勢いを増し、性

的に虐待される子どもの数を増やす要因の1つとなってい

ます。児童ポルノはそれ自体、ほとんどすべての国で深刻

な犯罪です。フィリピンでは、反児童ポルノ法の下、児童ポ

ルノの制作または販売、またはその両方については最高2

0年の懲役が科せられます。違法画像をコンピューターや携

帯に個人的に所持していた場合でも、重い刑罰が科せられ、

さらに高額の罰金刑に処せられます。ですが法の執行の甘さ

に問題があり、児童ポルノはそこかしこに存在しているのが現状です。

 

反児童ポルノ法(または共和国法第9775号)は上記のよう

な処罰を科しています。この法律は筆者(カレン神父)が上

院議員、Jamby Madrigalに提出し、陳情したものです。そし

て2009年に法として成立しました。この法律は、電気通信委

員会(National Telecommunications Commission、NTC)が管

理するコンピューターを使ってインターネット接続を行なってい

る大手企業(Internet Server Providers、ISPs)に対して、児童

ポルノを特定し、ブロックし、フィルタリングを行うソフトをインス

トールすることを命じています。

 

同法第9項には、あらゆる児童ポルノへのアクセスやその

送信に対して、確実にブロック機能やフィルタリング機能が

実行されるよう、すべてのISPsは可能な限りのテクノロジー

やプログラム、ソフトを導入しなければならない、とする趣旨

が明記されています。もしISPが認識しつつ故意にこの条項

に違反した場合、同法第15項(k)によって規定される刑罰の

対象となります。NTCは、同法が効力を発してから90日以内

に、この条項の実施に必要な規定を交付しなければなりませ

ん。この規定には、あらゆる児童ポルノへのアクセスやその送

信をブロックするようなフィルタリング機能を持つソフトを導入す

ることを規定する項目が含まれています。

 

しかしながら、この法律が尊重され、効力を発揮していると

はいえないようです。児童ポルノとサイバーセックス犯罪は

フィリピン国内に蔓延し、さらに広がりつつあります。何千も

の子どもたちが性的に虐待されながら撮影され、その画像

が国内外で販売されています。これは、あらゆる犯罪の中

で最も悪質な犯罪です。力のあるものが、何らとがめを受

けることもなく、この状況に甘んじています。我々は異を唱

え、子どもたちを守るために行動を起こさなくてはなりませ

ん。そして、子どもたちを食い物にする人間とそれを後押し

する者たちに法の裁きを受けさせなければなりません。


(訳者: Mikikoさん)

カレン神父と、プレダ基金の子どもたち

 


父親を、「お父さん!」としてもっと頼れる社会をめざして

クレイグとマークのコラムの紹介です。


https://www.we.org/stories/breaking-the-stereotype-of-incompetent-dads-on-fathers-day/

 

 

買い物の真最中に、あなたのまだ小さいお子さんが、欲し

かったおもちゃを買ってもらえなかったことに腹を立て、人

目をはばからずに愚図り始めました。周囲の人は黙って

(そうじゃない人もいるかも)こっちに一瞬視線を向けます。

その向けられた目線は、だいたいの場合優しい視線では

ありません。

 

ほぼ全てのお母さんが、自身の子育てを疑問視される視線

を周囲から浴びた経験をしたことがあるかと思います。では、

お父さんはどうでしょう?

 

昨年、ミシガン大学が475人の幼い子どもを持つ母親さんに行

った調査では、10人に6人の母親が、子育てについて恥をかか

されたような経験をしたことがあると答えています。子どもに与

える罰や、夕飯の献立についてまで、あらゆることに関して批

判されたり、頼んでもいないアドバイスを受けたりしたことがあ

ると。

しかし、私たちが引っかかったのは、その調査結果ではなく

調査のやり方、つまり「父親に質問していな

い」ということでした。

 

言うまでもなく(そして残念なことに)、自身の子育てについて

一方的な批判を受けたことのあるお父さんはたくさんいます。

しかしながら、大学の研究者ですら、こういう経験を「女性特有

の経験」と無意識的に判断してしまうのです。このことは、子育

てが父親にとっていかに仕切りが高いものになっているのかと

いうことを見事に表しています。

 

私たちは、子育てに関してお父さんを批判するということを

あまりしません。むしろ、「イクメン」とかいう言葉もあるよう

に、その努力を称賛しています。なぜ、そんな風に褒めら

れるのでしょうか?その理由は簡単です。はっきり言って、

私たちは子育てに関しては最初からお父さんたちにあまり

期待をしていないからです。

 

今の世の中では、「お父さんは家では肩身が狭く、家では

お母さんが幅を利かせている」というような感じのメッセー

ジがあふれています。「ダメな親父代表」というような感じ

の、アニメのシンプソンズに出てくるホーマー・シンプソン

から、最近のマクドナルドのCMに出てきた「お母さんが今

日は外に出てて、子どもに何を食べさせて良いか分から

ずマックにやってきたお父さん」に至るまで、メディアは、

「頼りないお父さん」をからかうことが大好きです。「オム

ツ替えや掃除も一人でできないお父さん」をいつも欲して

います。

 

外でベビーカーを押しているお父さんは、周囲から尊敬のま

なざしを向けられます。まるでそれが偉業であるかのように。

お母さんに対してはそんな風に見向きもしないのに。こういう

ことを、当たり前のこととして私たちは受け入れています。二

歳の反抗している子どもに靴を履かせようとしているお父さ

んが公園にいたら、近くにいる女性たちは助けに行こうとす

るでしょう。もしお母さんが同じ境遇にいても、何も起こりま

せん。「上手くやるだろう」と思われながら人が通り過ぎてい

くだけです。

 

そもそも、さっきも言った「イクメン」という言葉があること自

体、社会が固定観念に縛られていることの現れです。「イク

メンやってます!」と自慢げに言うお父さんもいますが、親

である以上、その責任はパートナーであるお母さんと同等

です。にも関わらず、「イクメンやってます!」なんて言うの

は、自分たちに生まれた命を育てるというよりは、副業のよ

うな感覚で子育てを捉えているような印象も受けます。

 

「『お父さんは子育てに関しては何にもできない』という思い

こみに私たちは縛られています。それゆえにお父さんは何

もしなくなってしまうという、負の連鎖が起こっています。」こ

う語るのは、男らしさを問い直すネットメディア「The Good M

en Project」の編集長のエミリー・ラドゥーサーです。

 

ラドゥーサーは、その負の連鎖を断つ鍵は、「子育ては親

二人の共同作業であり、二人とも同等の責任を負ってい

る」という考え方を、「新しい当たり前」にすることだと言い

ます。

 

父の日は、社会の固定観念を打破し、父親に対する社会

の期待値を高める絶好の機会です。家庭や子育ての担い

手としての父親の存在や献身を祝うことで、これまでの固

定観念から解き放たれた、新たな男性像を社会に示そう

ではありませんか!

 

それを実行するためのアクションは、難しくはありません。父

の日、あるいは母の日に渡すカードから始められます。母の

日のカードは、たいてい家事についてのジョークだったり、普

段の子育てや家事についての感謝を書いたうるっとくるような

モノだったりします。父の日のカードは、たいていお酒ばかり飲

んでいることについてジョークだったり、家でゴロゴロしているこ

とについてのジョークだったりします。その代りに、「怪我した時

に包帯巻いてくれてありがとう」とか、「毎日皿洗いしてくれてあ

りがとう」などということを書いたカードを渡してあげると良いで

しょう。

 

次の問題が、プレゼントです。父の日そして母の日は、批判

的に見れば最も性規範に縛られた行事の一つで、その象徴

となっているのがプレゼントです。お父さんにはネクタイを

(『大変なお仕事頑張って』というある種の性規範に基づい

て)あげることが多いです。一方、お母さんには、家具だっ

たり、家族に関連するプレゼントが多いですね。子どもた

ちが写っている写真を収めた写真立てだったり。お父さん

もそういう写真が欲しいかもしれません。家で使う新しい皿

洗い機が欲しいかもしれません。こういうプレゼントは、決し

てお母さんだけのモノではないですよ!

 

最近、「〇〇という病」という表現で社会の病理を表現

する言い方が流行っていますが、私たちは、「男らしさ

という病」が社会を覆っていると思っています。私たち

は、この病が社会から消え去り、より自由で多様な男

性像について前向きな議論が新たに起きることを願っ

ています。父親としての信頼や期待を社会全体でお父

さんに与えることができ、それにお父さんが応えられる

社会をつくっていくということも!

 

 

参考リンク

 

ミシンガン大学が行った母親への調査(英語)
 

https://www.sciencedaily.com/releases/2017/06/170619092158.htm

 

子どもたちに何を食べさせて良いか分からずに困っている

お父さんを描いたマクドナルドのCM(英語)

 

https://www.youtube.com/watch?v=u22R4FAepCU

 

※ 今回、「父の日、あるいは母の日は性規範に縛られたイ

ベント」という指摘もコラムの中であったが、この性規範を問

題視し、父の日、あるいは母の日の存在そのものに批判的

な立場を取っている識者もいる。(一つの視点として参考にし

ていただければ!)
 

http://blogos.com/article/229893/

 

 

 

 

 

 


圧倒的な力強さを持つ 子どもメンバーのスピーチを紹介

JUGEMテーマ:社会問題

 

2017年11月にNPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)設立25周年記念イベントで、「あらゆる暴力から子どもを守るには」をテーマに、フリー・ザ・チルドレンのメンバーの小学生と高校生のふたりがスピーチをしました。子どもとして、主権者として、声をあげた彼らの力強いメッセージを紹介します。

 

※小学生メンバーのスピーチはこちらから↓↓↓

http://ftcj.jugem.jp/?eid=1927

 

***

なつほ

 

 みなさんこんにちは。高校一年の渡邉夏帆です。今日はこのような機会をありがとうございます。今日は暴力を受けている子ども達に私達ができることを一緒に考えたいと思います。

 

 今の日本の子どもたちは子どもの権利に守られた生活を送っているでしょうか。私はそうは思いません。なぜなら、それは健やかに育つための「生きる権利」教育を受けられる「育つ権利」自由に活動できる「参加する権利」あらゆる搾取から守られる「守られる権利」の四つに分割し、現状を分析することで明白になります。

 

 まずは生きる権利について。地域によって負担の大きさは異なりますが、市が子どもの医療費を負担していることはみなさんご存知でしょう。中学生以下や高校生以下対象で医療費が500円、または無料という風になっています。この制度は小児医療費助成制度言い、病院に行く余裕のない家庭でも、治療を受けることが可能としています。例えば、私の住んでいる沼津市は高校生以下が無料、神奈川県横浜市は小学生以下が500円、という風になっています。また、これ以外に各自で保険に入っているでしょう。その保険が入院費や手術費などを負担し、私達が患っている治療可能な病気を治せるようにサポートしてくれています。以上のことより、私たち日本人の生きる権利は守られています。

 

 続いては育つ権利について。日本国民には子どもに教育を受けさせる義務というものがあります。よって日本のほとんど全ての子ども達は小中と学校に通っています。不登校で学校に行っていないとしても、不登校は正当な理由であり、親が教育センターなど、子どもが学校に通う為に努力している場合は義務違反にはなりません。また、子どもが持っているのは権利なので、放棄しても問題ではありません。よって、親が教育を受けさせる義務を持っているという環境が整っているため、子供の持つ育つ権利は守られています。

 

 次は参加する権利を分析しましょう。これに関しても守られています。なぜなら、自分がやりたいスポーツや習い事に通う子どもは少なくないはずです。また、学校でも読書感想文や意見文などの課題を通して、自分の意見を持ち、共有しています。他にも、サマーキャンプやボランティア活動に積極的に参加できるチャンスは子ども達にはたくさんあります。なので子どもの参加する権利も守られています。

 

 では、4つめの色々な搾取から守られる、守られる権利はどうでしょうか。日本に住んでいる子ども達はみな親から暴力を受けていないと果たして言えるのでしょうか。日本には認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークという団体があります。これは、オレンジリボン運動で知られている団体です。この団体のデータによると、平成26年の一年間で約9万人の子ども達が児童相談所に行っています。また、虐待による死亡事例は年間50件を超え、一週間に一人の子どもが命を落としているという計算になります。その中の半数以上の加害者は母親です。以上のことから、日本には虐待を受けている子どもがたくさんいるということが分かります。よって守られる権利は守られているとは言えません。

 

 では、日本でどのような環境づくりをすれば、子どもの権利を守れるのでしょうか。私は親対象のカウンセリングやレクリエーションの場を増やすこと、そしてより多くの人達に児童虐待の現状を知ってもらい、虐待しない、虐待させない環境を作る事だと考えます。

 

 親が子どもに虐待するのは、仕事や育児、人間関係などのストレスによるもの、つまり暴力は八つ当たりであると考えられます。この問題を解決するにあたってカウンセリングとレクリエーションが最適であり、子どもに暴力をふるう件数が減少します。虐待しない、させない環境をつくるには具体的にどんなことをすればいいのだろうか。私は、児童虐待について知ってもらうこと、そして国民全員が虐待に対するアンテナを敏感にすることが必要であると思います。

 

そこで私は自分に何が出来るのかを考えました。私は有名な芸能人でも、国会議員でも、ありません。普通の高校生です。しかし、そんな私にでも出来る事があると思います。それはこのような場など、自分の意見を発表、共有できる場に積極的に参加することです。自分の考えや児童虐待の現状を伝えることで、聞いてもらった人たちは児童虐待について考え直してくれるかもしれません。私のように伝える側になりたいと思ってくれる人もいるかもしれません。そうやって児童虐待について詳しく考えることが児童虐待改善への第一歩になると思います。

 

 児童虐待。身近に感じる人もいれば、別世界での出来事と思う人、それぞれいると思います。子ども達には自分の身を虐待から守る権利があります。この権利を守る為に、暴力のない世界が必要であると感じませんか。そこで私達に出来ることはSNSで児童虐待について情報を発信することではないでしょうか。この世の中、たくさんの人がSNSを利用しています。そこで自分の意見や考えを発信すればたくさんの人が児童虐待について知ることができます。また、自分の意見がまだなくても、誰かの意見や、実際に起きた問題などをリツイート、シェアすることでいろんな人に児童虐待について知ってもらうこともできます。今は、クリック1つで情報が飛び交う世界です。自分が興味を持ったことでも、自分が少しでも変えたいと思ったことなどを、児童虐待だけに関わらず、クリック一つで社会問題を解決する手助けをしましょう。自分なんかのリツイートで社会問題が変わるなんてって思っているのではないでしょうか。しかし、そのリツイートが連鎖反応のように社会に広まるのです。だから、小さな一歩と思えることでも、社会を変える一員になれます。

 

塵も積もれば山となる。子ども達を虐待から救うため、小さな一歩から、自分に出来る事から始めていきましょう!

 

ご清聴ありがとうございました。

https://www.orangeribbon.jp/about/child/data.php


圧倒的な力強さを持つ 子どもメンバーのスピーチを紹介

JUGEMテーマ:社会問題

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの代表の中島早苗です。

目黒区で3月に虐待の末に死亡したとされる、わずか5歳だった結愛ちゃん。報道を聞くたびにつらくなり、心が痛くなる事実が次々と明らかになり、何とかならなかったのだろうか・・・と思わずにはいられない。

 

この悲劇を繰り返さないためにも、子どもの権利を守る活動をする団体として、お母さん、お父さん、子どもたち、子どもの周りにいるすべての人に「子どもの権利」について伝えていきたい、と今まで以上に一層強く感じています。

 

昨年11月にNPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)設立25周年記念イベントで、「あらゆる暴力から子どもを守るには」をテーマに、フリー・ザ・チルドレンのメンバーの小学生と高校生のふたりがスピーチをしました。子どもとして、主権者として、声をあげた彼らの力強いメッセージを紹介します。

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くりかちゃん2

こんにちは。私は小学5年生の坂口くり果です。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの子どもメンバーです。

 

私が「子どもの権利条約」を知ったのは、今年、5年生になったばかりのときに参加したフリー・ザ・チルドレン・ジャパンの「テイク・アクション・キャンプ」でした。このような条約が作られるということは、条約が必要なくらい幸せではない子どもがたくさんいるのだ、と思い、強いショックを受けました。

 

みなさんは、今、日本は平和だと思いますか?

「特に戦争もしていないから平和だ」と思っていらっしゃるかもしれません。しかし、平和とは、「戦争がない」だけでなく、私たち一人ひとりが幸せに生きることなのだと、私は考えます。

 

私たちはよくこんなニュースを耳にします。「これは教育だ」といって、学校の先生が叩いたり殴ったりひどい言葉を言ったりして、子供が学校に行けなくなった、とか、「これはしつけです」といって、親が子どもに殴ったり蹴ったりして子供が死んでしまった、など。

 

これでは幸せと言えるでしょうか。だから、私は日本は「本当の平和」ではないと思うのです。

 

私たち子どもは、学校に行ったら先生からたくさんのことを学びます。そして、いつも私たちを見守り、導いてくださり、大好きで尊敬する存在です。その先生が、教育だと言って、殴ったり、ひどい言葉を言っても、「自分が悪いから仕方ない」と思います。けれども、それが続くと、学校に行くのが辛くなります。誰かに話したくても、信じてもらえないかもしれないので、たえるしかありません。

 

私たち子どもはお父さんやお母さんが大好きです。悪いことをして、叱られることもたくさんあります。でも、お父さんやお母さんが大好きです。だから、しつけだと言って、叩かれたり、ひどい言葉をぶつけられたら、ほんとうに悲しいし、親から認めてもらえない自分がどんどんきらいになって、自信が持てなくなっていきます。それでも、お父さんやお母さんが大好きだから、誰にも言えず、毎日がつらくなったりします。

 

私たち子どもは、学校や習い事などで、いじめにあうこともあります。たたかれたりするいじめもあれば、言葉で傷つけられるいじめもあります。いじめられても、親に話したら、先生に連絡がいき、先生はいじめた子を呼んで注意するかもしれません。

 

しかし、そうしたら、いじめた子はおこって、またさらにいじめるかもしれないので、なかなか親や先生に話せないのです。また、誰かが見ていても、かかわると、自分もいじめられるかもしれないから、知らん顔をすることが多いのです。友だちからいじめられたら、友だちを作ることがこわくなります。いじめをしていた友だちは、明日はいじめられる側になるかもしれません。

 

親や先生からの体罰やぎゃくたい、子ども同士の暴力やいじめ、そして、「見ないふり、知らないふり」をするということも暴力のひとつだと私は思います。私たち子どもは常にいろいろな暴力にさらされているのです。

 

親や先生からたたかれたら、心から反省しますか?

私なら、きっと、言うことを聞くと思います。しかしそれは、こわいからです。そこに、愛やぬくもりは感じません。暴力をふるわれると、最後は暴力をふるってもいいのだと私たち子どもは覚えます。暴力は暴力を生むのです。

 

私たちがほしいのは、「教育」や「しつけ」という言葉にすり替えられた、支配や暴力や暴言ではなく、愛され、大切にされることです。

 

ひとりでもこの世の中に、自分のことを大切に思い、話を聞いてくれる人や場所があれば、心が救われ、安心し、勇気がわきます。勇気がわけば、自信を持って、いろいろなことに立ち向かっていけます。

 

それは決してよくばりなことではない、当たり前の権利なんだよ、と知ってほしいです。私たち子どもが、傷ついたり傷つけたりしないように、未来が、絶望ではなく希望に輝くように、大人も子どもも、この権利を知ることが必要なのだと私は思います。

 

では、どうすれば多くの人に知ってもらうことができるでしょうか。

 

私はこの間、インフルエンザの予防接種に行きました。待合室で、母と母子手帳を見ていた時、「もしこの母子手帳に、子どもの権利がのっていたら、命が始まった時からお母さんが子どもの権利を知るようになり、悲しい子どもは減るのではないか」と思いました。なぜなら、母子手帳は日本のすべての子どものお母さんがもらうものだからです。

 

想像してみてください。今この部屋は真っ暗です。私たちは一本のろうそくを持っています。ともしびを私が最初の人にともします。その人はまたとなりの人にともしびを分けます。となりの人に、となりの人に、どんどんともしびはついていきます。そして、部屋はどんどん明るくなっていきます。

 

子どもが暴力から守られ、安心して幸せに生きる権利が、ひとり、またひとりと伝わっていき、子どもの生きる世界がどんどん明るくなっていくことを私は願います。これは、私たちこどもにもできることです。

 

私が今このように話をしていることも、子どもの権利のひとつだからです。

 

最後まで聴いて下さり、ありがとうございました。

 

***

▼国連子どもの権利委員会に、子どもの声としてくり果ちゃんの提案を届けました!

 

坂口くり果ちゃんがスピーチで提案した、子どもを暴力から守るためには、「母子手帳(母子健康手帳)」に子どもの権利条約を掲載したら良いというアイデアは、素晴らしい名案だと思いました。

 

活動を通して、子どもの権利条約の内容を知っている子どもやおとながあまりに少ないといつも私たちは思っていました。子どもの権利を伝えるのは国の義務であり、おとなの責任です。

 

これから親となる人が子どもの権利を知ることで、子どもを育て接するときに子どもを主権者として、人間として尊重していくようになるかもしれません。また、自分の子どもに権利があることを伝え、親子で権利について考える機会を持てるかもしれません。

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、坂口くり果ちゃんの提案を子どもの声として今年の1月に国連「子どもの権利委員会」に届けました。(後日より詳しく、別のページでご報告します)

 

今後は、日本国内で、各自治体や、厚生労働省に対して、母子健康手帳に子どもの権利条約が掲載されるよう、働きかけキャンペーンを展開していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

中島早苗
 


【7月15 日まで!】 レッドカードアクション実施中!

2017年現在、世界では1億5200万人が児童労働に従事させられています。

これは、世界の子どもの10人に1人が働いている計算になります。

義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険で有害な労働のことを児童労働と呼びます。

 

同じ人間にもかかわらず、世界には多くの子どもが児童労働に従事させられています。

こうした世界を変えていきたいと思いませんか?

1995年、カナダの少年、クレイグ・キールバーガーも同じように考え、フリー・ザ・チルドレンの活動を始めました。

 

世界中から「児童労働」をなくしていきたいという思いを見える化し、それを社会に発信する活動がレッドカードアクションです。

以下に参加方法を記載しています。

ぜひ学校やご家庭、友人たちと一緒に参加してください。

 

【レッドカードアクションへの参加方法】

(1) レッドカードを入手しよう

レッドカード付きリーフレット(チラシ)を特設ウェブサイトからダウンロードしましょう。

 

ストップ! 児童労働キャンペーン2018 ダウンロードページ

http://stopchildlabour.jp/2018/download/

 

(2) レッドカードをかかげる 

「児童労働」を終わらせたいという意思と共に、レッドカードを掲げましょう。

 

(3) 写真を撮影する

レッドカードを掲げている様子を写真に収めましょう。

 

(4)「#STOPCL」をつけて写真をつけてFacebook、Instagram、Twitterで友達にシェアする。

写真と共に、自分の思い、加えて行いたいアクションなどを記載しましょう。

Facebook、Instagramから投稿された作品は自動的にフォトコンテスト対象作品となります。(ただし、公開設定となっているものに限ります) 

フォトコンテストについてはこちらをご確認ください。

 

※なお、SNSが使えない人は、こちらのフォームから投稿することもできます。

フォトコンテスト応募フォーム

http://stopchildlabour.jp/2018/form/#form-2

 

(5)報告フォームから活動報告をしよう!

以下のウェブサイトにアクセスして、活動報告をしましょう。

全都道府県での活動を目指しています。

報告フォーム

https://ws.formzu.net/fgen/S56480823/

 

(6)みんなのアクションを見よう

#STOPCLで検索をして、友人や他の投稿も確認してみましょう。

きっと触発される写真やメッセージが見つかるはずです。

 

 

5月に行われた徳島での教育に関するイベントにて

"国会議員のための「世界一大きな授業」"中高生チームの打ち合わせにて

"誰でも参加できる「世界一大きな授業」"の打ち合わせにて

 

 

全国各地から「児童労働」をなくしたいという気持ちを見える化して、社会に発信しましょう。


[共感によって切り開かれた私の人生」: ジャーナリスト、アン・カリーのスピーチ全訳

今回は、戦場や被災地など、さまざま現場を取材してきた

アメリカ人ジャーナリスト、アン・カリーのWE Dayでのスピ

ーチをご紹介します!(清田)

 

https://www.we.org/stories/journalist-ann-curry-shares-inspiration-for-her-career-at-we-day-minnesota/

 

みなさん、こんにちは!今日はみなさんに、私がかつて学

校で経験したことをお話できればと思っています。

 

その時、私は学校の先生から、第二次世界大戦中にユダ

ヤ人の人に対して行われた虐殺行為、ホロコーストについ

ての話を聞いていました。その時、私の心の中が、ホロコー

ストで苦しんだ人たちの悲しみや苦しみへの共感であふれ

ていました。誰かの痛み、あるいは苦しみに対して、これほ

ど強い共感の気持ちを持ったのは初めてのことでした。

 

この時に抱いた共感は、いまでも私の心の中で湧き上り続

けています。その気持ちと向き合おうと決めたことが、私の

人生の行く末を決定づけることになりました。その時から、

私の人生は、人のために立ち上がることのできる、善き人

になるための道を探す旅となったのです。

 

私の秘密をみなさんに教えます。それは、私がこれまでジャ

ーナリストとしてやってきた仕事の全てが、私の想いを実践

する過程となっていたということです。私が伝えることで、少

なくとも世界の人たちは真実を知ることができる。そうすれば、

ホロコーストの人たちのように、沈黙に苦しむことはありません。

少しでも多くの人たちを沈黙から解放していきたい、私はそう思っ

てこの仕事をしてきました。

 

以前、ホロコーストの生存者であるエリ・ヴィーゼルにインタ

ビューをしたことがあります。彼は、収容所で亡くなったユダ

ヤ人たちの声を代弁する存在となっていました。アウシュヴ

ィッに収容された時、彼は15歳でした。

 

私はヴィーゼルに、『なぜダルフールでの大虐殺を公然と非

難する活動を行っているのですか?』と尋ねました。すると、

『私たちがそういう状況だった時、誰にも助けてもらえません

でしたからね。』と彼は言ったのです。

 

その言葉から、私は、『苦しみの当事者になるということは、

その後の苦しみからは一切解放される特権を与えられると

いうことではない』ということを学びました。むしろ、その苦し

みを抱えて生きていかなければならないという現実があるの

だということを学んだのです。その苦しみを抱えながらもでき

ること、それはさらなる苦しみをこの世に産ませないというこ

とです。それは、今を生きる私たちにも課せられた道義的責

任です。その道義的責任に突き動かされた人たちが、沈黙

を選ばずに立ち上がってきたことで、いつの時代も世界を変

えてきたのです。(奴隷解放運動に尽力した)ハリエット・タブ

マン、マハトマ・ガンディー、(ナチスと闘ったポーランド人) ヴ

ィトルト・ピレツキ、(ジャーナリストの) ルース・グルーバー、マ

ーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラ、そしてマザ

ー・テレサ、彼らはみんな、立ち上がったのです。

 

今ここに挙げた名前を知らない人もいるかもしれませんが、

今挙げた人たちは、検索すれば一瞬で情報が出てくる人た

ちばかりです。ですが、世界には数えきれないほど、他者の

ために立ち上がっている大勢の人たちがいます。検索して

も情報は出てこないかもしれませんが、大小問わず多くの

人たちが日々変化を起こしています。私のプロデューサ、

私自身、そしてみなさんもその一人なのです。

 

みなさんが日々抱いている共感こそが、みなさんの羅針盤

となり、想像もつかないような人生へと導いてくれるでしょう。

私自身が、そのようにこれまでの人生を導かれてきました。そ

んな風に歩んできた私のこれまでの人生に、悔いはありませ

ん。さあ、次はみなさんがそれをつかみに行く番ですよ!

 

 


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