【報告】グローバルチャレンジプログラム in Toronto【1】

現在、カナダのトロントでグローバルチャレンジプログラムを実施中!

 

このプログラムは、前半1週間を、カナダのトロントにある語学学校(EF)で英語の勉強をし、

後半1週間は、フリー・ザ・チルドレン(WE)の社会問題×リーダーシップキャンプ(Take Action Camp Ontario)に参加するものとなっています。

 

グローバルチャレンジプログラム詳細ページ

http://www.ftcj.com/get-involved/study-tour/globalchallenge.html

 

<今年のプログラム参加者について>

・人数    :中高生10名

・海外経験 :“初めての海外“が約半数

 

数回に渡って、このプログラムの報告記事をお送りしますので、

ぜひ留学やカナダで開催するTake Action Campに興味のある方、お見逃しなく!!

 

今回は、前半の1週間の振り返りです。

 

EF1日目(7月28日):

EFのスタッフと一緒に滞在先の学生寮からストリートカーに乗り、みんなで学校に向かいました。

ストリートカーの乗り方、降りる駅なども優しく教えてくれ安心しました。

雰囲気の違う他国の乗り物に、みんな興味津々でありながら、今後引率なしで移動することへの不安な気持ちも少し混じっていたようです。

無事学校に到着し、この日はスピーキングのインタビュー(テスト)とオリエンテーション、そして学校の周りを2時間ほど歩いて回るツアーが行われました。カナダでは壁のアートがすごく有名で、これはインスタ映えになると写真を撮るのに必死でした。

授業はなく、まずはトロントになれる時間となりました。

EF2-4日目(7月29日-8月1日):

授業はすべてそれぞれのレベルで分かれており、時間割(登校・下校時間)も異なります。

授業の内容は様々で、文法を勉強するものもあれば、スピーキング・リスニングを行うもの、ゲームを通して英語を学んだり様々な形で英語を学ぶことが出来ました。

授業後にはクラスメイトと買い物やご飯にでかけたり、皆でトロントを観光したり、とても満喫することが出来ました

EF5日目(8月2日):

EF最終日です。授業が全員午前中で授業を終了し、修了書を受け取りました。

別れを惜しんでハグをしている様子も。

短い時間ではありましたが、素敵な出会いがあったようです。

色んな国の人と触れ合い、勉強したことで、沢山の勉強になったと嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。

ナイアガラ観光(8月3日):

朝から観光バスに乗って、ナイアガラ観光に出かけました。

ナイアガラの滝では、滝の近くまで行ける船に乗りました。

自然の凄さに圧倒し、皆さんとても感動し楽しいでいました。

同行者である私も初めてナイアガラの滝を見ましたが、迫力に驚かされ感動しました。

キャンプ初日(8月5日):

キャンプの集合は午後の為、午前中はトロント観光を行いました。

その後、フリー・ザ・チルドレンの本部のオフィスに集合だったので行ってみると、オフィスがとても綺麗でかっこよく、皆が驚いていて、キャンプに早く参加したいと心を躍らせていました。

キャンプが始まってからの様子は、次の投稿でお伝えします!

 

Be the Change!

 


【参加者募集】8/7@世田谷 みんなでわいわい話して、若者の声を届けませんか? ティーンエイジャー集まれ!!

区民版子ども子育て会議・世田谷区主催のイベントのご案内です。

夏休みのアクティビティの一つとして、いかがでしょうか?

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みんなでわいわい話して、若者の声を届けませんか?

ティーンエイジャー集まれ!!

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世田谷区では、子どもがいきいきわくわく育つまちを目指すための計画を作っています。

どうしたらそのようなまちになれるのか。普段なんだか変だな!って思うこと、

こうなったらいいな!ってアイデア、いろいろあるよね。

ぜひ、これからの世田谷区について、ティーンの声をきかせてください。

 

日  時:2019年8月7日(水)11時〜15時

場  所:希望丘青少年交流センター「アップス」(多目的ホール)

(世田谷区船橋6−25−1希望丘複合施設3階多目的ホール)

主 催:区民版子ども子育て会議・世田谷区

対 象:区内在住・在勤・在学の中高大学生世代

参加費:無料  ★昼食・お菓子・飲み物つき 

(大人は14時半ごろからの発表タイムのみ見学可能)

                                                          

NPO法人せたがや子育てネット

お問い合わせ info@setagaya-kosodate.net

 

申し込み 

info@setagaya-kosodate.netあてに お名前、ご所属、ご住所、メールアドレス、携帯等当日連絡先、をお送りください。

 

せたがや子育てネットHPの申し込みフォームからもどうぞ。

http://www.setagaya-kosodate.net


【今日は何の日?】7/30 人身取引世界反対デー/World Day against Trafficking in Persons

今日7月30日は、人身取引世界反対デー。

 

世界では2090万人が人身取引(人身売買)の被害にあっていると推定されています。 だまされて性産業や、過酷な労働に従事させられる人々、 強制結婚をさせられたり、臓器摘出の犠牲となってしまう子どもたちも。

 

今日7/30は人身取引に関する意識を高めようと国連が定めた、人身取引世界反対デーです。

 

人身取引ってなんだろう、世界や日本で起きているのかな?

この問題に対して私に出来ることってなんだろう?

 

あなたも一緒に、国際デーについて考え、

世界で起きている問題に思いをはせてみませんか?

 

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フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、国連で定められている「国際デー」

などを参考に、1枚10分以内で考えられる無料の教材を作成しました。

                                       

↓こちらのリンクからご覧いただけます。↓

http://www.ftcj.com/get-educated/material_internationalday.html  

                                       

ディスカッションのテーマとして、子どもが国際に興味を持つきかっけに、

授業の冒頭での活用など、沢山の場面でご活用ください!

 


ボランティア部の活動をご紹介!(中等教育学校)

東京学芸大学附属国際中等教育学校のボランティア部で、

2019年4月からはじまった、GAKUIKU Project。


「学校へ行く」「学校×教育」の2つの意味を込めて名付けられました。

 

そんなGAKUIKU Projectは、

〜中高生がイチからケニアに学校建設〜ということで、

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの支援地域であるケニアの学校建設を目標に、

ファンドレイジング活動や啓発活動をスタートしました!

 

6月に、街頭募金ウィークを実施し、4回の活動で66,092円を集めることができたそうです。

1回1回が限られた時間の中(15分〜90分)、実施のタイミングなども工夫している様子です。

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、靴、屋外

 

初めて街頭募金活動をされた1年生の生徒さんの感想です。(facebookより)

 

「街頭募金をしているなかで、私達の活動に興味を持ち、立ち止まってくれた人や少しでも見てくれる人達の多く居ました。もちろん、募金活動のなかではお金を集めることが目的のため、募金してほしいという気持ちもありますが、私達の活動を見たのをきっかけに教育が受けられない子供達が居る事について知り、興味を持ってくれる人が増えるのだったらそれもこの募金活動をやる意味がお金は集まらなくてもあるのではないかと思いました。
 これから、お金を集めるという目的だけでなく沢山の人にこの募金が必要な理由となる問題を知ってもらうということも意識して取り組みたいです。」

 

活動の記録は、ボランティア部のfacebookにて、今後も更新されていくようです!

 

ぜひ今回の街頭募金活動の様子、そして今後の活動も楽しみにご覧ください。

 

準備

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2393591737369543

 

街頭募金1日目

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2399129633482420

 

街頭募金2日目

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2406130136115703

 

街頭募金3日目

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2411594348902615

 

街頭募金4日目

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2416410578420992

 

4回の街頭募金活動を振り返ってみて

https://www.facebook.com/tguiss.cs/posts/2445911342137582

 

Be the Change!


ドキュメンタリーで、世界を変える!


様々な情報があふれる現代社会。

今回ご紹介する若者は、ドキュメンタリーという手法で多様な世界の情報を伝えることで、世界を変えようとしています。(清田)

 

https://www.we.org/stories/student-breaks-stereotypes-in-media-through-storytelling-project/

 

 

 

トロントの冬、日は長くありません。昼の時間が短くなるにつれ、気温もさらに下がります。

それにともなり、霜が降りるほどの厳しいこの季節は、多くのカナダ人から元気を奪います。
しかし、この薄暗く雪が降る午後でも、10代の若い社会起業家たちは 「the WE Incubation Hub」 に通うことを止めません。

 

The WE Incubation Hub は、社会問題の解決に熱心に取り組む14歳から19歳までの若者たちの、世界を変えるためのアイディアを、さらに深化させることがきるようにするために、WE(フリー・ザ・チルドレン)のスタッフからアドバイスを受けられるメンターシッププログラムです。
チェンジメーカーたちを、経験のある社会活動家、リーダーファシリテータ、社会起業家やビジネス分野の専門家とつなげる場となり、若者たちが、地域や国際社会をより良くするためのアイディアを練る場となっています。

昨年11月に開催されたセッションでは、児童労働についての絵本作りや、ボランティアをしたい人とボランティアを探している人をマッチングするアプリなどが議題に上がりました。
そのなかに、カシャ・スラヴナーが取り組もうとしているプロジェクトもありました。

 

トロント出身、現在19歳のカシャは、暗い報道ばかり伝えているメディアに風穴を開けるために、the WE Incubation Hub  に参加しました。

明るく前向きなことを発信する活動を通じて、希望を抱きながら日々の暮らしに向き合う人々の姿を伝えたいという想いを持っていました。

カシャはすでにプロジェクトの構想を形にしていたのです。
プロジェクトのため、カシャは母親とともに、半年の期間をかけ、世界中を旅し、人々がどのように人生の困難を乗り越えて来たかインタビューをしました。
旅の収穫は、2万枚の写真と何十時間にも及ぶ映像になりました。

持ち帰った資料をドキュメンタリー作品にしたカシャでしたが、それを学校で使う教材にするために、 the Hub からサポートが必要でした。
カシャの最終目標は、人々の間で対話を生むきっかけになるような作品を創るという明確なものでした。

 

WE School のカリキュラムやキャンペーンが促進するように、カシャも自分のプロジェクトを使い、生徒たちに身近な社会にもっと目を向け、世界を変えることに熱意を持って欲しかったのです。
さて、ここでカシャの物語を遡ってみましょう。
彼女が the WE Incubation Hub   を知る前、旅を通したプロジェクトを始めるよりも前、何がカシャをこんなにも社会活動にやる気にさせたのでしょう?
のちにチェンジメーカーとなる彼女の心に火を付けたのは、母親、マルラ・スラヴナーと WE の共同創設者のクレイグ・キールバーガーでした。

 

 

「私の社会正義の意識は母から受け継いだものです。」と、カシャは言います。

 

母親の隣で、カシャは横に座る素晴らしい女性 (母) が1人で彼女のことを育ててくれたことを話しました。
カシャは、正義や公平性についてのディスカッションが、もはや自宅のBGM代わりになっていたことや、2人で所得不平等への抗議集会や、女性の権利の支持運動に参加したことをよく話していた、と言います。

ある日、この母娘のペアはクレイグ・キールバーガーがスピーチをすることになっていたイベントに参加することになっていました。
そのイベントで、クレイグがどれだけ若者が世界をより良くしようと、WE Movement に取り組んでいるかを話すのを聞くことは、まるで稲妻が空と照らすように、カシャに WE Movement 参加への情熱を与えました。

 

「クレイグの話は私に、興味があることに参加する、という夢を後押ししてくれました。」とカシャは説明します。

 

以前より、カシャは、学校のWEクラブに所属し、飢餓やホームレス問題を調査していました。
熱意に満ちた自身の社会運動が認められ、14歳だったカシャは、母と、そして世界中から選ばれた代表と共に、ジェンダー平等に関する国連の会議に出席しました。

母娘は、戦争の無い世界を希求するNGO「平和を求めるカナダ人女性の会」を代表して会議に出席しました。
そこには、代表として出席したカシャが、希望を見失わずに世界の不条理に抵抗する人々の話を聞いている姿がありました。そして、日々の営みこそが、日頃の生活や世界をより良くするということを学んだのです。
会議で聞いた戦争や苦しみの実情はカシャの中に消えることのない傷跡を残しました。

カシャは、この会議が自身に与えた影響をこいふりかえります。
「私が愛する写真撮影を通じて、世界に彼らのような話を広めたいとを確信しました。」

 

この経験を通し、カシャは自分が何をしたかったかを知りました。クレイグ、カシャは社会変革への情熱を追求するため、休学を決めました。
そして彼女は、クレイグのように世界を旅して、よりよい世界を実現しようとする人たちと出会いう旅に出ることを決意しました。
カシャは自身の旅を 「The Global Sunrise Project」と名付けました。
母親の助けもあり、カシャは1年間をかけ、旅の資金を集めたり、計画を練ったりしながら、16歳の誕生日に出発の日を迎えました。

 

彼女の冒険の最初の目的地は、南アフリカでした。母と共に南アフリカに降り立ったカシャの手には、訪れる必要のある現地のチャリティー団体のリストがありました。
人々の話をたどり、2人は(貧困に苦しむ人たちがダンスやアートを楽しめる施設がある南アフリカの街から、タイにある、家庭内暴力から逃れてきた母娘のためのシェルターなど、様々な場所と赴きました。

タンザニアやモザンビーク、中国でカビに悩まされた思い出もできました。
カナダの地へ戻ったカシャは、海外で行ったインタビューを、彼らが面する困難を伝えるドキュメンタリーとして編集する作業に、すぐさま取りかかりました。

 

世界の様々な地域で行われたインタビューは、「希望」という一つのテーマで繋がっています。
この旅で出会った人々はみんな、希望を持って困難に打ち勝つことの大切さを話しました。

カシャにとって、このドキュメンタリーの筋描きは、「どんな国であろうと、変化は絶対に起こせる。」ということを伝えることでした。
「私は、前向きな目線で物事を見たいんです。この映画の中の物語は、すべて異なるものです。しかし、その全てが力強く不条理に抵抗している点で共通しています。」と、カシャは語ります。

 

映画祭でのドキュメンタリー上映を成功させ、写真展も行ったカシャでしたが、まだ彼女は、旅で得た経験をさらに多くの人々に伝えたかったのです。
特にカシャが目指したのは、クレイグがこれまでに成し遂げたように、さらに多くの若者たちを社会変革運動に導くことでした。

 

 

WE Incubation Hubについて聞いたカシャは、参加を即決しました。その時彼の女は、自身のドキュメンタリーや、写真などを用いて、メディア論を教えるワークショップを高校で行うことを考えていましたが、それを実現させる方法が欠けていました。そんなカシャに、The Hub が助けを差し伸べました。
The Hub との一対一のセッションが始まり、カシャは次の目標実現へと歩み始めました。

この工程では、全ての The Hub 参加者が2人1組のペアに分けられます。
カシャのパートナーはタリサ・ソレスでした。WE のファシリテータを長年務めるベテランです。
そのため、タリサは、カシャがどのようにワークショップを行うべきか、また、どうすれば彼女の資料を生徒が楽しめる教材に仕上げられるか、についてアドバイスをすることができたのです。

 

人前に立つのではなく、人を撮ることが得意なカシャですが、タリサと共に、自身が人前で話す練習なども行いました。
カシャは自身について、「舞台に上がり、人前で話をするのはとても緊張します。恐怖を感じるし、得意なことではありませんが、そのような面で、タリサは私が何をできて、得意なのかをとてもよく理解してくれています。」と話してくれました。

 

そして今、自身のプロジェクトについてだけでなく、スピーチをすることについても自信を得たカシャは、プロジェクトを教材として完成さえるための最終作業へと移りました。
娘と世界を旅するために全てを諦めた母、マルラは、この数年でリーダーとして知識をつけ、”WE” を通し磨かれてゆく娘、カシャを誇りに思います。
マルラは、「私の娘は今、まるでスポンジのように全てを吸収し、新しいアイディア、スキルを彼女の中で育てています。」と、言います。
「そして、それこそがメンターシップなのです。カシャにはたくさんの可能性があり、WE はこれまで、その可能性を引き出してくれました。あの娘の母として、それについてはとても嬉しく思います。」と、母としての思いを語ってくれました。

 

(原文記事執筆: ジェシー・ミンツ 翻訳:翻訳チーム 高山みのり  文責:清田健介)


【出前授業】世田谷区立桜木中学校でオリパラ教育を実施しました


7月13日(土)に世田谷区立桜木中学校で、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、
世界の子ども達がどんな生活をし、どんな問題があるのか、自分にアクションは何なのかを考える授業を担当しました。

 

1コマ目は、全校講和です。
全校生徒210人を、世界の人口に見立て、
視覚的に様々なデータを知るワークショップを実施しました。

 

 

<一緒に人や物を動かして見たデータ>
・人口割合
・ビリオネアの資産割合
・2016年リオオリンピックメダル獲得割合
・食料消費割合
・トイレ/きれいな水の有無
・小学校/中学校/大学の卒業割合

その他、児童労働をしてる子ども達の様子や、子どもの権利について、考えました。

 


2-3コマ目は、学年別でのワークショップです。

 

まず、インスピレーションカードを使ったアクティビティです。

カードに書かれているもの(例:帽子、コップなど)と、

アクションの種類(啓発活動、政策提言、物資調達など)を結び付け、

アクションアイディアを出していく訓練を行います。

 

グループ対抗で、どこが一番多くアイディアを出すことができるか、競い合いました。

 

 

 

アイディアを生み出すことに慣れてきたら、

今度は、自分の得意なこと・好きなことを活かしたアクション作りです。

 

自分自身のアイディアを作り、そのあとグループの仲間たちからもアイディアを貰い、

それぞれが「これだ!」というアクションを決めました。

 

グループ内で、「その社会問題を解決すべき理由とどんなアクションをおこすか」を、

1人1人がスピーチを行い、またそれに対する共感フィードバックも行いました。

 

 

いよいよオリンピックまで1年!

2020年は、世界中から4,000万人(カナダの人口よりも多い!)が来日することが見込まれています。

日本国内でも世界を身近に感じることができる年。

 

引き続き、オリパラ教育のご依頼も受け付けております。

 

より多くの人が、世界を考え・アクションを起こすきっかけとなる1年になりますように。

 


ブレスレッドで輝く未来

ブレスレッドは、人を輝かせることができますが、ブレスレッドによって輝きを放てるのは、ブレスレッドを身に着けている人だけではありません。

今回ご紹介するケニアのマサイの女性は、ブレスレッドをつくることで自らの人生と未来を輝かせています。(清田)

https://www.we.org/stories/me-to-we-artisans-profile-mama-toti/

 

 

幾重にも重なったカラフルなマサイのビーズアクセサリーを身に纏い Lorna Saoei Puleiは小さなジェスチャーを混じえて答えます。
 私たちはケニアのカジアド村の彼女の台所に座って、幼い花嫁から一流の起業家に一変した彼女のストーリーを記録しました。きっかけは彼女の名が付いたME to WE ラフィキブレスレットです。
 
彼女を知っている人は、誰もが彼女のことをママ・トチ(トチの母)と呼びます。

トチとは彼女の長女につけられたニックネームでした。
44歳のママ・トチは飼っている山羊が隣の土地に迷い込んでいないか確認するため窓の外を覗きながら絶えず動いています。 彼女の家の横を通り過ぎる近所の人たちに挨拶を返します。

建築中の家の敷地には木材が積み重ねられ、その上に釘やハンマーの入ったバケツが置いてあります。
4人の子どものシングルマザーであるママ・トチは建築中のこの3ベッドルームの家を自分が稼いだお金で建てました。
 
彼女はこの家が自分のものになると想像していませんでした。そして彼女のこれまでの道のりも予想できませんでした。
8歳の時、ママ・トチは一度も会ったことのない年配の男性と結婚しました。そして10年間、彼女は彼から精神的および身体的虐待を受けました。
 彼女の両親がやっとのことで彼女をカジアド村の家に連れ戻した頃には、彼女は教育も職業経験もない10代の母親となっていました。
 両親は彼女のために家族が住む敷地内に伝統的な泥のマニャータの家を建てましたが、幼い兄弟姉妹がいたので、それ以上の援助はできませんでした。
18歳の時、ママ・トチは家族を養うために仕事を始めました。

 

 

ほとんどのマサイと同様、ママ・トチの両親は家畜の乳と肉に頼る牧畜家でした。

しかし、頻繁に起こる干ばつのせいで牧草地が減ってしまったため、この伝統的な生活は絶えず危険にさらされていました。
 父親が病気で亡くなったとき、ママ・トチは自分の子どもたちだけでなく、母親と兄弟姉妹を養うために家に残りました。何も頼れることがなかった彼女は子どもの頃に学んだスキルに目をつけました。 ビーズワークでした。

 

マサイの女性にとって、ビーズワークを学ぶことは通過的儀礼です。
 若い女の子として、ママ・トチは母親が結婚式や家族のお祝いのためのジュエリーを作るのを手伝いました。

おとなの女性として、彼女の手工芸との再会は厳しいものでした。
 彼女は、彼女のビーズのジュエリーを観光客に売ってもらうために最寄りの街の行商人のところまで毎日2時間通い始めました。
しかし、市場は同様の製品であふれ、ママ・トチは収入以上に運搬にお金を費やしてしまいました。彼女の才能はどんどん伸びていましたが、赤字を解消するために手の込んだビーズ細工品を売らざるを得ませんでした。

 

2009年、フリー・ザチルドレンのME to WE Artisansはこのような女性たちを支援するために設立されました。成功するために適切な市場へのルートを必要とする熟練した女性職人たちへの支援です。

 


女性たちは伝統的なデザインの見事なジュエリーやアクセサリーを北米の観光客が好むよう手作りしました。

そして、ME to WEは1点ごとに代金を支払い、職人たちに持続可能な収入と国際的なマーケットを提供しました。これが基盤となりました。
 多くの女性たちは懐疑的で、部外者との約束をなかなか信用しませんでした。

しかしママ・トチは「私にとっては養う子どもたちがいたのでチャンスでした。」と疑う余地はありませんでした。
 彼女はこの契約を最初に受け入れた女性の一人でした、そして、彼女の勇気は後に続く女性たちを奮い立たせました。

 

ママ・トチは最初からME to WEとの仕事が自分の手工芸品を他の行商人に売り込もうとしているようなものではないことが分かっていました。
 その理由の一つには、町への通勤はがなかったからということもありました。
ママ・トチと仲間たちは、ME to WEのコーディネーターの送迎により家から遠く離れた場所に集まり、おなじみの木の木陰で一緒に仕事をしました。
 「おしゃべりをしたり冗談を言い合ったり、ビーズを付けながら歌ったりしていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。」と彼女は言います。

 

最初に作るようになったのは「ラフィキ」でした。スワヒリ語で「友人」という意味で、カラフルな一本鎖編みのブレスレットのことです。
それは、ME to WE Artisansを通して手工芸品を提供するケニアの女性たちと、彼女たちを支援する北米の女性たちとの間で生まれた世界的なつながりの象徴となりました。

 

ママ・トチは早くから著しい業績をあげていました。
ほとんどの女性たちは1日平均30個のブレスレットを完成させていましたが、彼女は多い時は70個も完成させました。
 彼女は自分のヤギを持つという長年の夢をかなえるために働いていました。
 安定した供給があれば、子どもたちのために牛乳を買う必要はないでしょう。

ヤギから乳を搾れば良いのですから。そしてこのようにお金をそのまま投資に回せます。
 彼女が予想できなかったことは1つだけでした。彼女の職人としてのスキルとスピードによって最初の給料は、1頭ではなく2頭のヤギを買えるほどの額になりました!

 

ママ・トチの成功のニュースは、すぐにカジアド中に広まりました
村びとたちは、彼女の敷地内の増え続けるヤギや近代的な鉄板の屋根の家など、彼女の成功を直接目にするためにやって来ました。

そんな彼女を見て、多くの女性たちが自身の将来に期待を持つようになりました。こうしてME to WE Artisans は発展し始めました。ラフィキブレスレットは主力製品であり続けましたが、新しく、より複雑なデザインに発展しました。
ママ・トチは自分自身で新しいパターンを学び、他の職人たちのトレーナーになりました。

そして他の仲間たちに作り方の秘訣を教えました。

 

ママ・トチは現在、ヤギが大体35頭いるといいます。
 彼女は子どもたちの教育費を支払うために2、3頭売りました。
 「自分が直面した困難を子どもたちに味あわせたくありません。私は彼らが学校で一生懸命学ぶことを望んでいます。」と彼女は言います。

 

 

ママ・トチの長女Leah Matipe(トチ!というニックネーム)は、2017年、WE Charity(フリー・ザ・チルドレン)によって建設されたマサイマラのキサルニ女子学校を卒業しました。
それ以来、彼女はコンピュータ研究のコースの講習を受けており、現在は入学志願した大学からの返事を待っています。
 彼女の母親は、彼女たち兄弟姉妹に、一生懸命働くことの大切さを教えていたと言います。 「私は母が毎日、私たちの学校や食べ物や衣服に必要なお金のために働くのを見たのでしょう。私は1人ですべてをできるとは信じられませんでした。」
ママ・トチは、子どもたちがいたから頑張ることができたと言います。彼女の2番目の息子は現在10年生、3番目の息子は7年生、一番年少の娘は4年生です。

 

ME to WEは彼女の功績を称え、ブレスレットに名前をつけることでママ・トチのような女性の強さを世に知らせることにしました。
 「私の名前をブレスレットに付けると聞いて泣いてしまいました。」と彼女は言います。

 

ママ・トチ ラフィキブレスレットの販売による収益は、WE Charityのパートナーコミュニティ全体の女性の夢のための資金となります。
ブレスレットは作った職人を支えるだけでなく、女性たちのグループに彼女たち自身のヤギの群れを育て、彼女たちが家族のために欲しい未来を作り出すために資金を供給します。
デザインはママ・トチや仲間の職人たちが最初に始めたものよりも複雑ですが、同じ糸で結ばれています。

 

(原文記事執筆 :セディ・コスゲイ  翻訳:翻訳チームメンバー 文責:清田健介)

 


鳥取で出前授業と公開イベントを実施しました

本年も、鳥取城北高等学校の2年生と共に、

WE World Changers連続授業を実施しています。

 

 

鳥取城北高等学校では、昨年より、本共同授業を実施しています。

2018年度版:http://ftcj.jugem.jp/?eid=2003

 

WE World Changersは、

 

「世界の社会問題を知って考えて

アクションの起こし方を学んで・経験して

今活躍するワールドチェンジャーになる!」

 

をゴールに、1年間を通じて行われる、WE Schoolsプログラムです。

 

5月より、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの教材を使用し、

先生方が各クラスで貧困や児童労働を学ぶワークショップを実施しています。

 

7月8日には、団体スタッフが学校を訪問し、

改めて世界の子ども達の生活をお話ししました。

 

また、社会問題のブレインストーミングリレー

メンバーの得意なことを活かしたアクションアイディアを見つけるワークなどを行いました。

 

2学期以降は、生徒さんから上がってきた興味や伸ばしたいスキルに対応しながら、

先生方が進めるワークショップと出前授業を組み合わせ、プログラムを進めていきます。

 

 

7月8日には、

日本財団まちなか拠点 in Torrori にて、

公開イベント「鳥取から世界へ」鳥取まちなか教育会vol.1

の講師として、講演会・ワークショップも実施しました。

 

団体の活動紹介・子ども・若者のアクション紹介を行った上で、

実際にアクションを考えるワークを実施しました。

 

高校生から社会人まで様々な方にご参加いただき、

世代を超えたグループでアイディアの出し合い、互いに刺激を受けあう時間となりました。

 


理系の「ガラスの天井」を崩そうとしている若者たち

まだまだ男性社会といわれる理系の世界。今回ご紹介する若者たちは、そんな現状を変えようとしています。(清田)

 

https://www.we.org/stories/conference-connects-young-women-with-female-mentors-in-stem/

 

 

 

サル・サビーラは数学が大好きです。

彼女が覚えている幼少期の記憶は、父親と座ってパズルのような数学の問題を解いて過ごしたものです。

それから何年も、彼女は数学界で活躍しています。
 
しかしながら、将来有望な多くの女性たちは、科学において大望を抱いていても支援と指導者を取り去られ、それでは何が残されるでしょう? 

トロント大学の1年生である彼女は怒りを通り越した笑みを浮かべ、「男性と同じところに並ぶのは大変なことです」と言います。

要点を説明するために、彼女は何年にもわたって科学と数学の授業を共にしてきた女の子と男の子の数を棒で表したXYグラフを説明します。

このグラフの左から右まで、男の子の棒の方がいつも高く、やがては女の子の数を少なく見せています。「私は外れ値です」と彼女は言います。

女の子の同級生たちは決して数学の世界に歓迎されていなかったと彼女は感じています。
 
サルだけがそこに居続けられましたが、その大部分は、彼女と数学への愛を共有していた医者の父が助けてくれたおかげでした。

12年生になるまでに、ほとんどの女の子たちはSTEM(科学、技術、工学と数学)は男性の領域だという社会のメッセージを習得していました。
 
今、サルは友人のアイシャ・チョハン、スイクリティ・ギミール、Vharshaa Punithechelvanと共にそのメッセージを書き換え、より多くの若い女性が科学への夢を追求出来るよう励ましたいと思っています。そして、

女性技師、医者、テック界のリーダー、宇宙飛行士までもをゲストにした心に響くカンファレンスを組織することによって、それをザブンと飛び込むようにやろうとしています。
 
若い女性らをSTEMの女性指導者と繋げるという彼女らの目標は、4人を 社会起業プログラムの第2期のためにWE(フリー・ザチルドレン) Global Learning Center’s Incubation Hubへと導きました。

2017年秋に始まったそのプログラムは、若い革新者たちが世界を変えるようなアイデアを実現する助けとなるように彼らと取り組み、リーダー研修と指導を提供しています。
 
トロントグループのメンバーたちはYouth Gravityと呼ばれ、リージェンツ・パーク地域のこどもたちのための活動を組織していますが、4人がHubまで辿り着いたのはほとんど偶然でした。「ある日彼女たちがWE GLCにやって来て、ここであるイベントを主催できないかと訪ねたのです。」と、WE Program責任者のカイラ・ムジンは思い出します。「それ以来、我々は彼女たちが毎月若者向けの集会を開催するのを支援してきました。」

そこから、WEは彼女らの構想をさらに発展させるために社会起業プログラムに申し込まないかと勧め、性の障壁を壊すという彼女らの使命を展開させたのです。
 


Incubation Hubに支援と指導を保証されて、サル、アイシャ、スイクリティ、Vharshaaは女性に公平なSTEMという意味のS.H.E.を始め、手引きが必要な女の子たちのために、その分野で成功した女性の名簿を載せたウェブサイトを企画しました。

「自分の興味のある分野を知るのはとても大切なことです」とサルは計画について説明します。「それはあなたの目標が実現可能だ、という風に力づけます。」
 
WEの社会起業プログラムはサルと友人たちに、どうやってビジネスプランを計画しそれを売り込むのか、またどこで投資を探すのかを教えました。

サルたちは予算を策定し、どのように若者と関わるか話し合い、ウェブサイトを考案し、詳細なマーケティング戦略を考え出しました。
 
それから彼女たちの最大の教訓に出会ったのです。
 
「私たちの指導者ジュリア(マクマリン)は、私たちが情報を伝える方法や人々をワクワクさせる方法に関して、私たちに訪ねました」とサルは言います。

「私たちはSNSで発信うるとかそういうことかと思いました。」しかしそうではなく、ジュリアはSTEM界での女性リーダーたちを集めたカンファレンスを開き、指導者を必要とする女の子たちを招待することを提案しました。「すぐさま私たちの脳内で電球が光りました」とアイシャは言います。「もし(女の子たちが)STEMの分野が好きかまだわからなくても、もしほんの少しでも興味があるのなら、そこで活躍する可能性があるのなら、このカンファレンスは彼女たちのためのものです。」
 
サルにとってこの会議とウェブサイトは、女の子たちをSTEMに引き込む機会以上のものです。

それらは個々の不正な境遇を正す機会でもあります。

サルの父親と叔父たちはバングラデシュ出身で、ここ十年でカナダに移住してきましたが、みんな技師か医者です。一方彼女の親戚の中で科学を勉強できた女性は一人もいませんでした。サルの父が彼女の数学への情熱を支持した時、彼は家族的にも文化的にも大きなタブーを犯しました。
 
「私には父の支えがあって幸運だったけれど、私に手本を示してくれて尊敬出来るような女性もいたらよかったのに」とサルは言います。

彼女は今科学と数学の教師になることを夢見ているので、彼女のような若い女の子たちのリーダーとなれるのです。
 
WE Incubation Hubに関して、彼女が受けた研修と指導はこの計画にとっても、この先の計画にとっても計り知れない価値があります。
「私を羽ばたかせてくれました」とサルは言います。

「Hubのおかげで私は何でも成し遂げられるという気持ちを抱きました。」

 

(原文記事執筆: ジェシー・ミンツ 翻訳:翻訳チーム 中根葵  文責:清田健介)


9/5 講演会@兵庫「児童労働と日本にいる私たち」

 

来る9/5、西宮市立西宮高等学校 市民講座
松柏講座 「現代を生きる」の中で、代表の中島が講演会をさせていただくことになりました。

 

 

講演テーマは

「児童労働と日本にいる私たち」
1995年にカナダで12歳の少年によって児童労働撲滅のために設立されたNGO「フリー・ザ・チルドレン」。

「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自身が変化を起こす担い手である」というその理念に共感し、

日本事務局である「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」を設立した講師が、20年にわたる、世界の子どもたちを

貧困や差別から解放するための取り組みや、社会問題を解決するために自ら行動する子どもたちを育ててきた

取り組みなどを伝えます。

 

一般の方もご参加いただける講演会で、参加費無料です、ご友人やご家族とぜひご参加くださいませ。

 


 

西宮市立西宮高等学校 市民講座
松柏講座 「現代を生きる」

日時:令和元年9月5日(木)14:20-       
会場:西宮市立西宮高等学校 小講堂

参加費:無料

 

 

講師:認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表 中島早苗 

 

講師プロフィール

学生時代に環境保護団体に所属し活動を始めたことから社会問題に取組むようになる。アパレル会社勤務を経て1997年に渡米しNGOでインターン中にFree The Childrenを知り理念に共感し、日本の子どもに紹介しようと帰国後の1999年にフリー・ザ・チルドレン・ジャパンを設立。以後、活動に従事。訳書に「キッズパワーが世界を変える」、著書にフィリピンの少女ピア」、「チャレンジ!キッズスピーチ」(共に大月書店刊)。

2007年国際ソロプチミストより「青少年指導者育成賞」受賞。


 


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