栄養プログラムがケニアで効果を上げています




 FTCカナダのブログからです。

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ケニアの農村部では、私たち、フリー・ザ・チルドレンが、学校とその生徒達の協力を得ながら、地域の農業および食糧の確保という、私たちの支援の柱の一つを実施し、大きな成果を上げています。

その活動の一環である栄養プログラムでは、食事から取る栄養についての情報を生徒達に伝えるだけでなく、学校給食のための食糧支援も並行して行っています。このような活動によって、生徒達の家族や村の人々に食事の栄養面での重要性を理解してもらっています。

さらに、学校給食用に、栄養豊富で健康によい食材を十分に提供することで、生徒達が喜んで学校に来て、勉学に集中できるように図っています。

Pimbiniet地区にある学校の一つ、キサルニ女子中学校では、学校で得た知識をもとに、村内に有用な果樹を植える活動をし、栄養失調になりがちな幼い子ども達の健康維持に役立てるという生徒達も現れています。

学校で学んだ生徒達は、自分たちの村の置かれている厳しい状況、たとえば、過酷な農耕条件、社会インフラの不備などをしっかり認識したうえで、村の生活を何とか良くしたいと考えるようになっています。そして、教育がその鍵となるものだということを確信しています。


このように、栄養プログラムを実施しているケニアの農村部では、より健康的な生活が営めるようになることが期待されています。現地での食糧確保や栄養プログラムの実施に際しては、PotashCorpという支援組織が創設され、活動のパートナーとなっています。その力を得て、ケニアでは、農村地域での新しい農業技術の導入、飲み水や農業用水管理、栄養教育などの分野で、“農業および食糧の確保”という支援の柱が成果を上げています。



(翻訳:山下正隆 文責:浅田紀子)



キサルニの学校での様子(ケニア)

 

FTCカナダのブログ紹介です。

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FTCカナダが支援するキサルニの学校では、教師と学生達が協力して学び、教師たちは、単に決められた教科を教えるのではなく、学生各自が教育に興味を持てるようはたらきかけ、学生たちが興味のある分野を追求できるようにしています。

 

また、教師たちは、学生たちがある議題について批判的に考えたとしても、反対意見が相互作用となり、解決策を得るための新しい方法になることも理解しています。

その後、開催されたあるシンポジウムでも学生たちは参加しましたが、議論をすることで批判的思考技術(クリティカル・シンキング)を学べるいい機会になったと、次回のシンポジウムも楽しみにしているそうです。

キサルニの学生たちは熱心に勉学に取り組む一方で、学校の庭や、グラウンドの木々の世話をする時間も多くあります。

先日、学生たちは寮の周りに若木の苗を植え、これらの木が成長したらどんなに寮の周りの景色が美しくなるであろうと心を踊らせ、これからキサルニで過ごす4年間の学校生活で自分が世話をしていく苗木を選び、喜んでいたそうです。


学校という場所はもちろん勉強する場所ではありますが、
机の上だけでなく校外活動を通して学生の心の豊かさを育てる大切な場所であると
再認識させられる記事でした。

(翻訳:山田あさ子 文責:浅田紀子)



 

 

 




キプソンゴル村の起工式

 

こんばんは、浅田です。
カナダインターナショナルからの記事です。

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(訳者:翻訳チーム 中丸玲子)

 

先月、ケニアのある村が新たにフリーザチルドレン(FTC)に仲間入りしました。母親、父親、教師、村の指導者たち、祖母、祖父、そして子どもたち合わせて千人以上が集まり、1996年に初めて学校を設立して以来ずっと取り組んできた教育の新たなページの幕開けとなったのです。

 

キプソンゴル村が小学校を始めた当初は、生徒40人と教師1人が木の下に集まっていました。村の長老が小さな家を提供すると、さらに多くの生徒が熱心に授業に参加するようになりました。そのうち生徒が部屋からあふれ出るほどになったので、保護者達が丸太や泥、牛の糞で大きな建物を愛情をこめて造りました。今では800人以上の生徒が10人の教師から教育を受けています。

 

緑のパンツやシャツとえび茶色のセーターを着た数百人の生徒たちが興奮してなだれ込み、スピーチを聞いたりダンスに合わせて手をたたいたりするのに一番いい場所を我先に取ろうとしました。母親たちは虹色の派手な服装で赤ちゃんを背中におんぶして、ニコニコしながらやってきました。何十人もの父親が、ネクタイ、ブレザー、コートといういでたちで得意げにこの特別な日を迎えました。こんな得意げな顔はめったに見られることではありません。祖父母たちも三々五々集まってきて、少し前までは教育が手の届かないものだったことを思い出していました。教育を受けることは夢にもなりませんでした。教育というものを知らなかったのです。10年でここまで来たのです。

 

ウィルソン校長先生はこの特別な日に全員を歓迎する熱い言葉を述べ、村が子どもたちに教育を与えるためにこれまで成し遂げてきたこと、そしてこれから夢見ていることを熱心に語りました。「今、私たちの子どもたちは自由です」と校長先生が叫びました。これは私たちの組織名の由来にもなり、90年代半ばに児童労働に抗議する子どもたちが叫んだスローガンと、キプソンゴル村の子どもたちが享受している自由を合わせた言葉でした。教育をただ受けるだけではなく質の高い教育を受ける自由。将来に夢を持つ自由。熱心な探究心が吸収できるすべてを学ぶ自由。

 

スピーチ、ダンス、祈り、そして歌が終わりに近づくと、村人たちは人々をかき分け、最初に建設する2つの教室の最初の鍬入れをする人たちを見るのに一番いい場所を取ろうとしました。「10,9、・・・」と数人がカウントダウンを始めるとすぐに、「7,6,5・・・」と大勢が参加しました。子どもたちは興奮して跳び上がり始めました。保護者達も期待に胸を膨らませて手を握り合いました。一人のおじいさんが、鍬を頭上に振り上げて、満面の笑みで今にも振り下ろそうとしていました。「4,3,2・・・」そして、全員一緒に「1!」と叫びました。

 

思いを込めた鍬が地面に振りおろされましたが、式典のために1〜2回掘るのではなく、真剣に基礎を掘り始めました。父親が疲れると母親が代わり、また交代して続けました。1時間で基礎は30センチ以上の深さになりました。保護者たちはFTCフィールドチームのメンバーに、深さ1メートルの基礎堀が完了するまで続けると約束しました。そして翌日、日の出とともに床が敷かれ、2つの教室は瞬く間に完成に近づきました。

 




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