目指している頂上は、「全ての子どもが教育を受けられる世界!」若き登山家の挑戦

「社会を変える」というのは、ひとつひとつの山場を越えて前に進む、いわば登山のようなものかもしれません。

と言うと大げさですが、今回ご紹介する若者は、文字通り登山で世界を変えようとしています。(清田)

https://www.we.org/stories/youth-climbs-mountains-to-raise-money-for-girls-education/


 

達成するのが不可能だと思えるような状況を乗り越えることを山登りに例えることがありますが、キアラ・ピカンにとって登山は単なる象徴ではありません。

女の子の教育権利のために寄付を募ったり、その問題について関心を高めてもらうために自ら選んだ困難な道のりなのです。キアラが初めて登頂したのは弱冠11歳の時でした。

 

2012年10月、友達に誘われて地元トロントで開催されたWE Dayのイベント、ユースエンパワーメントに参加した際、社会に変化をもたらすことについてのスピーチに感動し、影響を受けたことが転機となりました。

 

「世界を変えることができる、私はそう勇気づけられました。ただ、どうすればいいのか、何のためにするのかが分かりませんでした。」と彼女はそのときのことを思い出します。

 

その月の終わり、キアラの目に飛び込んできたのは、パキスタンで14歳のマララ・ユスフザイがタリバンの武装集団から頭部に銃撃を受けたニュースでした。
パキスタン・タリバンの過激派組織は女の子が学校に行くことを禁止しましたが、マララがそれに従わなかったためです。

 

「これまで生きてきてこんなに不愉快な気持ちになったことはありませんでした。私は学校に行くことができます。しかも、私が通っているのは女子校です。だから、当たり前に学校に行くことができない人がいるなんて考えられなかったのです。」

一命を取り留めたマララは女の子教育の機会のために声を上げる世界的な活動家となり、その姿はキアラのみならず、世界中の女子たちに大きなインパクトを与えました。
 

キアラは、マララと同じような境遇の女の子たちが直面している、教育を受けることができない不平等な状況についてもっとたくさんの人に知ってもらうという使命を見つけました。ただ、そのために何をしたらよいのかは分かりませんでした。
 

その夏、キアラは親戚に会いに家族でピコ島に行きました。ピコ島はポルトガルの西海岸にある人気の観光地です。

島の最高峰ピコ山(標高2,351m)がそびえ立つ緑豊かな光景を眺めていると、ある説得力のある例えが浮かびました。

 

「不公平な状況=乗り越えるべき山なのです。女の子に教育の機会が与えられない不公平な現状は、その山に登頂するように、乗り越えなければなりません。だから、私が山を登ることで現状を知ってもらい、教育の権利を奪われている女子たちの声に耳を傾けてもらえればと考えました。」

 

ただ一つ問題があり、キアラは山に登ったことがありませんでした。

両親や姉は登山経験がありましたが、キアラは幼いときに喘息を患い、かろうじてハイキングに行ったことがある程度で、運動が得意なほうではありません。

キアラのように登山経験がない人にとっては、ピコ山のような比較的標高の低い山でも登頂するのは困難なのです。

 

それでもキアラはひるむことなく、トロントに戻ってからトレーニングを開始しました。ケニアにある2つの女子中等学校を支援するため、2,500ドルを目標に募金を集めることにしました。

友達や家族に自分のチャリティー登山について呼びかけ、ピコ山に登るためにポルトガルに戻った2014年7月までには、5,000ドルが集まっていました。

 

 

キアラは、ピコ山に初めて登頂したときの気持ちを振り返りました。彼女はまるでその光景を絵に描いているような手振りで生き生きと話しました。

 

キアラのパーティはみな黙々と、登ることに全力を注いでいました。キアラはその静けさの中、立ちはだかる頂を目の前にして、足を一歩、また一歩と苦しみながら登っていく最中にも、深く考えを巡らせていました。

なぜ今自分が山に登っているのか、自分が何者なのか。そして、女の子の教育機会を支援することが自分の人生の使命だということがはっきりと分かりました。

 

この時のチャリティー登山で集まった募金額は、最終的に10,000ドルになりました。

 

その成功に後押しされ、2017年3月、キアラはいつも一緒に山に登っている父親と、タンザニアにあるアフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5,895m)の登山に挑戦しました。 

 

キリマンジャロ山頂近くでは、高山病により、吐き気を催して目が覚め、苦痛で倒れ込みました。

下山が頭をよぎるなか、キアラは、そもそもなぜこの活動を始めたのかを思い出しました。
自分は途中で下山しようと思えばいつでも後戻りができます。しかし、教育を受ける権利を得るために戦っている多くの女の子たちは簡単にあきらめることなどできるでしょうか。キアラは歩き続け、キリマンジャロ山頂に到達しました。

彼女の努力により、7,000ドル以上が集まりました。

 

5か月後、キアラはヨーロッパ大陸の最高峰であるロシアのエルブルス山(5,642m)に狙いを定めました。

このエルブルス山へのアタックはこれまでとは全く異なるものでした。

 

ビザの問題により、キアラと父親がロシアに入国できたのは予定していたよりも遅く8月になってからでした。

8月には登山シーズンも終わりに差し掛かり、エルブルス山はすでに雪と氷に覆われていました。山岳ガイドによると、天候が荒れる可能性もあるが、トレイルはまだ安全とのことでした。
登頂を開始し、山頂到達まであと1日というところで、天候が悪化してきました。

 

「そこは完全に雪の世界でした。派手な色の装備を身に付けていたのでお互いの姿を確認することはできましたが、空を見上げると、何もかもが吹雪で真っ白でした。」

 

候が回復しないまま、パーティは山頂に挑むことにしました。もう遠すぎるところまで、高すぎるところまで来ていました。

天候は悪くなるばかりです。そんな中、キリマンジャロで経験したような高山病が再びキアラを襲いました。

今回は呼吸障害の症状もありました。

 

山頂まであと600メートルの地点で、高山病による苦痛の中、キアラは登頂を諦めるほかないと悟りました。

自分が離脱して他のメンバーとベースキャンプに戻るあいだ、父親に登頂を目指してほしいとお願いしました。 

 

結局のところ、キアラのパーティで登頂を果たした人は一人もいませんでした。嵐は発達して雷を伴った猛吹雪になり、金属製の装備を身に付けている登山者にとっては危険なコンディションで、山岳救助隊の車輌すらトレイルを登って来られないような状態になりました。

山に取り残されるという最悪の状況を避けるため、父親を含む登頂を続けていたメンバーも、へとへとになりながら、5時間かけてベースキャンプまで下山しました。

 

「下山を決めたのは少し難易度の高い山だったからという単純な理由だけではなく、自分の体力的に可能な範囲内で登らなければならないと思ったからです。みんなが無事でほんとうによかったです。」

 
登頂は叶いませんでしたが、目標に向かう気持ちを失ったわけではありません。キアラは国際開発学部への進学をめざし、ひきつづき女子教育のために啓蒙と募金活動を行っています。

家族も初登頂の時からキアラの熱心な活動に関わってくれています。

 

5年前から、トロントで年1回開催されるナイト・オブ・インスピレーションというイベントに講演者や寄付者を集めて、WEチャリティ(フリー・ザ・チルドレン)の資金を集めています。
 

「登山は私が変化を起こすために行っている方法の一つですが、他にもたくさんのやり方があります。山に登っても登らなくても、私は女性の教育のために常に闘っていきます。」

 

(原文記事執筆: Chinelo Onwualu 翻訳:翻訳チーム 山本晶子  文責:清田健介)


2月16日 小金井第三小学校で出前授業を実施しました!

皆さんこんばんは!

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの福井です。

 

今回、オリンピック、パラリンピック教育の一環として出前授業させて頂きました。

 

ワークショップでは、世界の開発途上国と先進国の数の違いなど、世界に少し目を向けた後に

 

5大陸にクラスごとに分かれてもらい、ワールドインフォグラフィックを作っていきます。

 

どの国に住んでいるか分かれ、その大陸ごとには、「消費された食物」「お金持ちの人数」「オリンピックメダル獲得数」をみんなで考えて作ってもらいます。

 

大陸ごとに、メダルの数が少なかったり、人口が多いにも関わらず消費できる食物の数がすくなかったり、なぜそんなことが起きてしまうのか、皆さんに考えてもらいました。

その後、全クラス120人で5大陸を作り、どの大陸が多いのか確認してもらい、学校に行ける人数などは、その場で立ってもらうなどして現状の分布をみんなで見てもらいました。

 

参加者からは、「こんなに世界では働いているこどもがいるんだ」,「きれいな水を飲めない人がこんなにいるんだ」など様々な意見があり、沢山の学びを得ることができたと、とても喜んでくれました。

 

後半はフリー・ザ・チルドレンの設立のお話しをして、世界の事を知るだけではなく、どういったアクションを起こすことが出来るのか考えてもらいました。

 

ボランティアはつまらないとか、大変などイメージがありますが、

GIFT+ISSUE=CHANGEのワークを実施しすれば皆楽しんでアクションを起こすことが出来る魔法の公式があります。

 

Gift (自分の得意なこと・好きなこと)を活かして、Issue (興味のある社会問題)に対して取り込む事で、

必ずChange (変化)は起こすことが出来るという考えをもとに、それぞれのアクションを考えるワークです。

 

生徒さんはとても一生懸命考えてくれて、沢山のアクションを考えることが出来ました。これからどんなアクションを起こすのかとても楽しみです。

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、

”国内外の社会問題を学ぶだけで終わらない”出前授業・講演会を行っています。

総合学習や国際理解教育、人権教育の一環、チームビルディングやリーダーシップトレーニング、NGO/NPOの理解など、様々なシーンでお役立てください!

 

詳細・ご依頼はこちらから

→ http://www.ftcj.com/get-educated/class_workshop.html

 

 

 

 

 

 


フードリテラシーを高めよう!


クレイグとマークのコラムの紹介です。

https://www.we.org/stories/improve-food-literacy/


今年、カナダ人は200万トンの食糧を捨てるといわれています。

ジャンジャン捨てまくっていながらも、去年日照りが凄くて穀物が壊滅的な被害を受けていて、農家の人たちが家畜に与える餌を確保していることに苦労していることなんて、考えたことないですよね?

とはいえ、少しは考えた方が良いと思うんですよ!

 

大多数のカナダ人は、食について考えるということをしていません。多くの人たちが、恵まれた食糧事情に甘やかされているということもあるでしょう。

 

2月9日は「食糧自由デー」でした。この時期までに、カナダ人の平均所得は、一年の間に必要な食費を確保しています。

これは別に驚くべきことではありません。カナダ人の年収の出費農家の人たちがうち、食費にまわされるのは10パーセント以下だからです。(カナダ農業連盟の調査より)

中国とロシア、南米ではこの数値が20パーセントから30パーセント、アフリカ諸国では40パーセント以上になります。

 

一部地域に例外があることを忘れてはなりませんが、基本的には、カナダは安価な食品を持続的に享受することができています。

しかし、だからといってそれを当たり前だと思ってはいけません。「フードリテラシー(食の読解力)」を高めること、すなわち、私たちの毎日の食の選択がもたらす、環境的・社会的・経済的影響を理解することが、前向きな変化を起こすことにつながります。

 

では、何を持って「食の読解力」が高まったといえるのか?それは、ゴミを減らすこと、地域に密着した食料品店を応援すること、また私たちを食べさせてくれる農家の人たちと顔の見える関係になること、などが挙げられます。

 

私たちの祖父母は農場育ちでしたが、それから代替わりして以降は、都会育ちです。

農家の家に生まれつつも、その血筋を体現するようなことは、クレイグが15代続く酪農家の家庭の娘と結婚するまで、ありませんでした。

みなさんが、一番最後に農場に行き、農家の人たちと話したのはいつになりますか?カナダの農家がもたらしている経済効果は1千憶ドル以上になります。

でも、経済難や異常気象によって農家の営みが脅かされ、ストレスにより農家の自殺率が上昇しているというような農村部が抱えている社会問題の話を聞くような機会は、ほとんどありません。

 

あなたの食事を支えてくれている農家の人たちと、顔の見える関係になりましょう。農家が出展している市場に行って買い物して下さい。

そして事業がどんな感じかを聞いてみて下さい。農家の人たちを教室やサークルに招いて、講演をお願いするのも良いでしょう。

 

格差も、フードリテラシーを育むうえでの障害になり得ます。郊外に巨大スーパーが乱立する一方で、都市部の低所得層家庭の多くが、「食の砂漠」をさまよっています。

地域密着型の商店が姿を消し、安価な栄養素の高い食品の入手が困難になっているのです。このような砂漠地帯を潤そうとする運動がいま、広がりを見せています。

移動販売、社会的企業として運営されているスーパー、都市農園などもその一環です。

今度買い物をするときは、地域の人たちに新鮮な食品を安価で提供しているお店を応援して下さい。

 

買い物といえば、あなたが買った食材の四分の一が捨てられていたらどう思いますか?

それがカナダの家庭が年間で捨てている食品の量なのです。これは家計を圧迫するだけでなく、水を無駄にし、二酸化炭素の排出にもつながります。

食糧1トン分を処理することで、年間に自動車から排出される量と同等の二酸化炭素が排出されます。

食べられる分以上の残り物は、出さないようにするのが一番良いのです。

 

念のために言っておきますが、フードリテラシーを身に着けているということは、低炭水化物ダイエットについての知識があるということなどとは全く違います。

フードリテラシーを身に着けているということは、私たちの食べ物がどこから来たのかを理解し、私たちの食の選択が私たちの住む世界にどのような影響を与えているかを理解しているということなのです。

食べ物に困らない私たちの状況を、当たり前のことだと思うのはやめましょう!

 

 


教育関係者の皆さんへ―WE DAY開催に向けた調査にご協力お願いします―

WE Day日本初開催のために、教育関係者へ調査を実施中です

認定NPO法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、2020〜2021年に、社会問題の解決に意欲を持つ約2000名の高校3年年生までの子どもや青少年を集めた世界的ライブイベントWE DayX の開催を予定しています。

WE DayX を通じて、子どもや青少年にとって国内外の社会問題にかかわることのハードルを下げ、より多くの人々が社会問題に関心を持ち、解決に向けての動きがより活性化すればと考えています。

そこで今回、開催規模及び開催可否を判断するために、実際にどの程度の子どもや青少年が潜在的に参加できるのかを調査することとなり、子どもや青少年に関わる学校やNPO、NGO、企業の皆様に調査のご協力をお願いしております。

(教育関係者以外の方は、教育関係のお知り合いにこちらのページをシェアしていただけたら嬉しいです!)

 

調査アンケートへの入力はこちらから(所要時間5分程度です)

https://ws.formzu.net/fgen/S33717097/

 

ご協力よろしくお願いいたします。

 

▼WE Dayとは?

WE Dayとは、ほとんどの人が「何ですか、それ」と即答することが予想されるほど、日本では知名度が低い状況ですが、カナダで2007年に始まった「より良い社会や世界を目指す高校生以下の子どもを招き、祝い、エンパワーメントする世界的ライブイベント」です。

現在ではカナダだけでなくアメリカ、イギリスでも開催され、年26万人以上の子どもたちが招待され、参加するまでになっている世界的なムーブメントとなっています。

WE Dayは、より良い社会や世界をめざし、国内外の社会課題に向き合い、何らかのソーシャルアクション(社会貢献活動)にとりくんだ子ども・ 若者を祝い、更なるチェンジメーカーになるためにエンパワーメントする世界的ライブイベントです。

 

 

▼WE Dayの日本での開催準備が開始

このイベントを、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)では、10年前からいつか日本で開催したいと思い描いています。ただ、10年前は、日本でのWE Dayは時期尚早だと感じていましたが、2018年にようやく日本でも開催する土壌が整いつつあるのではないかと感じ密かに団体内で「WE Day準備会合」を結成しはじめました。

 

WE Dayとはどんなイベントか

WE Dayは、より良い社会や世界をめざし、変化を起こした子ども・ 若者を祝う世界的ライブイベントです。

 

「参加者は18歳以下の子ども」
WE Dayは、国際社会が合意したSDGs(持続可能な開発目標)で課題となっている、国内外の社会問題の解決につながる何らかのソーシャルアクション(社会貢献活動)に取組み、招待券を手に入れた 18歳以下の子どもや先生が集い、これまでのアクションを共有し、社会に起きた変化を知り、互いに学び、次へのアクションへのエールをおくります。

これまで、カナダ、アメリカ、イギリスで開催され、のべ65万人の子どもたちがイベントに参加。また、子どもたちは、地域や世界的な課題に対して、1,460万時間をボランティアし、地元のフードバンクで560万ポンドの食糧を収集しました。

 

「著名な活動かを招いてアクションをたたえる」
イベントには全国から社会や世界をよりよくしたい!という想いを持った高校生以下の10代が集い、歌手や俳優女優、スポーツ選手や、活動家などの著名人がスピーチやパフォーマンスを行い、社会問題についてシェアしたり、子どもたちのアクションを称え、お祝いします。

今までにダライ・ラマ14世、マララ・ユスフザイ、ヘンリー王子、セレーナ・ゴメス、オーランド・ブルームなどの著名な活動家、政治家がWE Dayに出演協力しています。

 

「アクションを後押しするスターティングイベント」

WeDayはその年やり遂げたことを祝い、また次の一年間の活動のスタートの日です。WE Dayに参加した子どもたちの98パーセントが世界を変えるために自分でも何かできると感じており、80パーセントがその後何らかのボランティア活動に参加、79パーセントが成人後に選挙で投票しているという結果も出ています。

ただのイベントではなく、WE Dayは社会や世界を変える行動をおこすために若い世代が一同に集まり共有する時間、ムーブメントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼日本で開催する「WE DayX Tokyo」 企画内容

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、できれば2020年に第一回目のWE Day日本版(WE DayX)を開催したいと思っています。でも、欧米とは違う文化や教育システムの日本では、どういった内容や趣旨がよいのかを準備会合で話し合われています。現在の企画内容は以下のとおりです。

 

【タイトル】誰かのためにアクションを起こした子どもを、みんなでお祝いする日 WE DayX in Japan

【日 時】2020 年3 月の土日、祝日(第一候補3 月14 日土曜日)の午後1 時〜5 時までの4 時間を予定

【会 場】関東圏内の会場予定 (例 渋谷公会堂や横浜みなとみらいホールなど約2,000 人の参加者を収容可能な会場)

【参 加 費】無料

【対 象】SDGs の目標として掲げられている国内外の社会問題に対して、ボランティア活動など何らかのアクションを起こし、今後も引き続き活動する予定の子ども2,000 人(小学生、中学生、高校生を主としたグループ。学校で社会貢献活動を行っているグループ、ボランティア部、インターアクト部など。NGO,NPOのユースグループなど。)

【コンセプト】より良い社会や世界を目指す高校生以下の子どもを招き、祝い、エンパワーメントする世界的ライブイベント

●ライブコンサートのようなエネルギーと、人生を変えるようなインスピレーションが融合した子どもをエンパワーするイベント

●国内外の社会問題を学び、解決に向けたアックションを起こした子どものみが参加できるイベント。

●活動の成果をふり返り、評価し、これからも社会の一員として活動していくやる気を培うためのスターティングイベント。

●実際に社会問題に対しアクションを起こしている各界の著名人が最高のスピーチやパフォーマンスを行い、子どもをお祝いするイベント

【プログラム】社会課題を解決するためのアクションを起こした子どもを祝い、エンパワーメントする内容を予定
・社会活動家・著名人・芸能人・皇室関係者などによるスピーチ、パフォーマンス
・子どもや若者によるアクションによるインパクト(成果)の発表
・子どもや若者活動家(参加者)によるスピーチ、パフォーマンス
・今後のアクションのテーマの発表 など

 

▼日本の教育現場でニーズがあるのか?教員の引率は可能か?

アンケートにご協力ください

日本初上陸のWE Day。欧米とは違う文化や教育システムの日本では、どういった内容や趣旨がよいのかを検討しています。

カナダのWE Day は先生や指導者が子ども達に引率し、各学校から複数名のグループでイベントに参加しています。このような形態が日本で可能かを検証するために、現在、教育関係者を対象として調査を実施しています。

教育関係者の皆様は下記の調査にご協力いただければ幸いです。

 

調査アンケートへの入力はこちらから(所要時間5分程度です)

https://ws.formzu.net/fgen/S33717097/

 

ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

 

 


マロニエゲート銀座チョコレート販売終了しました!

皆さんこんにちは!

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの福井です。

 

2月02日(土)2月03日(日)2月09日(土)2月10日(日)2月11日(月)の5日間でチョコレートをマロニエゲート銀座で販売しました。

 

今回も30名以上の小中高生が参加してくれました。

 

大声で「チョコレートいかがですかー?」と声が枯れるまで声掛けをしてくれたり、寒い中、外で呼びかけをしてくれました。

参加してくれた皆さんのおかげで沢山のチョコレートを販売することが出来ました。

 

5日間のチョコレート販売個数は1195個でした!!

販売する前にも、夜遅くまで沢山の方がパッキングなど夜遅くまで手伝ってくれました。

 

商品購入だけでなくご寄付のご協力も頂き、
マロニエゲート銀座の販売で、約20万円の寄付が集まりました。
本当にありがとうございます!

 

チョコレートNgitiは、1つ250円(3粒入り)で販売し、
価格の60%である150円を、
フィリピンミンダナオ島子どもたちの教育支援に寄付するものです。
http://www.ftcj.com/international/where/philippines/natives.html

 

現在もフリー・ザ・チルドレン・ジャパン オンラインストアで販売しているので是非ご購入下さい。

http://ftcj.ocnk.net

 

 


ポスターを通じて、エンパワーメントに取り組むシカゴの若者たち

「自分たちに自信を持つ」というのは、大事なことかもしれないけど、なかなか難しいですよね。

今回ご紹介するのは、地元の人たちをエンパワーメントする若者たちです。(清田)

https://www.we.org/stories/chicago-high-school-students-combat-community-stereotypes-through-art-project/

 

 

 

シカゴのサウスサイドの4人の高校生が地域で自己紹介する準備をしています。

まもなく地域のメンバーはイングルウッドエクセルアカデミーの生徒が、学校の学生サービス担当ディレクターであるコルビー・チャップマンの指導のもとで成し遂げたことを見とどけます。

どうやって?創造力に富んだアートプロジェクトとWE(フリー・ザ・チルドレン)からもらったちょっとしたひらめきで。

 

グループのメンバーはデショーン・ワシントン、ジェイラ・トーマス、エリヤ・ウェストン、ジャーメイン・メイです。

コルビーはグループを「社会的意識が高く、貧困地域ニーズを分かっている」優秀な模範生たちだと言います。
コルビーは彼らが助けが必要なときはいつでも早く学校に出向き、あるいは遅くまで残るようになりました。

 

「手助け」はイングルウッドエクセルアカデミーでさまざまな形で行われます。
デショーン、ジェイラ、エイラ、ジャーメインは、ごみを拾って地域を美しくすることから、4月には無料のランチを提供して学校中を驚かせるなどさまざまなプロジェクトに時間と労力をつぎ込みました。

 

「私たちが住むような、いわいる『恵まれているといえない』ような地域の住民は、『恵まれている』地域の住民と同じように成功することはできないと思っている人がいます。」ジェイラは言います。彼女はこの考え方に異論を唱えます。

 

 

 

ジェイラたちは新しくできた学校のWEクラブの教材を使い、たとえどんな状況にあっても彼らの未来をつくるのは他でもない自分自身だと示すことから始めました。

WEスクールの学習プログラムはリーダーシップスキルを教えながら、社会的擁護と同じく地域や世界規模のボランティア活動の価値を教えます。

学習プログラムからヒントを得て、WEクラブの生徒たちは地域の固定観念に異論を唱えます。ジェイラは「私たちに出来ることをする。」やり遂げることが大事だと言います。

 

こうして「WE エクセルイングルウッド」が誕生しました。学校中の可能な限りの多くの生徒たちが刺激的なポスターを作成し、これまでの成果と将来の目標をアピールするというポスタープロジェクトです。

そして地域の人々に彼らの成功と夢を披露します。

 

昨年の冬にWEスクールのプログラムを学校に持ち込んで以来、コルビーは生徒たちがこのアートプロジェクトのような機会に飛びつくのを見てきました。

それは彼らにとって地域で指導的役割を果たすことの出来るチャンスなのです。

イングルウッドの学生サービス担当ディレクターは、夢中になって参加する生徒たちを見て興奮しています。

彼女は、WEスクールプログラムの力がWEクラブに入っていない生徒のやる気を引き出すと信じています。
 

「それほど話をしたがらない生徒がいるかもしれません。彼らはみんなの前に出たがりませんが、秘めた才能を持っています。(こういうタイプの生徒)はプロジェクトを大きなものにしてくれます。私たちはプロジェクトを学校中に広めています。」


デショーン、ジェイラ 、エイラ、ジャーメインらは「WE エクセル イングルウッド」で全力を尽くしています。

生徒会メンバーの四人は「イングルウッドを引き継ぐ」ために、プロジェクトにさらに拍車をかけて懸命に大量のポスターを集めています。

彼らのメッセージが描かれたポスターは、地域の子どもたちに彼らの希望と夢を叶えたサクセスストーリーを思い描かせます。

 

まず、最初にデショーン・ワシントンがイングルウッドの71番街から大歓声の中登場します。彼は大好きな娯楽としてスクールチームでチェスをします。

そして最近、彼の選んだ大学の奨学金5000ドルを獲得しました。次にジェイラ・トーマスは63番街からです。彼女は、卒業クラスのトップの座を維持しながら家の仕事もバランスよく行いました。

さらに彼女は最近、ダレイ大学で追加コースを受講するためにデュアル登録の申し込みをしました。三番目はエリヤ・ウェストンです。

彼はシカゴの17地区選出の市議会議員デビッド・ムーアを支持するMoore4Youth会の一員です。彼は新進気鋭の政治的チェンジメーカーですが、たまたまエクセルアカデミーのバスケットボールチームのキャプテンにもなりました。

そして地元の食料品店で放課後のアルバイトを始めたばかりです。そして最後はジャーメイン・メイ。彼のポスターは、卒業後の将来を考えているもう一人のMoore4Youth会のメンバーの物語を描いています。

 

コルビーはこのような生徒が自分の可能性を引き出すことができるようにすることは、教育者としての仕事に欠かせないことだと考えます。


そして生徒たちは感謝しています。
 「そんなチャップマン先生が好きです。というより、力を与えてくれる彼女が大好きです。」とエリヤは夢中になって話します。「本当に力を与えてくれるんです。」

 

WEスクールのサービス学習プログラムは、コルビーが学校内外での自分の社会的影響を考えるよう仕向けてくれました。彼女は、その経験を信じ生徒の指導者としての責任と地域で起こったことを決して忘れません。

「私自身が良き模範となるためには、積極的に社会的行動、社会的効果、すなわち「変化」を引き起こす必要があります。それは私が自身が、その変化を体現する存在でなければなりません。」と彼女は主張します。

「特に2つの点において確信しています。一つは私が模範であることで変化をもたらしていること、そして2つ目は日常生活の中でさえ 、 生徒が周りにいないときでも - 私は私であるということです。そのことが私に緊張感を与えてくれていることに感謝しています。」

 

(原文記事執筆:サラ・フォックス 翻訳:翻訳チームメンバー  文責:清田健介)


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●今週末は銀座へ!】中高生メンバーが寄付付きチョコレートをマロニエゲートで販売します♪

●【コラム】すべての女性に生理用品を!シカゴで活動する若者の願い  

●\語学を身に付け異文化体験!/グローバルチャレンジプログラム

●\*アクションを一緒にお祝い・シェアしよう*/WE CEREMONY

●【グループ活動報告】目黒区のイベントでフェアトレード商品を販売!

●【出前授業レポート】立川市立上砂川小学校で講演会を実施しました!

 

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珈琲館で寄付付きチョコレートNgiti(ニティ―)販売中!

チャリティーチョコレートNgiti(ニティ―)が、1月下旬より珈琲館グループの下記店舗にて販売されています。


◆VELUDO COFFEE-KAN 渋谷店

   https://www.kohikan.jp/veludo-coffee-kan-shibuya

   〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目22−8 渋谷東日本ビル1F


◆CAFE DI ESPRESSO 珈琲館 成増店

   https://www.kohikan.jp/cdek-narimasu/

   〒175-0094 東京都板橋区成増2丁目20−1


◆CAFF'E 珈琲館 川越駅前店

 https://www.kohikan.jp/cdek-kawagoe/

 〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町1-3 グランベル川越ビル1F

 

Ngitiは珈琲にも合うクランチチョコレート!

寒い日が続きますが、ぜひほっと一息、珈琲とチョコレートをお楽しみください。

 

渋谷店での販売の様子

 

珈琲館様、ありがとうございます!

 

フィリピンチーム(チョコレートプロジェクトメンバー一同)

 

 


ワンワールドフェスティバルに参加しました(大阪)

 

こんにちは。大阪の浅田紀子です。
 先週末は大阪でワンワールドフェスティバルがありました。
 これは西日本最大級のNGO,NPOが集まるイベントで
 毎回多くの人が来られます。



色んな国の食べ物の販売もあります。
 今回はスポーツイベントもあり、私は参加できませんでしたが、
 今年はラグビーのワールドカップもあり、ラグビーイヤーということで
 タグラグビーもやっていました。
 (体験やりたかったな・・・)



私たちは寄付付きチョコやジュースバッグなどを販売しました。
 購入者の中には
 「これ、子どもたちがデザインしてるやつよね?」と
 言いながら購入してくれる人もいてとても嬉しかったです。



あと、出張講演に行った学校からの生徒さんが来てくれたり、
 出展のお手伝いをしに来てくれた生徒さんもいました。
 (画像は鳥取の鳥取城北高校の中村さんと蔵光さんです)
 子どもメンバーとて頑張っていて今は社会人としてがんばっている
 メンバーも手伝いに来てくれました。



関西ではイベントが少ないのですが、こうやって皆さんとお会いできるのも
 ワンフェスの楽しみでもあります(^^)
 毎年、2月の第一土日に開催されますので、
 来年の開催時によければ遊びに来てくださいね。


村の自慢のトイレは、学校のトイレ!!


教育を受ける権利を守るために必要なことは、学校や教室を建設することだけではありません。安心して使えるトイレも重要です。インドの農村部では、トイレが女子教育の改善に大きく貢献しています。(清田)

https://www.we.org/stories/clean-water-sends-girls-to-school-in-india/

 

 


女子用のトイレは、ただのトイレではなく、「居場所」です。それは時には避難所であったり、集合場所であったり、生理に初めて気付く場所であったりします。 

セラミックのタイルから響く音がしても、男子には聞こえない、まさに男子禁制の場所なのです。

でも、 閉まったドアのすぐ裏側にトイレがあって、水も普通に流れて来ないという問題のある場所に住むとしたら、どうなるでしょう?

 

インドの農村部で社会的にも弱い立場にある家庭に生まれた少女たちにとって、トイレに行くのはとても恥ずかしいことであり、そのことで勉強が中断したりして、将来にも悪い影を落とすことがあります。

小学校で読み書きの勉強をするにしても、高校で代数学に取り組むとしても、トイレの問題で教育が危険に晒されかねないのです。

読み書きができない、早婚、そして10代で妊娠、こうような循環の繰り返えしが一層強くなるのです。

 

「私は教室を出て校舎の裏まで行かなければなりませんでした」と、インドのラジャスタン州の最北端の村、カルタナの5年生の少女が言います。

 

カルタナ小学校では、トイレのブロックは戸外の男性トイレ用に仕切った小さな場所で、屋根もドアもなく、コンリートを掘った穴と穴の間に仕切りのような物があるだけで、男の子だけがどうにか使用できました。

 

女の子は男の子と並んで用を足したくありませんでした。そんなことをするくらいならと、大切な授業を受けられなくても、プライバシーを守るために校舎からずっと遠くまで歩いて行きました。

 

ひっそり用を足すのは困難でした。ヘムラタはこの学校の12歳の生徒です。彼女は、洗う水をバケツで運ばなければならなかったと、通訳を通じてヒンディー語で説明します。

汚水処理が進んでいない国・地域では、トイレットペーパーなどないのが普通です。きちっとしたトイレには、トイレットペーパーの代わりに洗浄用の水洗トイレと水道の蛇口が備わっているものですが、これらの少女たちは即席で水を用意しなければなりませんでした。

 

ヘムラタは日当りの良い学校の前庭の木陰に座っています。隣には下級生で4年生の親友マムタがいます。

彼女たちの友達は時々授業を無断欠席することがあると言います。

厄介なこと―廃棄物のような机、重いバケツ、長い道のり―を避けるためです。彼女らが2人とも背中を曲げてひっきりなしに指を動かす様子から、それが周知のことだとしても、苦境を話題にするのは不愉快だということは明らかです。

インドはトイレが利用できない人の数が世界で一番多い国で、7億3千2百万人にのぼります。

 

屋外での排泄は常習的で、畑や市街地の溝にしゃがんで用を足しているのです。

少女たちは、プライバシーを守るために独りで出登下校する時、嫌がらせや暴行を受けることも覚悟しなくてはいけません。

そのため、国や行政が少女の教育を推奨していても、彼女らは家から外に出ません。

毎月特定の期間(生理の時)に品位を守るために、または身の安全のためにです。

 

2009年に、インドの国会の決議が6歳から14歳までを義務教育とし、一部の公立の学校では、奨励として給食、制服、そして生理用品までも無償で給付するようになりました。

その結果、インドの小学校への入学率は目覚ましく、ユネスコの最新統計によると92%に達しているとされています。

 

しかし、このお堅いデータには、女性の身体的な変化とトイレの状況のような項目は考慮されていません。

子どもの入学数と実際の通学数とは別物なのです。

 

カルタナ村では、ヘムラタやマムタと教育を阻害していたのは、教室が無いことではなく、トイレがちゃんとしていないことだったのです。

 

2014年、WE Charity(フリー・ザ・チルドレン)は学校の手押しポンプと試錐孔から飲料水を汲み上げるレバーの手直しを行いました。

WEは、水道工事人を雇って、ポンプの口から出る水の流れをそらす小さな弁装置を取り付けました。

それは鉄道の転轍機と同じ作用です。ポンプを上げ下げすることなく、水は地下や校庭を通るパイプへと流れ落ちて行きます。このパイプは、壁の表面を登り、屋根の頂上に設置した貯水タンクの中へ入って行きます。

そこで重力の下へ引く力が電気の代わりをして即座に水を供給するのです。

学校の電源は不安定なので、電気に代わるべきものが重要です。

 

 

この小さな土木工事の功績が村の歴史の中で最初の水道水を生み出し―生徒たちが清潔な水の利用ができるようになったのです。

 

この水は別の村に先ず繋がれました―WEは、新築の手洗いブロックに水洗トイレを設置しました。

男子用と女子用に別々に分かれ、各々にドアがついていて、手洗い場にはピカピカの蛇口が並んでいます。

教室の建築だけでは、〈これも非常に重要ですが〉少女たちを受け入れるには不充分なのです

 

ヘムラタとマムタにはもはやトイレの破損の心配もなく、このような設備を友達に自慢さえしています。

この地域の他のどの小学校にも水洗トイレも、水道も、手洗い場もなく、またカルタナ村のどの家庭にもありません。

 

最近6人の生徒が、手の上に冷たい水道水が流れる感触に触れたくて、立派な私立の学校を退学してこの学校に移って来ました。

 

古いトイレの建物は今、苔むし、太陽に晒され、床には枯葉が散らばり、古代の記念物のように立っています。

 

給食のベルが鳴ると、休憩時間の大混乱は日常茶飯事で、低学年の児童は、ごはんとレンズマメが盛られる皿やプレートをきれいにするために手押しポンプを押そうと最前列に並ぶために競争になります。

ほっそりした男の子は手を伸ばして全身の力でレバーを押します。

その瞬間、彼の小さな両足は水圧の対重を受けて地面から離れます。

 

今何か起こりそうなことがあっても、それはヘムラタやマムタやこの男の子には同じです。

しかし何年かすると女子生徒は高校に進学します。そして思春期にある彼女らにとって、生理的な要求(トイレに行きたくなること)に対応することは、更に屈辱的な気分を味わいかねないきっかけになります。

 

ジータとシータの一卵性双生児の姉妹は17歳でベルダラ中等中学の10年生です。

近隣の村の小高い土地に無秩序に広がるベルダラ校は、成績が良ければカルタナ小学校の卒業生の到着点となる学校です。

学校のトイレに問題があるために、少なくとも12人の地元の女の子が学校に行くのをやめたと、ジータが言います。


インドでは、小学5年の終了率は95%である一方で、中学への入学は62%に過ぎません。

思春期を迎え、月経がはじまると、中途退学する子どもの数も一気に上がります。

生理の期間は森林地帯への徒歩を避けるため、丸1週間は授業を休むことができます。10代の女の子はまた、農作業や、結婚して夫の家族の食事の世話をするために授業を抜けることもできるのです。

多くの家庭にとって教育を受けた娘は誇りです。が、よくない環境にいる娘たちの恐怖に先ず対応しなければなりません。

 

「恥ずかしい」は、ジータが例のトイレを使用する時の表現として使う言葉で、女子と男子の両方にあてはまる語でしたが、多くの女子はその言葉を使うのを避けていました。

ジータはいつも先ずこの語を口にするのです。

 

「私たちは外に出なければなりませんでした」とシータが付け加えて言います。

「そのようなわけで学校に来る女の子は多くなかったし、親も行かせようとはしませんでした」。

娘の品位を心配するのは、思春期の10代の子ではなく、その親だったりすることが時々あります。

 

以上がこれまでの話です。

 

今、ベルダラ校の最高の恵みは、ところどころに蛇口が突出している細長いスチールの流しです。

男子用、女子用のトイレのブロックと同じ長さで、共同で使用する手洗い場です。

WE Charityはカルタナ村で建てたように、男女別々の水洗トイレのブロックを建てました。

 

カルタナ村とは異なって、工事にはバルブやタンクの他にもう少し装置が必要でした。破損した建物を壊した後、WEは教室を3室新築すると同時にトイレのブロックも建て、配管の取り付けを十分に行いました。

 

ソーラーパネルは、その30台が目下屋上に設置されていて、間もなくこの学校はクリーンなエネルギーで蘇えることでしょう。

 

 

学校に水洗トイレが取り付けられ、プライバシーが守られるようになったため、ジータとシータは思い切ってそれを公表して回わってみました。

友達の家2軒を訪問してその親に会って話しました。
 

「『今は心配することは何もありません。娘さんを学校に行かせますよ』と言って」。ジータが話します。

 

本当に彼女たちは公表して回ったのです。

 

2年すればジータとシータはベルダラ高校を卒業し、丁度その時にヘムラタとマムタが高校1年生となります。

女子の全員が大学に進学して教師か医者になる計画を立てています―またシータが言うには、数学の成績が良ければ、彼女はエンジニアになる計画を立てています。

 

未来の女子用トイレの青写真を何枚も心に描いているのかも知れません。

 

(原文記事執筆: ケイティー・ヘウィット  翻訳:翻訳チーム 松田富久子 文責:清田健介)

 

 


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