時間という名の贈り物

ボランティアや奉仕活動は、参加した人に大きな学びをもたらします。

今回ご紹介するのは、ロサンゼルスの学校の取り組みです。(清田)

https://www.we.org/stories/los-angeles-students-take-on-homelessness-and-hunger-at-we-day-california/

 

 


ロサンゼルスの学校の先生であるエド・グレイは、生徒たちがサンタモニカビーチの暖かな砂浜へ散らばっていき捨てられた発泡スチロールやプラスチックなどのごみをバケツと袋に詰めているのを、誇らしげに見ていました。

熱心にワクワクしながら週末に地域の清掃活動にいそしむ姿は、エドの哲学である、「人が与えられる最善のものとは時間である」という奉仕哲学を体現していました。
 


もともとエドはマサチューセッツ州出身で、何年もかけて自分のクラスに奉仕活動を取り入れ、それが生徒たちをリーダーや権利擁護者へ変えるのを見てきました。

3年前彼が家族と共に、ウエストロサンゼルスで6,7,8年生を教えるためにカリフォルニア州へ引っ越した時、彼は地域への奉仕活動への情熱がどのように受け取られるかわかりませんでした。
 
彼の最初のプロジェクト—ウエストロサンゼルスの州間高速道路10号線の陰での地域清掃 —の間に、ある生徒がエドの下で立ち止まってこう尋ねました。「どうして私たちがこんなことをするの?これはうちのお手伝いさんがしていることよ。」
 
エドは戦法を変えました。生徒たちが行う奉仕プロジェクトを教師として独裁的に決めるのではなく、生徒たち自らが先頭に立つよう頼みました。

彼がWE(フリー・ザ・チルドレン)に働きかけ、WEクラブ—現在では350人の生徒の内50人近くにのぼる—を始めた時、ことが上手くいきました。
 
Allstate FoundationはWEと組み、奉仕学習プログラムを通じて全米で若者のエンパワーメントプログラムを行ってきました。

したがって、「私たちが具体的な相談をする前にスピーカーが学校にきてくれたり、物的な支援を、WE Dayに参加した頃には、あらゆるものが完全にグレードアップしていました」と彼は語ります。
 
自らプロジェクトを選ぶ自由と正当な動機、WE Volunteer Nowから与えられた手段と資源を手にして、生徒たちは情熱の赴くままに、困っている人々へより多くの時間を捧げてきました。

これは、ホームレスの人々を助けるためにスキッド・ロウへ、地域を綺麗にし環境を守るために海辺へと、彼らを導きました。
 
どんなプロジェクトであれ、他の何よりもまず彼らは自らの時間を与えることに焦点を当ててきました。

これは、女優でありAllstate FoundationのGood Starts Young Ambassadorであるモニーク・コールマンが信条としている行動規範です。

WEクラブの部員がシティ校でしてきたこと—地域で飢えている人々に食べ物を与え、プラスチックごみと闘う—を聞いたとき、彼女は手を貸したくなりました。彼女は長年の奉仕経験によって彼らを手引きし、サンタモニカビーチ清掃に協力するため、Allstate Foundation後援のWE Volunteer Nowスピーキングツアーに参加しました。
 
「若いときからあなたの奉仕が重要であると知っておくことが大切です」とモニークは言います。
 
WE Volunteer Nowを通して導火線に火が付き、奉仕哲学はシティ校の生徒独自の勢いを帯びてきました。

「どうやって影響を与えられるだろう?」とエドは考え込みます。「お互いのため、学校、地域、そして地球のために私たちが唯一出来るのは、自らの時間を差し出すことです。」
 
 (原文記事執筆: ジェシー・ミンツ 翻訳:翻訳チーム 中根葵  文責:清田健介)