インドのお祭り「サラスワティ・プジャ」をお祝い

こんにちは!フリー・ザ・チルドレン・ジャパンです。
私たちが支援するインドの西ベンガル地方に住む貧困地域の子どもたちから、
インドのお祭りをお祝いしたよ!というお便りが届きました。

今回子どもたちがお祝いしたのは「サラスワティ・プジャ」というインドのお祭り。

サラスワティとは、学問や音楽、芸術などの知恵を与えるヒンズー教の女神で、ヒンズー教で宇宙を創造したとされるブラフマ神の配偶者だそうです。知識を豊かにしてくださる神様ということもあって、たくさんの人に愛されていて、特に学問に関係する人たち(学生、教育者、芸術家、科学者など)から親しまれ、信仰されています。
4本の腕を持ち、2本の腕には、数珠とヴェーダ、もう1組の腕にヴィーナと呼ばれる琵琶に似た弦楽器を持ち、
白鳥やクジャクの上、あるいは蓮華の上に座る姿として描かれます。
実は、日本でも七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれています。


SaraswatiPuja ←これが、サラスワティ神。

さて、インドの支援先の子どもたちは、このお祭りを1月24日に行い、サラスワティ神を称えて、学問や芸術などの知識や才能が豊かに育まれますように、と子どもたちが通う学校をあげて、お祝いをしました。

SaraswatiPuja4 SaraswatiPuja3 
学校の敷地内の地面に、きれいに飾りつけをして、お祝いしました。

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模様がいかにもインドらしく芸術的ですね。

教育の神様ということもあって、学校の先生も子どもたちも、このサラスワティ神が大好きで、毎年この時期になるとサラスワティ・プジャのお祭りを楽しみにしているとのことです。

今年も、子どもたちや先生によってきれいに飾りつけされ、お祝いができ、みんな楽しみながら終えることができました。子どもたちが豊富な知識を付けて、成長することを私たちも日本から願っています。



 

木炭作業所で働く子どもたち「僕って、子どもなんだな」

 UNHCRの記事より。

リンク先の動画(記事の最後に要約有)もできればご覧ください。

http://tracks.unhcr.org/2014/06/the-charcoal-boys/

アナスは12歳。世界の別の場所では、アナスのような年齢の子どもが過ごす場所は学校です。しかし、シリア難民であるアナスは、家族6人を支えるため、燃料として売られる木炭の固まりを選別、袋詰めして一日を終えます。それが、異国の地で家族を支えるため、増え続けるこども難民の多くがしている仕事の一つなのです。

もちろん、両親はアナスが学校に行くことを望んでいます。しかし、両親に仕事はなく、ひと月200ドル以上の家賃と、病気の妹を抱え、一日5ドルのアナスの稼ぎが家族の命綱となっています。

何百万人ものシリア難民が内戦から逃れるために国境をわたるにつれ、児童労働が大きな問題になっています。UNHCRやその関連団体はこの問題に取り組むため、保護者や雇用者に対するカウンセリング、貧困家庭への金銭的援助、子どもの空いている時間を利用した学習支援プログラムを開発しています。

子ども達が過剰労働を強要されたり虐待の危険にある場合は、最優先事項として保護にあたってもいます。UNHCRのレバノン児童保護コーディネータであるエルサ・ローリンは、次のように述べています。「児童労働を止めることはできないかもしれないが、それによる影響を小さくすることはできるはず。」

アナスは誇りをもって家族のために働いていますが、他にも選択肢があればと強く願っています。

仕事でついた煤を洗い流しながらアナスは言います。
「学校に行きたいな。友達と遊びたいよ。追っかけっこや鬼ごっこ。空手もしたいな」

アナスは、まだ子どもです。大人になるには早すぎます。それは、他のシリア難民の子ども達も同じです。


(動画要約)
2013年、シリアの内戦が激化し、アナスと家族は命からがら北レバノンに逃れた。
難民キャンプに建てた小屋は雨風に耐えうる物ではなく、食べるものもない。
12歳のアナスは木炭販売所で働くことにした。
木炭を運び、ふるいにかけて選別し、袋詰めをして、購入者のところまで持って行く。
一日が終わる頃には、体中、真っ黒だ。
キャンプの近くに休園中の遊園地があり、仕事が終わったら、友達や兄弟とそこで遊ぶ。
楽しい時間を過ごしていると、ふと、思うことがある。「僕って、子どもなんだな」と。

レバノンの難民キャンプで暮らす子ども達は、50万人を超える。
就学年齢にある子どものうち、70%が学校に行っていない。
多くの子ども達が、アナスのように、家族を支えるために働いている。
UNHCRは、このような子ども達が学校に通えるよう支援を続けている。


(翻訳:翻訳チーム 山田さつき)


子どもの権利のために立ち上がったノーベル平和賞受賞者

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今月11月20日は世界こどもの日(Universal Children's Day)です。1954年の国連総会で制定された国際デーの一つです。1959年に「児童権利宣言」が、1989年には「子どもの権利条約」が国連で採択された日なのです。つまり、今月20日の世界子どもの日で、子どもの権利条約は採択25周年を迎えました。

そのような節目の年にノーベル平和賞として選ばれたのは、世界の子どもたちの権利のために活動を続けているお二人。女性が教育を受ける権利を世界中に訴え活動しているパキスタン出身のマララ・ユスフザイさん(17歳)と、児童労働から子どもを助ける活動をしてきたインド出身のカイラシュ・サティアルティ氏(60歳)の受賞が決まりました。

ノーベル平和賞を選考する機関であるノーベル委員会は、ふたりの選考理由として、「権利を奪われ抑圧されている子どもや若者のために尽力し、全ての子どもの教育を受ける権利が守られるよう貢献した」ことをあげ、二人の活動を称えています。

お二人の受賞の知らせを聞き、私たちフリー・ザ・チルドレンも本当に嬉しく思っています。改めて心よりお祝い申し上げます。というのも、このお二人はフリー・ザ・チルドレンと深い関わりがある方たちだからです。
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クレイグとカイラシュさん

フリー・ザ・チルドレンの創設者であるクレイグが12歳の時、南アジア5か国を周る旅に出ましたが、その時にクレイグはインドでカイラシュさんに出会い、児童労働について多くを学んだのです。カイラシュさんは、カーペット工場では多くの子どもが賃金を受け取ることなく奴隷のように働かされている実態があることをクレイグに話しました。工場で働かされている子どもの親たちの殆どが、自分の子どもは職業訓練学校に通っていると信じて騙されていました。カイラシュさんは、過酷な工場労働から子どもを救出し、家族のもとに返すため、非常に危険な目に合う可能性があったにも関わらず、救出作戦を実施し、21人もの子どもを助け出しました。救出後、子どもを家庭に戻すときにクレイグも同行し、家族が我が子との再会に涙を流して喜ぶ様子を目の当たりにしました。クレイグはまた、カイラシュさんとともに、児童労働反対を訴えるウォークにも参加して声をあげました。


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しかし、その後カイラシュさんはインド政府によって債務労働に反対する活動を主導したとして逮捕され投獄されてしまいます。このことを知ったクレイグは、彼を助けるためにカナダに戻ってからフリー・ザ・チルドレンの設立初期のメンバーと共にカイラシュさんを解放を求め、署名活動を行い3000筆もの署名を集めました。これをクレイグたちは靴箱に入れてテープで留めて、インドの首相宛にエアメールで送り、カイラシュさんの解放を訴えました。1年後、自由になったカイラシュさんはカナダを訪問し、クレイグたち子どもによる署名活動は、カイラシュさんの人生の中で一番の感動的で力強い訴えの一つだったと喜びを語りました。こうして、クレイグはカイラシュさんとの間に築いた友情を通じて、児童労働から子どもを解放するためにできることについて学ぶことができたのです。

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何年も経ち、クレイグは若き活動家であるマララさんに出会いました。マララさんは全ての子ども、特に女の子が教育を受けられるようにするためパキスタンで活動していました。

パキスタンでは、読み書きができる大人の割合は男性が70%ですが、女性は46%しかありません。女性には教育は必要ない、と考えるイスラム過激派が、女の子が教育を受けることを反対し、学校を襲撃したりしているのです。そこで、マララさんはそういった実態をインターネットを通じて世界に訴えるなどしていました。しかし、バスでの下校途中にイスラム過激派タリバンによって銃撃され頭を撃たれて大怪我を負いました。その後奇跡的に回復して、2013年には国連で女児の教育の権利を訴えるために力強くスピーチをしました。「私たちにとっての武器は本とペンです。」と話しました。マララさんの声はどんどん賛同を得て、大きくなっています。マララさんは貧困や児童労働から子どもを解放するための解決策は、教育だと語ります。彼女が声をあげることを快く思わないイスラム過激派のグループは未だにいて、また襲われる可能性もありますが、彼女は声をあげることをやめない、全ての子どもたちが教育を受けられる世界になるまで、と決意を新たに活動を続けています。

2014年の春に、マララさんはフリー・ザ・チルドレンの支援地域であるケニアを訪問し数日間滞在し、ケニアの女の子に教育への情熱と力について話しました。また、中等学校建設のためにシャベルを手にクレイグと一緒にボランティアワークにも励みました。

また、設立したマララ基金を通じてケニアに新しい女子のための学校建設資金提供をしたいと考えるようになりました。そうすれば、教育を受けた女児が知識と力を得て、貧困から抜け出すことができるからです。

また、フリー・ザ・チルドレンのイギリスでのWe Dayというイベントにも参加して、12000人もの参加した若者に向ってスピーチをして一緒に世界を変えましょう、と呼び掛けました。


児童労働から子どもを解放する活動を続けているカイラシュさんと、女児の教育のために活動するマララさんとの絆を通じて、私たちフリー・ザ・チルドレンは、情熱を持っている問題に対して声をあげることの重要性を更に感じています。

改めて、お二人がノーベル平和賞を受賞されたことを心より祝福します!子どもとおとながともに手を取りより良い世界のために歩んでいくことに喜びを感じています。

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