【インド】マクタニール子どもの家レポート

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、インドで現地パートナー団体を通じて、インドの西ベンガル州にある「マクタニール子どもの家」の子どもたちの支援を行っています。

このマクタニール子どもの家は養護施設で、 児童労働をしていたり、家族に見捨てられ路上で生活するなどのかこくな環境にいる子どもを救出し、子どもが権利を守られ、安心して生活できる環境を提供しています。

 

今回現地より子どもたちの様子のレポートが届きました!

 

毎年自国インドの文化を学ぶプログラムを行っており、ダンス、歌、演劇やスポーツを子どもたちが行っており、

今年もプログラムを実施したそうです。子どもたちが伝統衣装を身にまといダンスを披露したり、先生たちが歌を披露したそうです。

 

■ダンス

 

 

■マクタニール子どもの家の子どもたち

 

 

 

■歌

 

 

 

マクタニール子どもの家では、文化に触れるプジャやホーリー祭など

ヒンドゥー教のお祭りなど年間を通じてお祭りを何度か行っており、

子どもたちはイベントをとても楽しんでいるそうです。

 

 

■ホーリー祭のあとで

 

〇ホーリー祭とは・・・

春の訪れを祝い、色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝う。お祭りの時には、街中色に染まるそうです。なんでもすれ違う人にもカラーボールや色のついた水が飛んでくるんだとか。。。

 

 

このマクタニールの子どもたちの支援は主に文通プログラムの参加費の経費を除いた分を充当しています。

文通プログラムを通じてインドの子どもたちをご支援いただいているみなさま、ありがとうございます!

 

また報告いたします。

 

 

━━◆ インド・フィリピンの子どもたちと

お手紙を通じてお友達になろう ◆━━━━━━━━━━━━

 

 

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの文通プログラムは、支援地域の子どもと文通をしながら、子どもたちの生活を応援するプログラムです。参加費は1000円/月(参加は1年単位)。

 

個人でも、グループでもどなたでも、気軽にご参加いただけます! 

文通から国際協力始めませんか?

 

 

  詳細・お申込み:http://www.ftcj.com/get-involved/correspondence.html

  お問い合わせ:info@ftcj.com(担当 河本)

 

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「どうすれば良いの?」:インドで児童労働に遭遇し、葛藤を抱えたジャーナリストの手記

今回の「世界のWEニュース」では、WEでアソシエイトディレ

クターを務めるジャーナリストの手記を紹介します。

https://www.we.org/stories/fight-flight-face-face-child-labour-india/

 

インド、ウダイプルの旧市街―アツアツのジャレビ(訳注:小

麦粉と水をこねてプレッツェル状にし、油で揚げシロップ漬け

にしたもの)の屋台を通り過ぎ、装飾をつけた牛をよけながら

石畳の路地を歩いていて、ある光景を目にしたとき、私は足を

止めました。児童労働を目の当たりにしたとき、あなたならどう

しますか?

 

私は今、旧市街のある狭い路地に立っています。たき火や

脂っこい屋台めし、甘いジャレビやスパイシーなベルプリ(

訳注:インドの屋台めしの一種で辛みをきかせた軽食)の

匂いがしています。路上では荷運びのロバ、モペッド(訳

注:エンジン付き自転車)、野犬、ひっきりなしにクラクショ

ンを鳴らすトゥクトゥクが次から次に通り過ぎていきます。

両側には小さな露店が並び、天幕から垂れ下がる柄入り

のショールと風に揺れる暖簾が通りを縁取っています。寺

院の壁に描かれた、色あせたヒンドゥー教の神々が旅行

者を歓迎してくれます。

 

私にとって今回が初めてのインド訪問です。既に数日間滞

在していましたが、街中を散策するのはこのウダイプルが

初めてです。農村で過ごした週は、スタディーツアーの参

加者のみなさんと一緒で、地元の女性たちとチャパティを

作ったりしました。女性たちは私たちの力作(は出来が良

くなかったようで…)に、まるで「これどうしよう?」と子ども

たちに言わんばかりのしぐさで、やんわりとダメ出しされて

しまいました。開放的な空間、アラーヴァリー山脈のふもと

でのハイキング、日の出を見ながらの早朝ヨガ、熱いチャイ

(訳注:インドのミルクティー)の香り、キャンプサイト近くの静

かな池の風景に、私はだんだんとなじんでいきました。

 

それに比べると、慣れない街中では、牛に近寄らないように

したり、運転手を探すのに首を目いっぱい伸ばしたり、もっと

ピリピリするはずですが、私は目の前の光景にくぎ付けにな

って立ちすくみました。二人の女性が、竹で組まれた足場の

下で作業をしています。彼女たちは「マサラ」を混ぜています。

この「マサラ」という言葉は、西洋では「紅茶」という意味で誤用

されることがありますが、ヒンドゥー語ではより広い用途で「混ぜ

合わせたもの」を意味すると聞いています。なのでこの建設現場

での「マサラ」は、レンガを積み上げるのに使用するセメント、泥、

土を混ぜ合わせたもの、という意味です。

 

その女性は腰をかがめ、原料を小さな火山状にして真ん中

の穴に水を注ぎ、パスタ生地をこねるように端から内側に力

強く練っていきます。道具を使ってはいるものの、骨の折れ

る作業です。全身を使い、道具を斧のように頭の上に振り上

げてから十分勢いをつけて振り下ろし、壁を作るためのレン

ガを固定させるのに適切な硬さになるまで水分を含んだコン

クリートを押したり引いたりして練らなければなりません。

 

 

なぜ詳しいかというと、このスタディーツアーで経験したから

です。街に来る前、ラジャスタン州にある農村アントリのとあ

る小学校で、WEヴィレッジの活動の一環として、教室の増築

を少数のボランティアメンバーでお手伝いしました。自分で混

ぜ合わせてペースト状にした灰色のマサラでレンガの層を積

み上げ壁にしていく作業は非常にやりがいがありました。
 

現場監督は英語を話されない現地の方なので「うまくでき

いますか?Thik hai?」と現地の言葉で聞いてみました。
 

出来がよかったかどうかは教えてもらえませんでしたが、自

分の並べたレンガがまっすぐになっているかどうか時々調整

しながら見て回りました。

その朝、ウダイプルに向けて出発したのですが、そのときは

WEのグループから離れることに不安を抱いていました。でも

インドの最貧地域では、人々を階層に縛り付けている厳しい

カースト制度があり、子どもに結婚や児童労働を強制するケ

ースは非常に多いです。それについて自分の眼で見てこよう

と自分自身を奮い立たせました。もう私はうぶな旅行者では

ありませんでした。週5インドカレーでも平気でしたし、あと、ヒ

ンドゥー語で5まで数えられました。もう覚悟はできていました。

 

初めはその女の子に気づいていませんでした。
 

彼女は小さく、カナダでいえば健康な4歳児くらいの体格

でしたが、栄養失調や発育不全を考えれば、8歳くらいだ

ったかもしれません。彼女の浅黒い肌は泥や白いセメント

粉で白く汚れ、彼女の着ているサリーからたまにのぞく肌

にもその汚れが点々と付着していました。間に合わせのピ

ンク色のサリーは太陽の日差しから守るためのものですが、

ここの日差しは冬でも強烈です。

マサラを入れた底浅で直径の大きなボウルを彼女が器用

に頭に載せ、頭の上でしっかり支えながら後ろに見える階

段を上がって建設中の建物内に入っていくのを見ていまし

た。中にまだ壁を作らなければならないのでしょう。彼女の

身のこなしに子どもらしさはありません。まるでおとなのよう

に、自分の置かれた状況を受け入れ、その歩く姿には芯の

強さを感じましたが疲れ切った様子も見えました。

 

私はこのとき誰かに叫ぶか(でも誰に?)、彼女を抱き上げ、

どこかに連れ去りたい思いに駆られました(母親から引き離し

て?カナダへ連れて帰る?でもそれからどうするの?)。それ

は彼女に対する場当たり的な感情だったと言ってもいいでしょう。
 

通りを歩く商売人、旅行者、交換留学生、手のかかる子ど

もたちを引っ張っていく女性たち…誰一人として、その光景

に歩みを止める人はいません。一瞬、誰も立ち止まらない

ことを気がかりに思いました。でもなぜ誰も立ち止まらない

のかは分かっています。

 

 

その女の子を救い出すという私の妄想は、まったく理性的で

はありません。問題はその女の子を救うことよりもずっと根深

く、他を解決しないことにはその子は救われません。子どもが

子どもらしくいられるためには、結局のところ、カースト制度な

ど構造的な問題に立ち向かわなくてはなりません。

 

その数日前、私はWEヴィレッジのパートナーコミュニティー

であるカルタナ村で、新しい教室のオープンセレモニーを見

てきました。そこでの子どもたちは歓声を上げ、興奮を抑え

きれない様子で、子どもらしく、お祝いに飾られた風船を割

ったり机の間を駆けまわったりしていました。
 

年内にはアントリの教室もオープンし、さらに多くの子どもた

ちが児童労働に従事するのではなく、学校の生徒になること

でしょう。

 

 

私は街の雑踏に戻ろうと、再び歩き続けました。


(原文記事執筆: ケイティー・ヘウィット  翻訳:翻訳チーム 山本晶子  文責:清田健介)

 

 


青に、ピンクに、藍色に..:鮮やかに染まるインドの伝統工芸に魅せられて..

WEが行っているインドへのスタディーツアーでは、インドの

伝統工業を体験することができるそうです。今回はそのスタ

ディーツアーの様子を少しご紹介します。(清田)

 

https://www.we.org/stories/arts-and-crafts-in-india-with-me-to-we-trip/

 

 インドのラジャスタン州に少女ザキラの家では、700年に

および親から子どもたちへ、その子どもたちからそのまた子

どもたちへと代々伝統工芸が受け継がれています。

 

それは、絞り染めやブロックプリントのインドの伝統的な染

織技術で、今では旅行者たちを通じて、国境を越えて広が

っています。

 

インドのラジャスタン州のアラバリ山脈の麓にあるWEのア

ラバリ山荘キャンプ地で、朝目覚めたばかりのスタディー

ツアーの参加者のもとをザキラたちが訪れました。


WEのスタディーツアー参加者が草の上にマットを敷いて楽

しみにしてザキラたちを待っています。

 

ザキラは、父ユヌスや兄弟や従妹たちと、自宅のあるウダ

イプルから、2時間かけてこちらのキャンプにやってきました。

 

ザキラたちは、スタディルアーの参加者に、白い布をどのよ

うにして綺麗な色の布に染め上げるのかを教えるためにや

ってきたのです。

 

このスタディーツアーは、若者や家族、また企業の従業員

などが、現地の文化を体験できるWEの国際プロジェクトの

ひとつです。

 

 「8月の雨季の時でした。」とユヌスは言いました。「空にか

かる虹を見た女王が、虹のような色の服を着たいと言った

ことが始まりで、この染織技術が生まれました。この繊維技

術で、色鮮やかな装いを楽しむことができるのです。」

 

 

 

ザキラの説明のもと、参加者はそれぞれお気に入りの布を

用意します。染める前の白い布をきつく正確な結び目で縛り

ます。
 

 準備が出来たら、染色液の入った容器の前にいるユヌス

に手渡します。
 

ユヌスは手早くそれらを参加者の好きな色に浸します。ユヌ

スの衣服は真っ白ですが、一滴の染料もこぼすことはありません。

 

染料は全て天然のものです。黄色はターメリック、ピンクは

ビーツの粉末、藍色は木の葉から作られます。ユヌスが好

きな色は一番明るいピンクです。
 

 「インドを訪れる人々にもっと私たちの伝統工芸を知っても

らいたいです。」とザキラは言います。

 

となりでは、美術を学ぶ学生たちがブロックプリントの染織

をしています。象や花やラクダなど様々な形の木版を染色

液に浸してから布にスタンプします。

 

ユヌスは言います。「昔は木の代わりに金属の型が使われ

ていました。様々な柄を生み出すブロックプリントや絞り染

めの工程は複雑で、それぞれ全てが手作業で行われます。

「私たちはもっと多くの人々にこの技術を教えたいです。何百

年も引き継いできたインドの伝統工芸を知ってほしいのです。」

 

 

カメラマンとしてこのツアーに同行したレベッカさんは言いま

す。「このツアーでインドの伝統工芸への認識を深めました

。」「帰国後の私の芸術活動に何かしら変化を与えてくれる

と思います。」

 

まもなく、屋外教室は降り注ぐ日光のもとカラフルなスカー

フでいっぱいになります。その横にはブロックプリントの作

品が並びます。

 

ここでの体験はレベッカさんら参加者にとって何物にも変え

られない貴重なものになるでしょう。

 

この伝統工芸は、ザキラやユヌスらが代々子どもたちに引

き継ぎ、そしてこのように国境を越えて人々に伝えることで

続いていくのです。

 

 (原文記事執筆 :メーガン・ハリス 翻訳:翻訳チーム 文責:清田健介)

 

※今回は、WEのインドのスタディーツアーの模様をご紹介

しましたが、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでも、インドでの

スタディーツアーを今年の夏に行います!ご興味がおありで

したら、下記の詳細をぜひご参照ください!

 

インドスタディーツアー2017夏

 

〜インドの村で子どもに出会う、ボランティアの旅〜

 

2017年8月7日月〜13日成田発着

 

 

スタディツアーでは、観光ツアーでは知ることの出来ないよ

うな現地の方々の生活を体験し、日本の生活が当たり前で

はないという世界の現実を体感することができます。 そして

皆でのボランティアワークや、ディスカッションなどを通じて、

本音を語ることができる仲間になっていきます。仲間達と将

来について話をする機会もあり、帰国後もずっとずっと関わ

っていける出会いがあります。きっと、あなたにとって忘れら

れない時となるでしょう。

 

 

詳しくはこちらをご覧ください!

 

http://www.ftcj.com/get-involved/study-tour/india2017summer.html#schedule

 

 


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