父と娘の、インド冒険記

海外への旅は、文化を学ぶことはもちろんですが、自分自

身について知るきっかけにもなります。WEのライターの

メーガン・ハリスは、WEのインドへのスタディーツアー

で、自分のお父さんと親子で旅をする中で、自分の父親の

新たな一面を知り、関係を深めることができたようです。

(清田)

https://www.we.org/stories/father-and-daughter-connect-on-me-to-we-trip-to-india/

 

 

私がインドのスタディーツアーに参加することになったとき、

私は父と絶対に一緒に行きたいと思いました。

 

私の父ピーターは、元小学校の教師です。学ぶことや教育

に強い情熱を持っています。また、冒険することも大好きです。

 

私が生まれる前、父はヨーロッパを放浪していたそうです。

私が生まれてからも、家族で毎年夏には必ずキャンプをす

るなど、積極的に外に出かけていました。私が旅好きなの

は父に似たのだと思います。(私のパスポートには、エクア

ドルからケニアまで、たくさんの国のスタンプが押されてい

ます!)。

 

ただ、インドには父も私も全く行ったことがありませんでした。

今回の旅では、これまでにない新たな一歩を踏み出し、父と

一緒に特別な経験ができることを期待していました。期待通

り、私たちはたくさんのすばらしい経験をすることができたの

ですが、予想外だったことは、お互いについてこれまで知らな

かった面を深く知ることができたということでした。

 

私はWEにほぼ5年携わっています。家族にはWEでの活

動やWEで活動することが自分にとってなぜ大切なのか

などを、家でもよく話していました。しかし、ウダイプルに

一緒に行くまで、父は、WEでの活動については、私の言

葉から想像するしかありませんでした。父にとって、WEは

とても遠い存在でした。

 

10日間の旅を終えて父は私に「WEについてようやくきちん

と理解できた気がする」と言ってくれました。後で分かった

ことですが、WEで活動をする娘や息子と一緒に旅をした保

護者の多くは同じように感じていたそうです。

 

インドは特別な場所になりました。WEの活動を多くの人た

ちに知ってもらう機会となり、WEについて聞いたことはあっ

てもあまりよく知らなかった人たちに、WEの意義を感じても

らえる場所になりました。

 

元教師である父にも、この旅でWEの活動の意義を感じて

もらえたと思います。他の団体とは違うということや、私が

どう具体的に実践しているのかも理解してくれました。

 

帰国後、父がこの旅をどう感じたのか聞いてみました。父の

話を聞いて、父が私のWEでの活動を誇りに思ってくれている

ことが分かり、次の旅へと背中を押してもらえた気がします。

 

Q&A
 

メーガン(以下メ):お父さんがこの旅を楽しんでいたことは

書いたんだけど、お父さん自身の言葉で感想を教えてくれ

るかしら?

 

父:本当に楽しかったよ。特に学校を訪問して子どもたちと

交流できたのはよかったね。カナダの子どもたちと比べると、

インドの子どもたちは学習道具など身の回りのものが十分に

与えられているわけではないけれど、物をたくさん与えられて

いるカナダの子どもたちと同じように、成長する強い力を持っ

ているよ。どんな環境にいたって、子どもはみんな同じ子ども

なんだね。

 

メ:カルタナ村の学校では、4年生の教室の完成記念式典

に参加させてもらったわね。私たちが到着すると生徒のみ

んなが挨拶してくれて、私たちひとりひとりの手をひいて校

庭まで連れて行ってくれたのよね。お父さんは確か、小さな

男の子に連れて行ってもらっていたわね。

 

父:そうだ。その男の子とはたくさん話をしたよ。手に負えな

いほど活発な子でね。教室に行ったときに自分の座席を教

えてくれたんだけど、教室の一番前だったよ。先生から一番

見えやすい座席ってことだ。小学校の元教員として、先生の

気持ちが良く分かったよ!僕があの男の子の先生だったとし

ても、彼を一番前にしていただろうね。

 

メ:お互いの言葉をほとんど知らない2人なのに、すぐに仲

良くなっていたわね。何を話していたの?

 

父:僕のカメラで写真を見せていたのさ。雪の写真がカッコ

イイと言って面白そうに見ていたよ。それから、僕の子ども

たちの写真にも興味を持っていたようだった。

 

メ:お父さんは昔先生だったでしょう。先生の目から見て、

教室の完成記念式典に参加させてもらってどう感じたの?

 

父:とても興味深かったね。カナダの学校には便利な学習

道具がたくさんある。例えば、電子黒板や計算機、iPadの

ようなものだね。にもかかわらず、僕らはそれが使いにくい

とか、数が不足しているとか、よく不満をこぼしてしまうんだ。

一方で、訪問したインドの学校には質素な机や教科書くらい

しかない。でも、ここの生徒たちや先生方はそれらを持ってい

ることに誇りを持っている。自分が持っているものに感謝をす

ること、ものがあって当たり前だと思ってはいけないということ

を、今回の旅で学んだよ。

 

メ:他にも心に残ったことがあれば教えて。
 

父:ウダイプルの市場に行ったことかな。とにかくいろんな意

味で賑やかだった。びゅんびゅん通り過ぎていくバイクのクラ

クションの音は鳴りやまないし、道をロバや牛が歩いているし

ね。店に出入りする人々を見ているだけでも面白かった。あん

な市場には今まで行ったことがなかったからね。

 

メ:私の弟、つまりお父さんにとっては息子だけど、ウイリア

ムが自閉症でしょう。お父さんもお母さんもウイリアムの世

話にかかりっきりよね。旅の間離れてしまうことに抵抗はあ

ったの?

 

父:多少あったね。お母さんと二人がかりで世話をしていた

からね。ここまで遠く離れたことがなかったから、距離が一

番の心配だったかな。

 

 

メ:でも、インドで自分の時間を過ごしていたお父さんを見る

ことができて嬉しかったわ。滞在先の近くの山にもハイキングに行っていたしね。
 

父:そう、アラバリキャンプ(インドのラジャスタン州の山地に

あるキャンプ地)の近くを散策しながらハイキングしたんだ。

野草や動物の生態を観察もできて、時間を忘れるほど楽し

かったよ。家でもウイリアムやお母さんとよく散歩をしていた

から、歩くのは全然苦にならなかったしね。インドでのハイキ

ングを楽しめて良かったよ。

 

メ:私としては、この旅でお父さんに私の仕事について知

ってもらえて本当に良かったと思ってる。ME to WEでエク

アドルやケニアに行ったときの話やWEビレッジが各地で

どんな役割を果たしているっていうことをお父さんにも話

したりしていたけど、今回お父さんにも直接経験してもら

えてすごく嬉しかった。お父さんは私の仕事についてどう

感じたかな?

 

父:君がこういう素晴らしい仕事で食べているということに感

銘を受けたよ。今までだって君が、こういう仕事で食べている

ということを理解はしていたけれど、一緒に旅をしてWEがそこ

で達成しようとしていることや他の団体とは違うということがよ

りはっきり分かるようになった。実は、旅に同行しているスタッ

フと、参加している子どもたちの保護者たちでよく集まって話

をしていたんだ。
 

メ:どんな話をしたの?

 

父:世界に出て実際にそこで暮らす人々の生活を見ること

は、子どもたちにとって素晴らしい経験になる。そんな機会

に恵まれたことがありがたいね、と話していたんだよ。

 

(原文記事執筆 :メーガン・ハリス 翻訳:翻訳チーム  藤

井優美 文責:清田健介)

 


アルゴリズムによって分断されている、私たちのインターネット

クレイグとマークのコラムの紹介です。
https://www.we.org/we-schools/columns/global-voices/internet-algorithms-dividing-us/

 

検索エンジンって、魔法みたいですよね!ネット上で質問を

入力すれば、何かしらの答えが必ず出てくる訳ですから!

 

しかし、その検索結果は、平等性を担保したものではありま

せん。みなさんの現在地、過去の検索履歴、SNSでの閲覧

履歴などに基づいて、各個人に特化したものしか表示されて

いません。いまみなさんが使っているインターネットは、実

はみなさんひとりひとりだけに与えられている世界なのです。

 

バンクーバー在住の旅行ライターが「ベネズエラ」と検索し

た時に表示されるのは、現地で必見のレストランかもしれ

ません。一方、ニューヨークの人権派弁護士が同じ単語を

検索した時に表示されるのは、現地で続く政治弾圧の最新

情勢を伝えるニュースかもしれません。

 

検索結果が、私たちの普段のネット上での行動で変わって

くるということを、私たちは普段あまり意識していません。好

みのレストランを探す時には、それはとても有難い検索エン

ジンの特性でしょう。しかし、情報を入手するという点から見

ると、これは問題です。情報が大量に出てくる一方で、どん

な情報を見逃しているか分からなくなってしまうという事態

が起こってしまいます。

 

ロイタージャーナリズム研究所の2016年の調査によると、

カナダ人の75パーセントが、ネットでニュースを見ています。

そして半数近く(48パーセント)が、SNSでニュースを読んで

います。ニュースのみならず、エンタメ、リサーチ、何か元気

が出るような言葉を探す時など、私たちは本当に何でもネッ

トに頼っています。

 

インターネットは、様々な情報が詰まった宝箱のはずでした。

しかし、実際のインターネットは、私たちの見たいものだけを

見せて、私たちを分断しているのではないでしょうか?

最新式のアルゴリズムは、私たちを裏で操っているかのよう

です。私たちの好みを認識し、見せるべきコンテンツを識別

しています。

 

アルゴリズムの機能によって、私たちはお気に入りのバンド

が私たちの地元に来た時、いち早くその情報を手に入れる

ことができます。お気に入りの店のバーゲンセールもいち早

く知ることができます。実は、そのアルゴリズムこそが、「Fac

ebookの友達は、政治的な意見が私と同じ人ばかりだ!」(だ

から私は正しい!)と感じてしまう理由でもあります。Faceboo

kのニュースフィードは、みなさんの「いいね!」を基に、各ユ

ーザーが共感しやすい内容の投稿を優先的に表示している

のです。つまり、Facebookのニュースフィードは、議論が巻き

起こる「白熱教室」ではなく、「心地良いぬるま湯」になってい

るのです。

クリック数を稼ぐための競争が激しいインターネットでは、あ

らゆる場所にアルゴリズムが導入されています。検索エンジ

ン、既存メディアのウェブサイト、ネットフリックスのアカウントに至るまで..

このようなパーソナライズ化は問題を引き起こすでしょう。ただでさえ、フ

ェイクニュースや、政治的イデオロギーの対立の激化によって、既に社

会の分断が進んでいる現在です。アルゴリズムの進化は、そのような分

断に拍車をかけることになってしまうでしょう。政治の問題や人種差別、

性差別など、あらゆる問題を自分の色眼鏡だけで見るようになってしま

います。

 

TEDのプレゼンテーション『危険なインターネット上のフィル

ターに取り囲まれた世界』のプレゼンターとして知られる、

イーライ・パリザーは、英紙ガーディアンとのインタビュー

で、この問題にも言及しています。「問題は、市民の人た

ちが、多様な情報に接する機会を失うどころか、それに気

づくこともなく、且つ何の違和感もなくやり過ごせてしまうと

いうことです。」

 

ネット上で多様な視点を見る経験をするということは、社会

問題に積極的に関わる態度を養い、情報や知識を身に着

け、自分とは異なる立場の意見にも共感できる態度を養う

ということにもつながっていくでしょう。

 

技術的には、プライバシー設定の変更も可能ですが、ネット

上での行動を少し変えることで、アルゴリズムに対抗するこ

ともできるのではないでしょうか?

 

アルゴリズムには、私たちのクリックが反映されます。です

から、まずはそのクリックから変えてみるのはどうでしょうか?

 

みなさんが同意できない内容の記事や、意見をクリックして

みて下さい。多様な声をSNSで見つけて下さい。あなたの考

えや意見に、真っ向から反論するような、映画やウェブサイ

トを見て下さい。
 

大事なことは、私たち自身が、積極的に情報を求めていくこ

とです。自分たちとは異なる意見を、積極的に求めていく姿

勢が、私たちの社会にある多様な声を発信できるメディアの

形成につながっていきます。そして、私たちも多様な情報に

接することができるようになるのです。

 

今は、情報が指一本で探せる時代です。しかし、私たち

がいま抱える社会問題を考えていくための材料となる、

洗練された情報、確かな情報に基づいた意見や見識を

見つけるのが、今ほど困難な時代はないと言わざるを

得ません。恐らく、その困難さはどんどん増していくの

ではないかと思います。

 

参考リンク

 

個人に特化した検索結果が作られる仕組み

 

https://www.hivelocity.co.jp/blog/31204/

 

カナダ人と同じく、日本人もネットでニュースを読む習慣が定着

 

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/08/09/26475

 

政治観によって、表示される内容が異なるFacebookのニュースフィード

 

http://jp.wsj.com/articles/SB12363839694362934444104582075542920636580

 

フェイクニュースの問題

 

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3929/1.html

 

イーライ・パリザー:危険なインターネット上の「フィルターに囲まれた世界」
 

https://www.youtube.com/watch?v=B8ofWFx525s&vl=ja

 

ガーディアンのパリザーへのインタビュー(英語)

 

https://www.theguardian.com/media/2017/jan/08/eli-pariser-activist-whose-filter-bubble-warnings-presaged-trump-and-brexit

 

アルゴリズムは、みなさんの検索履歴を記録し、みなさん最適だと思われる情報・広告をみなさんに表示しています。

 

 


ドラマ「13の理由」から、映画やテレビでの、こころの病気の描き方のあり方について考える

クレイグとマークのコラムの紹介です。

https://www.we.org/we-schools/columns/global-voices/13-reasons-tv-can-smart-mental-health/

 

「自傷行為をして叫ぶ少女は、白衣を着た病院のおとなた

ちに抑えつけられ、看護師たちが、鎮静剤の注射を打つ準

備をしている..」 映画「17歳のカルテ」に出てくるこのシーン

を見ながら、エミリー・ニコラス・アングルの頭に、ある疑問

が浮かびました「これが、私の姿なの?」

 

エミリーは、若い女性として、重度のうつ病と不安障害と向

き合いながら生きてきました。しかし、エミリーテレビや映画

で見る、自分と同じような境遇の人たちの姿は、固定観念に

基づいた、極端なモノばかりでした。すなわち、拘束されて、

どこかに収容されている人たちばかりが描かれていたので

す。エミリーはこまで多くのことを乗り越えてきましたが、メデ

ィアのお決まりのうつ病や不安障害の描写によって、恐怖感

を覚えてしまったことを、今も忘れられずにいます。

 

動画ストリーミング配信サイト「ネットフリックス」配信のドラ

マ「13の理由」が、十代の子どもたちの自殺の問題に関す

る描写を巡って、世界中で論争の的となっています。このド

ラマはヒットしましたが、その代償として、「こころの病気につ

いて、どのように発信をしていくべきなのか?」という課題を、

アメリカの芸能界に残していきました。専門家は、芸能界は、

こころの病気を抱える人たちの描写に関して、まだ改善の余

地があると指摘します。特に、若者に大きな影響力を持つコ

ンテンツの場合は、痛ましい記憶や感情を呼び起こしてしま

う可能性のある内容に関しては、細心の注意を払うべきだと

指摘します。「13の理由」をきっかけに起こった論争は、エン

ターテイメント・メディアが、こころの病気の問題を、どのよう

により正確に発信できるかについて考える、絶好のチャンス

です。

 

「こころの健康に課題を抱えている人たちが直面する最大

の問題は、『社会の偏見』です。その偏見を煽っている最大

の要因は、メディアでの描かれ方にあるのです。」ボストンを

拠点に活動するプロデューサーで、こころの病気に関するラ

ジオ・テレビ番組、ドキュメンタリー映画で賞の受賞歴もある、

ビル・リキテンスタインはこう語ります。

 

リキテンスタインは、架空のキャラクターは、こころの病気を

抱えている人たちへの偏見を減らすことができる可能性もあ

ると指摘します。そのためには、極端な固定観念に基づいた

描写を避け、こころの病気を抱えているキャラクターを、肯定

的に描くことが必要です。そして、そのキャラクターを、「こころ

の病気を抱えるキャラクター」として描くのではなく、「一人の人

間」として描き、こころの病気はその人の一部でしかないという

ことをしっかり伝えることが必要です。リキテンスタインは、その

ような描き方がきちんとできている事例として、ドラマ「HOMELA

ND」の主人公、キャリー・マティソンを挙げます。ドラマでは、マ

ティソンが自身の双極性障害と向き合いながらも、優秀なCIA

職員として活躍する様子が描かれています。

 

テレビドラマの制作者の視点から考えた場合、自殺という

のは、テレビドラマを劇的な展開にさせる要素があること

は確かでしょう。しかし、番組を見ている視聴者は、こころ

の病気を抱えている人たちに待ち受けている結末は、実

際にはそのような悲劇ばかりではないということを知るべ

きです。リキテンスタインは、現実にいる人たちに近い境

遇のキャラクターを描くことで、多くの人たちが、こころの

病気を乗り越えるためのヒントを得ることができると指摘

します。「ポジティブな結末」をテレビで描くことは、現実の

世界でこころの病気に向き合っている人たちを、励ますこ

とにもなるのです。

 

今私たちが書いたようなことは、若者にとってとりわけ重要

であるということを、エミリーは指摘しています。エミリーは

指摘しています。エミリーは現在、トロントのReframe Healt

h Labsで、 Director of Health Engagement and Communic

ationsを務めています。「大半の若者は、物事が好転したと

いったような経験をすることは、あまりないですからね」 エ

ミリーはそう語ります。

 

若者たちが、例えば好き映画を通じて、困難を抱

えた人たちが回復を果たして、力強く歩んでいく様

子について学ぶことだって、やろうと思えば可能な

訳です。

 

さらに多くの情報や、リソースの提供も必要です。「映画や

テレビが変わるだけでは不充分です。若者たちに、そのよ

うなコンテンツを冷静に読み解く力(リテラシー)を身につけ

てもらう機会をつくることも大事です。」若者のこころ病気に

関するエキスパートである、ダルハウジー大学の、スタン・

カッチャー教授は、そう指摘します。

 

映画やテレビ番組自体も、この問題の解決に深く関わるこ

とができます。台詞の中でこころの病気について扱うことも

できますし、番組の終わりに、関連するウェブサイトを紹介

することもできるでしょう。また、ドラマなどであれば、番組

を見ている子どもたちや保護者に向けて専門家の意見を

紹介する特番をつくることもできます。「13の理由」では、

番組出演が、ドラマの中で登場するこころの病気の問題

について、専門家とディスカッションする番組を配信して

います。

 

そして、「専門家に相談するだけ」というのも、取り組みとし

てはまだ不充分です。専門家に意見を聞いて、それで終わ

りにするのはやめましょう。プロデューサーは、こころの病気

を抱えて生きている当事者の人たちや、当事者団体や支援

団体とも意見交換をするべきです。そして、当事者の人たち

にも共感してもらえるようなキャラクター像を作り上げ、番組

や映画を通じて、より健全なメッセージを発信していく必要が

あります。

 

エンターテイメント・メディアには、エイズから、同性愛者

の権利向上に至るまで、あらゆる社会問題を改善・解決

するために重要な役割を果たしてきたという歴史があり

ます。こころの病気に関する社会からの偏見を、取り除

くことができる力も、絶対に持っているはずです!

 

参考リンク

 

ドラマ「13の理由」を巡る論争

 

http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/34547.html

 

製作者側の見解

 

http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/34514.html

 

おまけ

 

ケビン・ブリール: うつ病をわずらうコメディアンの告白(TEDトーク)

 

https://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20161024-00001830-ted

 

デミ.ロヴァートは、自身のこころの健康に関する経験についても、オープンに話しています。こころの病気を抱えながら、力強く生きていく人たちを追ったドキュメンタリー映画『Beyond Silence』のエグゼクティブプロデューサーも務め、こころの病気を抱えた人たちに対する偏見の解消を進めるための活動を行っています。

 


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