【コラム】ネット上の児童ポルノという名の子どもたちへの人権侵害の撲滅に向けて、成果を上げつつある警察の取り組み

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのパートナー団体であり、フ

ィリピンで活動を行うプレダ基金の運営を行っている、シェイ

・カレン神父が執筆したコラムをご紹介します。

 

http://www.preda.org/fr-shays-articles/police-win-against-online-child-abusers/

 

現在多くの国々で、インターネットを使ってペドファイル(子ど

もに性的な興味を抱く人)に対する捜査が行われており、警

察は素晴らしい成果を上げています。ペドファイルやポルノ

製作者たちがダークウェブに身を隠し、暗号化ソフトを駆使

しているにもかかわらずその検挙件数は増えています。ペ

ドファイルやポルノ製作者たちオンラインで子どもたちを虐

待し、何千枚にも及ぶ子どもたちの写真をインターネットを

通じて互いにやりとりしています。ペドファイルたちはこれに

刺激されて煽られるように、ネット上の空間から現実世界に

着眼点を移して、フィリピン国内外で、性的虐待の対象とす

る子どもたちを探すことに翻弄するのです。

 

わずか6歳あるいは7歳のフィリピン人の子どもたちが、

「隠れ家」ともいえる場所に連れていかれる事件があり

ました。子どもたちは性的虐待を受け、その模様はカメ

ラで撮影されネットを通じて生配信されました。その様

子を配信で見て快楽を得ていたのが、53歳でバージニ

ア州東部出身のアメリカ国籍の男、ドウェイン・スティン

ソンです。スティンソンは、電子決済で女たちに金を支

払い、その女たちに子どもたちに対する虐待行為を実

行させていました。スティンソンは、児童ポルノ制作、児

童虐待の場面を写した画像の作成、及びその画像を保

存した容疑で起訴され、本人も容疑を認めています。判

決宣告は、今年の8月に行われます。フィリピン警察は、

虐待行為を実行した女たちの発見には至っていません。彼

女たちは、政府認可の下でセックスバーやサイバーセックス

の隠れ家がで運営できる、まさに性的誘惑や商機に溢れた

この社会で、何の処罰を受けることもなく平然と暮らしている

のです。

 

今年はじめ、ダブリン在住の26歳のアイルランド人の男、

マシュー・ホーランが逮捕、拘束されました。ホーランは、

幼いアイルランド人とアメリカ人の女の子たちに対してイ

ンターネットを通じた性的搾取を行なっていた容疑で有罪

判決を受けたペドファイルです。被害者となった女の子の

なかには、わずか9歳の子もいました。性的虐待を受けて

いる子どもたちの様子を撮影した何千もの画像が自宅で

発見されました。裁判所命令を順守することを条件に、

2年の執行猶予付きの懲役7年6ヶ月の刑を宣告されま

した。将来的に、アイルランドの性犯罪関連の刑法が改

正されて、こうした裁判所命令に海外渡航禁止が含まれ

ることを願います。

 

フィリピンで、4年半前に、児童虐待と人身新売買の容疑で

起訴されたアメリカ国籍の男が、4年の歳月を経てようやく

容疑を認めました。プレダ基金は、これまで被害にあった

女性を支援する活動を行い、男への法による裁きを求め

てきました。この男がアメリカ国籍であることから治外法

権が適応され、アメリカで起訴されることになるものと思

われます。

 

2017年12月、200人ものペドファイルが、オンラインで子ど

もを虐待した容疑でイギリス国家犯罪対策庁(UK Nationa

l Crime Agency, NCA)に逮捕されました。特定された被害

者250人は、ネット上で10代と身元を偽っていたペドファイ

ルたちに操られ、罠にかけられました。ペドファイルたちは

そうした10代の被害者たちを言葉巧みに誘惑し、性的な露

出のある写真を送らせました。そして、Facebook等にその

写真を投稿すると脅迫し、さらに写真を送るよう子どもたち

に強要していたのです。

 

昨年の秋、イギリスのダラム在住で32歳ポール・レイトは、

児童に対する性的暴行の容疑で懲役16年の有罪判決を受

けました。この事件は、何千マイルも離れた距離を跨いで起

きた事件でした。レイトンは、14歳の少年を騙して裸の写真を

送らせました。その後少年を脅し、1歳になる姪に対する、オン

ライン上で性的虐待行為を行うよう繰り返し強要しました。少年

は警察に逮捕されました。一方レイトン は警察に対し、圧倒的

な力を盾に少年たちをはじめとする被害者を服従させることを

楽しんでいたと話しました。被害者たちの多くはオーストラリア

やカナダ、アメリカ、イギリスに住んでいました。

 

NCAの担当主任Will Kerrによると、インターネット上で児

童ポルノ画像をやりとりした容疑で、毎月400人もの容疑

者が逮捕されているそうです。 民間の子ども保護団体

が戦略を練った上で小児性愛者たち日々対峙していて、

それが逮捕者の増加へとつながっています。民間の「ペド

ファイルハンター」たちが集めた証拠を採用している警察

もあります。「ペドファイルハンター」はおとりを使い、10代

の若者のふりをしてネット上に忍びこみ、ペドファイルたち

の気をまずひきます。そしておとりがペドファイルの言いな

りになるような状況を作り出していくのです。その後、記録

した犯罪の証拠(電子メールやチャットその他集められた情

報)を警察に提供するという流れをとっています。BBCの調

査によると、イギリスでは「ハンター」たちによってもたらされ

た情報に基づき、警察が150人の容疑者に対する捜査がこ

れまで行われているそうです。警察が捜査を行い、被疑者

の特定につなげていくために、そのような情報を活用する

機会が増えています。

 

さらに攻撃的な「ハンター」も存在します。自ら容疑者を特

定し、容疑者と直接対決し、その様子をFacebookでライブ

配信して、容疑者の姿を世界に晒そうとしている「ハンター

」たちなどです。これはリスクを伴う危険な行為です。追い

込まれた容疑者は、暴力的な行為に及ぶかもしれないで

すし、そのような接触は警察に任せるべきです。またある

意味で、親たちにも注意が足りない部分があります。我が

子が風呂に浸かる姿や、裸の状態でビーチやプールにい

る姿を写真に撮り、それを誰でも見ることができるSNSに投

稿するといったような行為は、軽率であると言わざるを得ま

せん。ペドファイルたちはそうした写真にアクセスし、その写

真に写る子どもをターゲットにするかもしれないのですから。

子どもたちにもプライバシーの権利が保障されるべきなのです。

 

ネット上での児童虐待をなくすためには、予防策を講じるこ

とが最も大切です。ネット上での子どもたちの権利と尊厳を

守るためには、最終的には親が気を配り、警戒しなければ

なりません。相手の正体、素性を確認することができない場

合、絶対にその相手とネット上で関わりを持つべきではない

ということを、子どもたちに教える必要があります。

 

子どもたちには、ネット上で知り合った、あるいは他に誰も

いないところでしか会ったことのない人物に自分たちの写

真を送るようなことを絶対にさせてはいけません。多くの若

者が相手の要求に応じてしまい、SNSで晒し者になることを

強要される事態が起きています。なかには自殺に追い込ま

れた若者もいます。若い人たちとその親たちは、互いに信頼

関係を築き、情報を共有し、疑わしい人物については警察に

通報するということをしっかりと心がけるべきだと思います。

 

(訳者: Mikikoさん)

カレン神父と、プレダ基金の子どもたち 

 


【6月30日まで】「世界一大きな授業」を開催しよう!!

2018年も教育についての重要性について考えるキャンペーンである「世界一大きな授業」が開催されます。

「世界一大きな授業」は「持続可能な開発目標(SDGs)」の「ゴール4=教育目標」を達成するための世界規模のキャンペーンで、4月14日から6月30日までの期間に、日本全国で教材などを用いて世界の教育について考える機会が設けられます。

 

学校やクラブ、ご家庭でこの機会に「世界の教育」について考えてみませんか?

キャンペーンの特設ウェブサイトから登録を行うことで、世界の教育について考える教材をダウンロードすることもできます。

 

世界一大きな授業2018

キャンペーン期間 2018年4月14日(土)-6月30日(土)

http://www.jnne.org/gce/

 

この機会にぜひ学校やクラブ、ご家庭で開催し、参加しましょう。

 


フィリピンスタディツアーで、支援物資を渡してきました!

JUGEMテーマ:ボランティア

 

こんにちは!

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務局です。

 

2018年 41~7日までフィリピンスタディツアーを実施しました。

ツアーには、中学生〜社会人まで全国から10人があつまり参加しました。

 

その際、全国の小中高生や、メンバーのみなさんが集めてくださった、

文房具や歯ブラシやせっけんなどの生活用品や、洋服などの物資を私たちが応援する子どもたちに届けてきました!

 

届けた先は、フィリピンへのスタディツアーで訪問した下記のところです。

1.先住民族(アエタ族)の村

2.性的虐待から救出された女の子たちが暮らす施設

3.路上や刑務所から救出された男の子たちが暮らす施設

4.その他、マニラにオフィスを構える私たちの現地パートナーNGO 

 (この団体を通じて、マニラやセブなどの貧困家庭に配布されます)

 

支援物資を届けたときの様子を一部ご報告します。

 

▼先住民族アエタ族の村に、生活用品(歯ブラシ、タオル、バッグ、石鹸、くしなど)や、子ども服、文房具、手作りマーブルクレヨンなどを渡してきました。

 

この先住民族の村に行くには、マニラから車で6時間半移動したあと、湖を渡るために船で15分、さらに山道を20分以上歩かなければいけないので、なかなか遠い道のりでした。荷物を運ぶために村人たちに協力してもらいました。

 

荷物専用の船を手配して、船にバランスよく荷物を積んで湖を渡りました。

船で移動 船で荷物運び

 

↓↓↓

 

陸地に着いたら、船から荷物を運び出し、カラバオ(水牛)を雇って荷物を運びます。

カラバオ使いがとてもうまい若者が先導します。

からばおで

 

歩きごたえのある山道をずっと20分以上のぼります。ようやく荷物を小学校がある村の中心地まで運べました。

カラバオで

 

こうしてようやく、村の長老に、支援物資を紹介して、村の子どもたちに渡しました!

アエタ族村長さん

手作りマーブルクレヨンを寄付してくださった高校からのメッセージボードを村の長老に手渡し、子どもたちにくばりました。

 

クレヨン寄附

色々な色が描けることに、興味津々な子どもたち

アエタ族クレヨンアエタ族クレヨン寄付みく

 

洋服の配布もしました。子ども服も大人気でした。

洋服寄付 洋服寄付

 

アエタ族洋服支援 アエタ族洋服寄付2

 

 

▼路上や刑務所から救出された少年たちの施設に、文房具など学用品を寄贈しました。代表して、スタッフのみなさんが受け取ってくれました。

CFCBoysへの寄付

 

路上や刑務所から救出された少年たちと一緒に記念写真をとりました。

プレダ基金少年たちと

 

 

▼支援物資を集めてくださった学校の皆さんやメンバーの皆さん、ありがとうございました!

ご協力下さった学校:

1)横浜市立中川小学校
2)川越市立霞が関中学校
3)熊本県立八代高校 JRC部

4) 相模原市立相原中学校
5)駒沢学園女子高等学校

6)市原中央高等学校 インターアクト部

7)桐朋学園初等部
 

 

 

アエタ族元気少年

Thank you for your support, Japanese friends! 

支援物資のご協力、ありがとうございました。

 

 

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毎年人気のスタディツアー、今夏はインドで開催!

魅惑の国インドで想定外を楽しもう!


インドスタディーツアー2018夏
〜インドの村で子どもに出会う、ボランティアの旅〜

2018年8月8日月〜15日

 

http://www.ftcj.com/get-involved/study-tour/india

 

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ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより

JUGEMテーマ:

 

ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより

 

こんにちは、フリー・ザ・チルドレンの中島早苗です。ケニアに2月〜3月にかけて訪問し、現地で行っているマサイ族のコミュニティでの国際協力活動のモニタリングや、事業地域で暮らす子どもや村人たちの声を聞いてきましたので、ご報告します。

 

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過去のケニア訪問記はこちらから

ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより

http://ftcj.jugem.jp/?eid=1874

 

・ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより

http://ftcj.jugem.jp/?eid=1885

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ケニアに来て4日目、2017年度を通じて実施した「Water Project(水事業)」の様子を調べるために本日も事業地のエシノニ村に向かいました。

 

宿泊施設からエシノニ村までは車で1時間ぐらいですが、今日もアクシデントが。警察官による検問が行われており、そこで引っかかったのです。現地パートナー団体のスタッフ3人とドライバーさんと私を含め5人で車に乗っていたところ、大きな道の途中に警察官が上下ともに検問をしており、すべての車が一時停止していました。

 

私たちの車がチェックされる番になり停まると、外国人の私に気が付いた警察官は

「どこから?」

「日本から来ました」

「では、IDを提示してください。パスポート、プリーズ!」とのこと。

私はパスポートを携帯していなかったので、宿泊施設に戻らないとないと伝えると、何やら車に乗っているケニアのスタッフにスワヒリ語で話しはじめました。

 

スタッフは20年もこの地域で活動していること、今まで外国人スタッフがたくさん来たが、パスポートの提示は求められたことがなく、なぜ、今回はパスポートを見せないと通れないのか、など説明したり質問したりしましたが、警察官はパスポートがないとここを通さない、の一点張り。

 

埒が明かないので、ひとまず車を路肩に寄せてどうするか作戦会議。現地パートナー団体WE Charityは自治体や警察署のトップに活動の意義を理解してもらっており、一緒に今までも活動しているので、トップに連絡を入れて、上から警察官に説明してもらおう、ということに。

 

数十分かかり警察署のトップと連絡がとれ通行許可を出していただき、ようやく警察官は私たちを通してくれました。今日もこうして40分以上足止めをくらい、予定よりも遅れての現地訪問となりました。

 

さて、目的地のエシノニ村に到着し、今日は給水所などがあるエシノニ小学校にまずは行きました。小学校の入り口から左側にまわったところに、背の高い大きな貯水タワーがあり、その横に水汲み上げジェネレーターと、給水所が建設されているのが見えました。

 

高くそびえたつ貯水タワーと、給水所などの建設がうまくいき村人たちがここにきて安全な水を手に入れることができている様子が分かり、大変嬉しく感じました。

 

給水所

 

「ジャンボ!」と声をかけてくれたのは、村の水管理委員長。給水所が機能するようになり、きれいな水を村人たちが手に入れることができるようになって本当に嬉しい、協力を本当にありがとう、とお話されました。水管理委員長からは水汲み上げジェネレーターのメーターの見方や太陽発電で動いている仕組みなどを説明してくれました。

 

汲み上げジェネレーター

 

給水所で水を供給することができていると、担当者も誇らしげに水を出すなどデモンストレーションし、説明してくれました。

 

小学校の正門のほうに行くと、小学生たちが歌でもてなしてくれました。リズミカルな素敵な歌。スタッフはみな手をたたきながら聞き入りました。その後、小学生たちに学校での様子や、給水所ができたことについて質問しました。

 

小学生たち

 

「学校できれいな水が飲めるようになり、本当に嬉しい!」

「学校帰りに水を家に持ち帰ることができて、お母さんが喜んでいます。ありがとう」など、

みな、喜びと共にきれいで安全な水を手にすることができることに感謝の気持ちを表していました。

 

その後、村から選出された水管理委員会(男性10人、女性3人)とその他給水所担当係が集まってくださり、活動の様子や課題などを聞くことができました。

 

水管理委員会

 

▼水管理委員会の役割

汲み上げポンプや貯水タワー及び給水所のシステムやインフラがちゃんと壊れていないかチェックし、もし、不具合が生じたら直せるようにして、給水システムを管理することが役割。水システムやインフラの管理は、どうしてもいつか不具合が生じたり工事が必要になってくるので、そのときに備えお金をためて、設備を直したりするのに使えるよう、銀行にお金を預けていくら使ったかなども管理する。また、給水所では、有料で住民に水を提供する。水代金の徴収など給水所(キオスク)で水を販売するのは、水管理委員会ではなく、水管理委員会から委託された担当者(村人から選出)が行う。その水の販売の仕方や代金の管理の仕方などもキオスクで働く人に払い、管理するように伝える。水販売代金は、40リットルで5シリング(日本円で約5円)

 

▼水組み上げシステムと給水所ができたことでどう変わったのか。

証言1:以前は、川の水などを生活や料理など飲料水などのために使わざるを得なかった。汚染されているとわかっていても、その水を使わざるを得ない状況にあり、その汚れた水を使ったり、飲んだりすることで、病原菌が体内に入り、病気になっていた。特に子どもたちは影響を受けていて、身体を壊していた。でも、今は、その病気から解放され、本当に嬉しい。

 

証言2:以前は、水汲みのために妻や子ども、自分自身も遠くまで行かざるを得なかった。5キロ以上歩いて20キロもの水を毎日運ばなければいけない。そのために、身体が痛くなり、体調を崩すこともある。そのために、他の仕事ができないから、大変だった。子どもは学校を遅れたり行けなくなったりする。でも、今は、学校の敷地内に給水所ができて、きれいな水が手に入るようになり、本当に有難い。本当に、生活が変わった。

 

証言3:給水所ができるまでは、5、6キロ以上の道のりを歩いて水汲みに毎日いかなければいけなかったので、なかなか農業やその他のために時間を割くことができなかった。でも、今は、近くにきれいな水を得られる場所ができて、生活の質が良くなった。

 

証言4:子どもたちが、水汲みの仕事から解放され、学校の授業に出席できるようになった。子どもたちの教育の機会が保証されている。

 

証言5:以前は、川や池に水汲みに行っていたが、その水は動物たちが水浴びに来たりして使っていた水で、非常に汚い。そんな水をもうこれからは使わなくてよくなったのです。

 

証言6:実際に、給水所ができたことで、病気からの解放だけでなく、余計なお金を使わなくてよくなりました。以前は、水汲みに自分たち家族がいけないときは、誰かにお願いしてお金を払って水汲みをしてもらっていた。その時払っていたのは20リットルで20シリングや30シリングだった。でも、今は40リットルで5シリング払えばよいのだから、ずっと安くて質の良い水が手に入るようになった。だから、有料になってもまったく誰もいとわない。

 

 

その他いろいろな意見や現状、課題などを聞くことができました。

課題としては、村にはまだここのエシノニ小学校内にある一か所しか給水所がないので、この小学校から遠く離れたところに住む村人にとっては不便であるので、村の反対側にも給水ポイントが必要であることなどが意見として出されました。

 

様々な課題がありますが、この給水システムは、村の人たちの責任で管理され、村人たちで不具合があれば直していけるようになったことは意義あることだと思いました。今後の課題については、また村の人たちと一緒に考えていきたいと思いました。

 

水管理委員みなさん

水環境委員の男性委員のみなさん 

 

 

 

女性水管理委員

女性委員や水問題について学ぶチームのお母さんたち

 

今回の水事業を実施するにあたり、一円玉募金やその他寄付によってご支援くださった皆様、TOTO水環境基金の皆様、本当にありがとうございました、改めて心よりお礼申し上げます。

 


ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより

JUGEMテーマ:アフリカ

こんにちは、フリー・ザ・チルドレンの中島早苗です。ケニアに2月〜3月にかけて訪問し、現地で行っているマサイ族のコミュニティでの国際協力活動のモニタリングや、事業地域で暮らす子どもや村人たちの声を聞いてきましたので、ご報告します。

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ケニアに行ってきました!事業地域訪問だより,呂海舛蕕ら
↓↓↓
http://ftcj.jugem.jp/?eid=1874
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ケニアに来て3日目、2017年度を通じて実施した「Water Project(水事業)」の様子を調べるために事業地のエシノニ村に向かいました。宿泊施設からエシノニ村までは車で1時間ぐらいですが、早速朝からアクシデントが。前日の夜に激しく降った雨の影響で、道のあちらこちらが沼るんでいたため、私たちの車はそのぬかるみにはまってしまいました。

 

あまりの大きなぬかるみに、車は傾き横転しそうになりました。これは事故るのではないかという不安から、一瞬のうちに「あれ、海外旅行保険入ってたっけ・・・?」という心配事が頭をよぎりましたが、そんな不安な様子の私を察知してか、マサイ族のスタッフは、

 

「ハクナ・マタタ!」と笑顔で話しかけてきました。

 

ライオンキングの台詞でも聞いたことのある「心配ないさぁーっ」の意味のハクナ・マタタを笑顔で聞いたら不思議と不安がどっかに消え落ち着きました。彼の言葉通り、車が横倒しになることはなかったのですが、車は動きません。

ぬかるみにはまった傾いた車からひとまず出て、脱出を祈るスタッフたち

エシノニ村への道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、私を含む4人のスタッフは車を降りてみんなで大きな石を持ってきて車のタイヤが空回りしないよう道を整えたり、後ろから車を押したりしましたが、なかなかうまくいきません。

近くに住む人たちも長靴を持ってきて貸してくれたり、手を貸してくれますが、タイヤは空回りしてしまいます。木や石などを穴の開いた柔らかい土の穴に埋めたり、草をひいたりすることかれこれ45分、ようやくぬかるみから車が抜け出せました。


こうして、2時間ぐらいかかって目的地のエシノニ村に到着。その間ずっと私たちを待っていてくれた村のお母さんたち(マサイママ)や現場にいるスタッフは嫌な顔せず、笑顔で私たちを出迎えてくれました。

 

マサイママ2人

 

「ジャンボ!」
現場スタッフやお母さんたちと挨拶をかわしたあと、2017年度を通じて実施した水事業がどういった効果を生活にもたらしているかのインタビューを代表してマサイママ2人に聞くことができました。

 

私たちが実施した水事業についてご説明すると、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、ケニアの農村開発や自立支援に取り組む現地パートナー組織「WE Charity」を通じて、マサイ族が暮らす地域のひとつエシノニ村にて、きれいで安全な水を人々が手にすることができるよう、「給水システム確立プロジェクト」を実施しました。

 

ケニアは国土の8割以上が乾燥・半乾燥地帯のため、乾季に水不足に陥ったり安全な水へのアクセスが難しい地域が多くあります。特に、事業地のエシノニ村には、2016年時点で給水システムがないため村人、特に女性や子どもは1日何時間も費やし家から離れた川まで水汲みに行かざるを得ませんでした。しかもその川の水は動物が水浴びをしたり、人々が洗濯をしたりしており、きれいな水ではなく、汚染された水なのです。従って何時間もかけて川まで水汲みに行って20キロもの水樽を持ち帰ってもその水を飲むと感染症にかかるなどして病気になることも多くありました。

water fetch

川まで水汲みに行った時の様子

 

water walk in Kenya

川で20キロ以上汲み、水樽で何時間もかけて運びます。

 

そこで、村人がきれいな水を手に入れられるよう、地下300メートルから水を汲み上げるシステムと水タンク及び給水所を村内の小学校敷地内に設置したのです。また、今後村人によって持続的に給水システムを運営管理できるよう、水管理委員会と給水所運営チームを組織し村人から15人の水管理委員と5人の給水担当者を選出し、人材育成、研修を行いました。


村に給水システムができて、どのように生活が変わったかについてお話してくれたお母さんたちの言葉を紹介します。

 

▼ナモニセさん(年齢不明、多分40代、6人の子どもの母親)と、ネッパパさん(年齢不明、多分60代、7人の子どもの母親)

 

「今までは、川まで何時間もかけて水汲みをしていたので、重たい水を運ぶために体も痛くなり大変でした。しかし、今は家から近いエシノニ小学校の敷地内に給水所ができたので、気軽に水が手に入るようになり、水汲みの時間が短縮されて本当に嬉しいです。」

「給水所ができたことで、汚い水を食事に使う必要がなくなりとても安心して生活できるようになりました。かつては水を8キロ先の川に汲みにいかないといけなくて、20キロの水を8キロ運ぶのはとても大変でした。しかも、その川の水は汚染されたいたので、子どもたちが体を壊したりすることもあって困っていました。でも今後は安全なきれいな水なので水を飲んで病気になる心配もなくなって、とても嬉しいです、本当に生活がよくなりました。」


2人のお母さんが、給水所ができたことで生活が改善し、今まで水汲みに費やしていた時間をほかの家事や仕事に充てられるようになったことを心から喜び、協力してくれた日本のみなさんにどうぞお礼を伝えてください、ということをお話されていたのを聞いて、私もとても嬉しくなりました。

 

マサイママ

インタビューに答えてくれたマサイママのふたりと。ママのおうちの前にて


この事業の実施のために、TOTO水環境基金からたくさんのご支援を頂きました。心から感謝申し上げます。また、1円玉募金や、その他ご寄付を下さったたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。


メディア掲載情報:東京新聞にてチョコレートプロジェクトの活動が取り上げられました。

 

4月23日付けの東京新聞、東京新聞TOKYO Webにて、

寄附付きチョコレートNgitiと中高生メンバーの活動が取り上げられました。

 

 

 

フィリピン避難民の子をチョコで生活復興支援 中高生ら企画・販売

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201804/CK2018042302000106.html

 

 

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5月19日新宿高島屋にて、店頭販売を行います!

メンバーが元気いっぱいお待ちしています!

 

食育プチマルシェ&食育ミニ映画祭

5/19 10:30〜19:30

タカシマヤ タイムズスクエア 2階 JR口 特設会場

 

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メディア掲載情報:アーユスNGO 新人賞を受賞した河本のインタビューが掲載されました。

 

東洋英和女学院大学大学院のWEBサイト、フェイスブックページで

スタッフの河本のアーユスNGO 新人賞について、そしてインタビューが掲載されました。

 



http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigakuin/news/news_286.html


「水が無くなる日」がやってきたら、私たちの暮らしはどうなる?

クレイグとマークのコラムの紹介です。

 

https://www.we.org/we-schools/columns/global-voices/happens-day-zero-comes/

 

ついにやってきた待望の春!しかし、気分ルンルンな気持

ちにそう簡単になれないのも現実かもしれません。ようやく

寒さが去ってくれたかと思えば、急に暑くなるし、春の嵐は

吹き荒れるし、そうかと思えば雨もそんなに降らないので、

野菜や植物も元気よく育たない。梅雨には雨も降らず、夏

には取水制限が発生!そしてそんな中でずっと干ばつが

続いて9月にはダムの貯水率も0%になって、水道の蛇口か

ら水が一滴も出てこないなんてなんていうこともありえるか

もしれませんよ!大変なことになりますよ!!

 

と、本当に起こりそうなこと、そうでもなさそうなことを少し盛

って書いてみましたが、もしいま書いたようなことが本当に

起きたとき、みなさんはどうしますか?

 

実はいま、南アフリカのケープタウンが、そんな「水が無くな

る日」の発生を回避するために悪戦苦闘しているのです。仮

にもしこのような事態になれば、ケープタウンは、世界の主要

都市としては初めて、「水道水が蛇口から出てこない街」にな

ります。で、この話を聞いて考えてしまったんですよ!「もしカ

ナダでこんなこと起こったらどうなるんだろう?」と。。 明らか

に、カナダはそのような事態に対応できる状態にはなってい

ません。

 

「そんなことカナダで起きる訳ないじゃないか!」とツッコミを

入れようとしているみなさん!(もちろんお見通しですよ!) 

確かに、カナダは水の宝庫です。地球上の清水の水源の2

割はこの国に集中しています。しかし、その水源の大半は

農村部に集中しており、そのような水源から都市部に水を

持ってくるのには、莫大な費用がかかってしまいます。また

そのような水源の内、再利用が可能な水は半数以下に留

まっています。五大湖の膨大な量の水中で、毎年できる新

しい水が占める比率は1%以下に留まっています。 それで

も、水の潤いに欠けている多くのアメリカの都市が、五大湖

の水に熱い視線を送っているという現実もあります。

 

カナダの先住民の住居地区の多くは、すでに水の危機に

苦しんでいます。水不足の問題に日々直面し、一向に改

善しない現状にうんざりしています。他のカナダの地域は、

まだ水が無くなる日が目前に迫っているという状況ではあり

ません。しかし、母なる大地は私たちに警告を発し続けてい

ます。バンクーバーはこの3年間大規模な取水制限を毎年

行っていますし、アルバータは記録的な干ばつに苦しんで

います。

 

カナダの都市部で深刻な水不足が起こった場合、どんなこ

とが起こるのでしょうか?もちろん、まだ実際に起きたことが

無い訳ですから、どんなことが起こるか分かる人なんて誰も

いません。それでも、他国の例からヒントを得ることはできる

と思います。

 

ブラジルはカナダと同じように水の豊かな国ですが、2015

年、サンパウロは干ばつに苦しみました。水を確保するた

め、市は一日につき12時間の断水を実施しました。ケープ

タウンでは、「水の無くなる日」が現実となった場合、住民た

ちは、市から配給された給水タンクを指定された場所に行っ

て列に並んで受け取ることになっています。一日の一定の時

間を、給水タンクを受け取りに行くために、犠牲にせざるを得

なくなるのです。

 

財布のヒモも固くならざるを得なくなります。カリフォルニア

では、何年も続いた干ばつの影響で、水道代が以前の倍

になるなどの異常事態になりました。経済的に余裕のある

人たちであれば、ペットボトルの水を買えば良いですし、(価

格が高騰している現状でも問題ないのであれば)家庭用の

給水車でも買えれば良いのですが、(そういうのも手に入り

ます。お金があれば) そうでない人たちは、自治体が実施

する取水制限に頭を悩ませる日々を送りざるを得ません。

水不足の余波として、サンパウロの低所得層の人たちが住

む地域では、女性たちが脱水症状を起こし、尿路感染症が

流行するなどといった健康問題の顕在化が見られています。

 

水不足が、社会の不安定化を招くこともよくあります。インド

では、2016年に干ばつが起こった際、二つの州で共用され

ていた水源の使用権を巡って、両州の州民たちが衝突し、

暴動が発生したこがありました。「カナダ人はおとなしい国

民性だし問題ないよ」と思っている人もいるかもしれません

し、私たちもそう思いたいのですが、私たちが言いたいのは、

「どっかの国で暴動が起きた。カナダは平和だなあ。外国は

怖い。。」というような話ではありません。水の危機は、他の

地域に住む人を敵視するような争いを引き起こす危険性が

あるということです。カナダ人にとって、他の地域に住む人た

ちに敵意を燃やす一大事といえば、アイスホッケーがありま

すが、水不足によって引き起こされる争いに比べれば、アイ

スホッケーチームの勝敗をめぐる地域間の対立なんて、おま

まごとのようなものです。

 

地球各地で、私たちに警鐘を鳴らすできごとが次々起きて

いるにも関わらず、カナダ人たちは未だに「カナダの水は世

界で一番素晴らしい!」と自画自賛し、現状の問題から目を

逸らし続けています。カナダの水の保護政策は他国と比べて

も非常にお粗末であり、世界第二位の水の消費国でありなが

ら、政府は水源がダメになったときの対策の策定が全くできて

いないという現状であるにも関わらず。

 

カナダ政府のみなさん、国としての水政策、そろそろ教えて

くれませんかね?水道から水が出てこないような状態にな

った時に、あたふたしながら対策考えるなんていうのは、絶

対にやめて下さいよ!何かがあってからでは遅いのですか

ら。

 

参考リンク

 

5月にケープタウンで「水が無くなる日」が現実になるかもし

れないという話
 

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/020600151/


サンパウロの2015年の水不足

http://www.nikkeyshimbun.jp/2015/150121-61colonia.html


カリフォルニアで深刻となった水不足

https://www.huffingtonpost.jp/2014/02/04/california-drought-effects-500-years_n_4728010.html

インドで起きた水をめぐる暴動

https://www.sankei.com/world/news/160913/wor1609130047-n1.html


おまけ

 

日本の水の現状:日本は水の豊かな国ではあるものの、他

国同様気候変動による水不足のほか、水資源の多くを他国

から輸入しているといった現状もあり、カナダと同様、安泰と

は言い難い状況のようだ。

 

https://sustainablejapan.jp/2014/07/10/water-and-japan/11050

 

 

 

 


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プロジェクト寄付のご報告(2017年7月~2018年3月末)

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、プロジェクトを指定して寄付ができるプロジェクト寄附を実施しています。2017年7月~2018年3月末までのご寄付の集計ができましたのでご報告いたします。

 

 

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▼教育:517,425円

 →集まったご寄付は、フィリピン・ミンダナオ島先住民族の子どもが学校に通うために使わせていただいています。

 

50万円の目標を上回るご協力ありがとうございました。

 

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▼保健:180,000円

 →児童労働や路上から救出されたインドの子どもたちが、

栄養ある食事をとり、適切な医療を受けられるようにする

ための事業に使います。ご協力ありがとうございました。
 

 

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▼障害者教育:9,950,000円

 →フィリピンの国立盲学校に在籍する約170人の子どもたちが、質の良い教育を受けられるよう、点字プリンターの設置やPCソフトの導入、寮の修繕工事に使わせていただきました。目標金額800万円を上回るたくさんの方々からのご協力、ありがとうございました。

 

完了報告書はこちらからご覧いただけます。

http://www.ftcj.com/international/where/philippines_spd.html

 

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▼収入確保:96,000円

 

 →ケニアの貧困家庭のお母さんたちが現金収入を得られるよう、ヤギを提供し、家畜として育てる技術と知識を深める研修を行いました。

ケニアのお母さんの家族が貧困から抜け出し、

自立できるよう応援してくださりありがとうございました。

 

 

 

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▼農業と食糧:190,197円

 

 →フィリピン・サンバレス州の村の灌漑用水設置事業に使わせていただきます。目標金額60万円には届きませんでしたが、不足している約40万円は助成金などで賄うことができるようになりました。ご協力ありがとうございました。

 

 

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▼水と衛生:472,935円

 →インド・ラジャスタン州の貧困農村地域の学校にトイレや水ポンプの設置するために使われます。目標金額まであと約12万円不足しているので、日本以外の地域から集まった水支援のための資金とあわせて、事業を実施します。ご協力ありがとうございました。

 

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以上、様々なプロジェクトへのご寄付のご協力を本当にありがとうございました。

今後も、プロジェクトごとにご寄付を集めて、ご希望の分野に対して応援いただけるようにいたしますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

 

 


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